【ゆっくり実況】スーパーハングオンで世界王者になるまでとは、あかいによるゆっくり実況プレイ動画シリーズの一つである。
ゆっくり実況プレイ動画としては初投稿のシリーズであり、2011/5/17にpart1が投稿され2011/6/6に完結した。
概要
注意:以降の記述は物語・登場人物など動画内容に関するネタバレを大きく含みます。閲覧の際にはご注意ください。
メガドライブのスーパーハングオンのオリジナルモードをプレイしている。
次々に現れるライバルと戦って、獲得した賞金を使いバイクをチューンしながら進めていくモードで、ライバルとの戦いは5レース先勝で次のライバルに進むというシステムである。
自身のゆっくり実況プレイ動画としては初投稿であるが、後のシリーズでの代名詞とも言うべきストーリーの捏造や手描きイラストはこの時から既に見られる。
なお、クラッシュした際にプギャース、ざまぁ等ゆっくりによる罵声が聞こえるが、これは敵車が走り去る際の音を表現しているものと思われる。
あらすじ
田舎の珍走団上がりの主人公はバイクレース世界一を目指し、バイクレース界に身を投じていく。しかしそれにはもう一つの目的があった。両親の死亡事故現場から走り去り、その事故に深く関わっていると思われる黒づくめのライダーを探すという目的が・・・
メカニックやスポンサーら仲間との絆、ライバルとの死闘、そして挫折と失意。
果たして主人公は世界一の栄冠を掴むことができるのか、そして両親殺しの犯人をつきとめる事が出来るのか。
青春サクセスバイクレースストーリー。
登場人物
主人公の関係者
- 主人公
- とある片田舎の珍走団上がりの青年。かつては仲間のケン・フジタらと珍走行為に明け暮れていたが、両親の事故死が彼を変える。
16歳の夏の夜、いつもの様に仲間とバイクを走らせていた彼は偶然、両親の事故現場に居合わせる。そして事故現場から走り去る全身黒づくめのライダーを目撃した。
両親の死は事故などではなく、黒づくめのライダーに殺されたものと確信した彼は、あらゆる情報を集めた末、バイクレーサーの中にそれらしい人物を見つけ出す。バイクレーサーとして力をつけることで犯人を見つけ出す事を誓った彼は、珍走団から足を洗い、バイクレースで世界を目指すのだった。
調子に乗りやすい性格で相手を舐めてかかったり、メカニックの助言を無視したりすることがあり、その結果度々ひどい目に合っている。
その顕著な例として、ストーリー中盤に差し掛かった辺りで、全戦全勝で勝ち進んできたその余裕からか、新しいパーツの購入を縛るという試みをするが、何も無い路上で突然大空を舞ったり(原因はブレーキとエンジンの故障)とリタイアを繰り返し、マリア・フリードに敗北寸前まで追い詰められたことが挙げられる。さすがに無茶だと悟ったのか、マリア戦後に直ちに縛りは解除された。また、この一件でメカニックの助言は聞くようになった。
また非常に惚れっぽい性格で、可愛い子には目が無いが、フラれることが多い。本人曰く、ブサメンらしい。 - ケン・フジタ
- 初代メカニック。主人公の幼馴染でかつての珍走仲間の一人。通称ケンちゃん。バイク屋の息子で、主人公の最初のマシンも彼が中古で売った物である。
ノブヒコ・ハセガワ戦途中までメカニックを務め、主人公とは蜜月の仲であったが、彼との薄い本を作られることへの危機感、及びミキ・モリタとの恋路を選んだ主人公によって解雇された。解雇の際、大分食い下がったが哀れにも主人公に肘鉄を食らうことになった。
以前、主人公に「フレームとエンジンどちらを換えればよいか?」と相談された際、「フレームを換えろ」と答えるが、主人公に「分かったエンジン換えるわ」と言われたりしており、全幅の信頼を得ていたわけでは無い様ではある。もしくは、これも二人の信頼の形なのか・・・
解雇された後は実家のバイク屋を継いでいて、時々主人公とも連絡を取っている模様(一度無視されたが)。 最終回ではオンダらと共に主人公のピンチに駆けつけた。アンジェラに失恋し、落ち込む主人公に最後に声を掛けたのは彼である。口癖は「バリバリダゼ!」 - ミキ・モリタ
- 二代目メカニック。東京のバイクチームに所属しており、主人公をスカウトした。
主人公は自分をスカウトした彼女が自分に好意を持っていると思い、浮かれていたが、彼女は彼氏持ちであり、当初から純粋にバイクレーサーとして主人公をスカウトしただけであった。
元気で明るい性格で、主人公を夢中にさせた。メカニックとしての腕は確かなようで、前任のケン・フジタが換装を薦めたパーツも彼女が見るとまだまだ換装の必要がなかったり、彼女の助言を無視した主人公がマシントラブルでリタイアしたりした。マリア・フリード戦後に主人公からの告白を受けるが、前述の通り彼女は彼を仕事上のパートナーとしか見ておらず、先輩メカニックであり彼氏でもあるコウタロウ・ナガイを後任のメカニックとして主人公に紹介する。その後はナガイと共に主人公がこのチームを離れるまでバックアップに努めた。
ちなみに主人公が彼女にフラれた夜、彼の夢の中に現れ蔑んだ眼で彼を見つめ、暗闇の中に消えていったという。その際の台詞は「話しかけないでもらえますか」である。
最終回で主人公のもとに駆けつけたオンダ軍団の一人。 - コウタロウ・ナガイ
- 三代目メカニック。ミキ・モリタの高校、大学の先輩であり、チームでも先輩メカニックでもある。ミキの恋人。
マリア・フリードに勝利し、いよいよミキに告白しようと浮かれていた主人公を地獄に叩き落した人物であり、同時に彼を立ち直らせた人物でもある。ハンス・ミューラーとの第一レースで無残にもリタイアした主人公は彼にターボエンジンへの換装を薦められ、その驚異的な速さにさらなるバイクレースの奥深さに気づく。そして気持ちを切り替え、世界の高みを目指すことを改めて決意することになった。このターボエンジンを手に入れた後、主人公はほぼ無敵の強さで勝ち進んで行く事になるのだった。
口癖は「~ニツイテハ ホショウシナイ!」「~ハ リロンテキゲンカイダヨ!」などで、主人公からは嫌味な奴だと言われる。当初は、主人公から逆恨みにも似た敵意を向けられるが、徐々に信頼を得ていき主人公がチームを去る際にはミキのことを託される。アメリカに旅立った主人公に同行し、マシンの最終調整に携わり、最後までサポートに尽力した。主人公からは「ナガイの野郎」「ナガイのコウちゃん」「ナガイくん」などと呼ばれた。
最終回で主人公のもとに駆けつけたオンダ軍団の一人。 - タケシ・オンダ
- 四代目メカニック。ナガイの師匠であり数々のレーサーを優勝に導いた名メカニックであるらしい。いかにも職人気質な風貌をしていて、常に口元を手で押さえている。通称オンダさん。
非常に寡黙な人物で、ピットでのコメントも「チョットナ・・」「スコシナ・・」「・・・・・・」などしかなく、そのあまりの口数の少なさに主人公も最初は面食らっていた。しかし、次第にその行間を読むことを覚えた主人公は彼に全幅の信頼を置くようになる。アンジェラ戦の途中で突如、「旅に出る。チョットナ・・」という言葉を残し、失踪してしまう。その目的はシゲオ・トドロキの悪事を暴くことであり、最終回にてピンチに陥った主人公を助ける為かつての仲間やライバルと共に駆けつけるという熱い展開を演出した。 - マイク・サニー
- 五代目メカニック。オンダが失踪した為、アンジェラによって主人公に紹介された。
口癖は「キャリフォニアノヨウニ サイコウ!」 - ナスターシャ・ミルスキー
- 六代目メカニック。マイク・サニーの計らいで主人公のメカニックになった。ショートカットでちょっと気の強そうな美人。主人公にナース服を着るように依頼されるが、丁重にお断りした。
- シゲオ・トドロキ
- 最後のメカニック。メカニックの神様と呼ばれる男。主人公とアーサー・シモンズとの戦いにふらりと立ち寄り、メカニックを引き受けた。
その正体は主人公の両親が死亡した事故を引き起こした黒幕であり、全ての元凶。マシン整備の際にブレーキに細工をするなど主人公の妨害をした。現在のバイクレースをプロデュースする大物であり、八百長を仕組むことでアーサーを世界一のレーサーたらしめている。
主人公の父親のレーサー時代のライバルであり親友であったが、主人公の父親に敗れ、ある女性(主人公の母親)を奪われたことで彼を恨んでいた。彼への復讐の為大きな力を得ようと考えたトドロキは、バイクレースをプロデュースすることでレース界を自分の物にしようとした。八百長もその方法の一つであったが、そのことを主人公の父親に知られてしまい、口封じの為に主人公の両親の乗る車のブレーキに細工をし、事故に見せかけて殺害した。レース中、主人公陣営のメカニックを拘束し退路のない状態に追い込み、さらにアンジェラを人質に取ることで主人公を追い詰めるも、トドロキの悪事を暴き仲間と共に駆けつけたオンダらによって、その企みは阻止されてしまった。主人公に敗れた後は改心した様子を見せ、警察に連行されていった。ちなみに敵となってもマシンの整備はしてくれるという律儀な一面も見せた。 - 主人公の父親
- 主人公の父親で小さな町工場で自動車部品を作る仕事をしていた。
毎晩、珍走行為に明け暮れていた主人公とは良く喧嘩をしていたようで、その際に口癖のように言っていた説教は、後に彼の人生に大きな影響を与えることとなる。かつてはバイクレーサーとして活躍しており、シゲオ・トドロキとはライバルであり親友でもあった。トドロキの八百長の事実を知ってしまった為に、事態の発覚を恐れたトドロキによって車のブレーキに細工をされ、事故に見せかけて殺されてしまった。 - 主人公の母親
- 主人公の母親。夫と共に町工場で働いていた。夫と共にシゲオ・トドロキによって殺された。
ライバル
- クミ・アイサワ
- 最初の挑戦者で、近所のバイク仲間のアマチュアレーサー。主人公に対して「オネエサンハ トッテモハヤイワヨ!」と自信満々の台詞を言い放つが、ロクな抵抗も出来ないまま主人公にコテンパンにされてしまう。主人公がクミさんルート攻略と言っている様に、レース後は主人公といちゃいちゃしたり、次戦のピットクルーとして働くなどそれなりにいい感じの仲になっていたようだが、主人公がさらなるバイクレースの高みを目指すことと、新たなメカニックのミキ・モリタの登場によって、その後の出番は失われている。
最終回で主人公のもとに駆けつけたオンダ軍団の一人。 - タカヒロ・ワカノ
- 第二の挑戦者。プロのライセンスを持っているレーサー。強面の厳ついお兄さんで、主人公には「プロのレーサー崩れで落ち目になってアマチュア相手に小銭を巻き上げている」と言われたり、後のマリア・フリード戦でマシンが不調になった理由を「ワカノに爆弾を仕掛けられた」と言われたりとあまり扱いは良くない。クミ・アイサワ同様、主人公に惨敗する。主人公からは「ワカタカ」、「カワノ」、「チンピラワカノ」などと呼ばれている。
最終回で主人公のもとに駆けつけたオンダ軍団の一人。 - ノブヒコ・ハセガワ
- 第三の挑戦者。現役のプロレーサーで、ワカノと主人公の戦いを偶々見て、挑戦してきた模様。口数の少ない、謙虚なイケメン。周回後のラップで主人公から初めてリードを奪った人物で、プロとの差を痛感した主人公に就職を決意させ、さらには「目の前の霧が晴れた」などとまで言わしめ、危うく実況を終わらせかけるが、次の周回で主人公にさらっと抜かれてしまい、見事に掌返しを食らってしまう。その後は調子に乗った主人公に似非プロ野郎と言われ、特に良い所もなく敗れる。主人公からは「ハセガワノブちゃん」、「ハセガワノブロウ」、「ハセガワノブノブ」などと呼ばれている。
最終回で主人公のもとに駆けつけたオンダ軍団の一人。 - マリア・フリード
- 第四の挑戦者。東京のバイクチームに移った主人公に挑戦するために来日した褐色の女性レーサー。世界ランカーである。 新パーツの購入を縛ったり、メカニックの助言を聞かなかったりとほぼ全面的に主人公に原因があるとはいえ、彼にリタイアを繰り返させ、彼に初めて敗北を意識させた人物である。なお、この勝負においての彼女の勝利はほとんどが主人公の自爆によるリタイアだが一度だけ完走後のタイムでも勝利している。主人公と激戦を繰り広げ、あと一歩というところまで追い詰めるが、最終的に改心した主人公に僅差で敗れた。
最終回で主人公のもとに駆けつけたオンダ軍団の一人。 - ハンス・ミューラー
- 第五の挑戦者。いぶし銀のベテランレーサーで世界的にも有名。鈴鹿サーキットにて主人公と戦った。 ミキにフラれたショックで心ここに在らずな主人公を、老獪なテクニックで自爆に追い込んだ。しかしターボエンジンを手に入れ、バイクレースの奥深さを知ったことで目を覚ました主人公の逆襲を受けることになった。それでもベテランレーサーらしく追いすがるが、結局その後は一勝も出来ないまま敗れる。主人公が探している黒づくめのライダーのことを知っているらしく、レース後、彼にその情報を与えた。
- アンジェラ
- 第六の挑戦者。笑顔の可愛らしい金髪の女性ライダーで、カリフォルニア州モントレーのラグナ・セカ サーキットにて主人公と戦った。鈴鹿での主人公とハンスのレースを見に来ており、レース後、次の挑戦者として姿を現す。MotoGP優勝経験もあるレーサーである。主人公が探し求めていた黒ずくめのライダーとは彼女のことであり、レース前には「余計なことに首を突っ込まない方が良い」と呟くなど当初は謎の多い人物であった。しかし、その発言の真意は主人公をバイクレース界に渦巻く闇に巻き込ませないようにすることであり、両親の事故現場に居合わせたのもシゲオ・トドロキに狙われた主人公の両親を助ける為であった。レース後、トドロキらに拉致されてしまうがトドロキを倒した主人公によって救出された。その謎めいた魅力に主人公は次第に彼女に惹かれていくが、彼女は次の挑戦者であるアーサー・シモンズの妻であり、またもや主人公はフラれてしまうのだった。
- アーサー・シモンズ
- 最終挑戦者。現在、世界最高のレーサーでアンジェラの夫。通称キングアーサー。ル・マンにて主人公と戦った。
世界最高のレーサーではあるが、シゲオ・トドロキによる八百長に関わっている。正確には妻であるアンジェラや周囲に危害が加わることを恐れ、トドロキに従わざるをえない状況になっている。ラップタイムが1分13秒である為、主人公からは「1分13秒(の男)」と呼ばれたが、一度「1分30秒」と呼ばれた。 - 敵車
- 主人公最大の敵と言っても過言ではない。主人公をクラッシュさせることに命を懸けており、ライセンス剥奪もかくやというような危険走行で、幾度となく主人公に地獄を見せた。何人もいる様に見えるが実は少人数を公園の噴水のように循環ポンプ式でループさせているらしい。特に緑色の敵車が悪質のようである。
関連動画
関連項目
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