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アルター社とは、ゲーム「Saints Row」シリーズをはじめとする、Volition Inc.のゲームに登場する企業である。
アルター、アルター社、アルターコーポレーションなどの表記があるが、ゲーム中ではだいたいアルターで通じる。
概要
ゲームの舞台となる街「スティルウォーター」にて登場していたアパレル系の企業。ちなみにシンボルマークは太陽っぽいが実は採掘機のブレード。
Saints Rowの頃は存在はあったもののゲームには大きく影響しなかった(スポーツチームの本拠地であるアルタードームなど)。しかし1のED以降になるとCEOであるデイン・ヴォーゲルの主導によって都市の再開発を手掛けたことで急速に存在感を増していき、主人公が事故から覚醒した「Saints Row 2」の頃においては、ありとあらゆる製品やサービスを提供しており、スティルウォーター市民の生活になくてはならないほどの巨大企業となっていた。
かつてサード・ストリート・セインツ [1]が本拠としていた教会のあるセインツロウ地区は大規模な再開発によってオフィス街へと変わり、アルターは同地区にフィリップスビルを建設し本社としている。
また、様々な事業を扱っていることでスティルウォーターに巨大な影響力を持つようになり、スティルウォーター市警などの法執行機関に対してすら顔が利くようになっている。また、自前で特殊部隊を持つなど軍事・セキュリティ関連も強い。
……など色々書いてあるが、よりによって、復活して新生セインツのリーダーとなったボス(主人公)にケンカを売ったのが運の尽き。
スティルウォーターで覇権をめぐり争っているギャングやマフィアなどに近づき同士討ちを煽っていたがセインツが頂点に立ったことで争いが終る。そのため今度は残ったセインツを打倒するために特殊部隊を投入したが、セインツ主要メンバーらによってことごとく返り討ちに合う。セインツを片付けるどころか、秘密研究施設を破壊され、アルターの役員が一掃され、最後はデイン自身も本社ビルで殺されるという末路となった。
拡張セットとなるDLC「Corporate Warfare」においては、デインの死後に新たにエリック・グリフォンという人物がCEOに就任し、自身を狙うものの排除をボスに依頼している。 [2]
Saints Row: The Third
続編となる「Saints Row: The Third」(Saints Row 3)では、セインツと統合し、「セインツ・アルター・メディア・グループ」を組織。アルターが手掛けた事業を引き継ぎ、さらにアパレル(プラネット・セインツ)やエナジードリンク(聖人流)などセインツのカラーやスタイルをモチーフとした商品を展開し、セインツのイメージを浸透させる戦略をとっている。
ただ、3の時点でセインツの最古参であるジョニーは「セインツはいつから健康ドリンクの名前になったんだ?」と、あまり納得いかない様子。
Saints Row IV
4ではボスがとうとうアメリカ大統領となってしまったためか、アルターに関する事柄はほとんどない。宇宙人(ゼン帝国)が侵攻してきたため企業どころか地球レベルの問題になっていた。というか、ストーリーの途中で、ゼン帝国から発射されたビーム砲によって地球が粉々にブッ壊されてしまったため、そもそもアルターという企業それ自体が消滅している。
アシャ・オデカーのシミュレーションにはアルターの特殊部隊「マサコ」 (MASAKO)が登場する。
Saints Row: Gat Out of The Hell
……と、アルターの伝説はここまでだと思っていたら、やつは違った。
Saints Row IV (Saints Row 4)のスタンドアローンDLCとなる「Gat Out of The Hell」において、2のラストでボスに処刑されたCEOのデイン・ヴォーゲルが再登場。なんと地獄の都市ニュー・ハデスにアルター地獄支社を作っていた。
魔王に誘拐されたボスを助けにやってきたジョニー・ギャットおよびキンジー・ケーシントンと同盟を結び、地獄を混乱に陥れるための手引を行う。その理由は「セインツが失敗した場合でも、破壊されたインフラなどの修復・再建事業をアルターが手がけられるし、もし魔王の打倒に成功すれば、固定資産税が軽減できるから」とのこと。
事業内容
余談・その他
- アルターが最初に現れたのは、Volition Inc.のシューティングゲーム「Red Faction」。この世界でのアルターは鉱山系の企業である(シンボルマークが採掘機のブレードなのはおそらくそのため)。
- アルターそれ自体は複数の部門があり、スティルウォーターに進出しているのはその一部門にすぎない。
- なお3の舞台であるスティールポートで発生したゾンビ事件のあの巨大な容器も、実はアルター社製(Ultor Chemical Disposal Services)。
- キャラ商品では主にジョニー・ギャットの顔を模したマスクや自動車などが出回っている。スティールポートにジョニーが溢れているのは、ジョニーが自分の肖像権をアルター社に売ってしまったため。
- 3後半に出てくる特殊部隊STAGで使われていたスーパーコンピューターもアルター社製のもの。ちなみにSTAGからデッカーが奪ったものの、今度はそれをセインツが強奪している。
関連動画
プレイ動画
関連商品
関連リンク
関連項目
脚注
- *主人公の所属していたギャング。チームカラーは「紫」
- *ちなみにアルターCEOを狙っていたのは前作のキャラクターであるデックス(デクスター・ジャクソン)。かつてセインツのブレーンでもあったが、現在は、アルターのセキュリティ部門トップになっている。
- *セインツ・フロウ(聖人流)は広報担当となったピアースのお気に入り。のちに依存するぐらい気にするようになっている。
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