ラネール地方とは、ゲーム『ゼルダの伝説』シリーズに登場する地方である。
当記事では『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』及びその続編『ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム』におけるラネール地方について記述する。
シリーズ全般を通してのラネール地方については記事ラネール地方を参照。
概要
ハイラル東部に位置する地方。
北東でアッカレ地方、北西でオルディン地方、西で中央ハイラル、南でハテール地方と接する。
「ラネール」という地名の初出は『トワイライトプリンセス』であり、『時のオカリナ』で初登場した知恵の女神ネールに由来すると思われる。
今作に登場するラネール地方は『トワイライトプリンセス』と同じ水の国であり、ハイラル平原に水を供給している。上流には水の民ゾーラ族が住んでいる。
主な地名・名所
※:『BotW』のみで存在
*:『TotK』のみで存在
ラネール山
ラネール地方南東部にある高山。ネールの化身ネルドラの住処である。17歳未満の子供を「知恵無きもの」として入山を禁じている。
ゲーム開始時点では山頂にガノンの怨念に取り憑かれたネルドラが鎮座している。
- ラネール参道
- 西ハテールにあるカカリコ村とラネール山登山口を繋ぐ参道。ネルドラの通り道でもある。
- かつては山間の湖の上に白い石造りの道と広場が整備されていたが、現在では大厄災の影響で大きく崩落してしまっている。
- 清めの池
- ラネール参道東口からラネール山側に少し歩いた位置にある池。かつてラネール山への参詣者がここで身を清めたと言われている。
- 知恵の泉
- ラネール山山頂付近にある泉。女神像が建っており、かつてハイラル王国の姫巫女がここで女神に祈りを捧げていたと伝わる。
- ラネール山 鳥望台*
- ラネール山山頂に建てられた鳥望台で、景観を思いきり破壊している。観測施設を高所に建てる意味自体は分かるが宗教的にも問題はなかったのだろうか。ラネール山とハテノ村周辺の地図が手に入る。
ラネール湿原
- ルテラー川
- ラネール地方を流れる川。東の貯水湖を源流とし、ラネール湿原を通ってハイラル平原でハイリア川とヒメガミ川に分流する。
- 名前の由来は『トワイライトプリンセス』に登場するゾーラ族の女王ルテラ。
- ラネールの塔※
- ラネール湿原の北東にあるシーカータワー。変わったギミックは無いが周囲に魔物が多い。
- ラネール地方全体の地図を手に入れることができる。
- コポンガ村跡
- コポンガ島をはじめとするラネール湿原の島々にかけて広がる村跡で、大厄災によって滅んだ集落の一つ。
- 現在では一部が水没している。
- 名前の由来は『夢をみる島』に登場するコポンガ沼。
- 湿原の馬宿
- ラネール湿原の西にある馬宿。濃いキャラの男性しかいない。
- 花の中州
- ハイリア川と、西ハテールに位置するナビ湖の合流地点に位置する島。
- 『BotW』ではハイラル3大正攻法でクリアされない祠の一つヒロ・ヒラの祠『流れに乗せて』が建っているが、周囲は住民のオコバの花畑となっており、花畑を荒らしているとオコバに判断されると最初から入り直しになり、3回続けてミスするとオコバに襲われて瀕死になる。
- その後立派な花壇が造成されたようだが『TotK』のオープニングで発生した天変地異により破壊されてしまっており、オコバが周囲の人間を巻き込んで復旧作業に勤しんでいる。
ラネール大水源
『BotW』のゲーム開始時点では神獣ヴァ・ルッタの暴走により雨が降り続けており、初期のがんばりゲージではまともに崖登りをすることができないが、ゲーム中では神獣討伐のために戦えるハイリア人を探すゾーラ族により序盤に訪れることを強く勧められる。
『TotK』では空から汚泥が降り注ぐ異変に見舞われており調査に訪れることになる。
あちこちにゾーラ族の歴史を記した石碑が合計10基建てられている。
- ゾーラ川
- ルテラー川の北を流れる支流。ルト湖を源流としている。
- 流域は険しい山岳地形となっており、初期に来た場合は道なりに進むことしかできないが、道中にはリザルフォスや雷属性の敵が多く、危険地帯となっている。
- 『TotK』のゲーム開始時点では汚泥により水が濁っている。
- ゾーラの里
- ルト湖に浮かぶゾーラ族の集落で、巨大な魚の像を中心に建っており、里中に水が引かれている。
- ゾーラ族の優れた建築技術と芸術センスにより里そのものが巨大な彫刻作品のようになっている。
- ゾーラの英傑ミファーの像が建つ広場、よろず屋・彫刻工房・宿屋からなる商店街、住民の休憩のためのプールがある大広間、王の鎮座する玉座の間からなり、他の民族の集落にあるような個別の住居は存在しない。ゾーラ族の生活様式が見て取れる建築である。
- 清流の御所*
- ゾーラの里周辺の某所にある王族のための避難壕。ゾーラ王ドレファンがとある理由から一時身を隠すために使用した。
- 東の貯水湖
- 治水のため、1万年前にハイラル王国とゾーラ族の協力でルテラーダムと併せて整備された貯水湖。ダム建設後王国とゾーラ族の友好的な関係が続いているという。
- 『BotW』では神獣ヴァ・ルッタが鎮座しており、ルッタとの戦闘の場となる。
- 『TotK』では古代ゾーラの祭殿への入り口が存在する。
- 雷獣山
- 東の貯水湖の北に聳える山。山頂付近に住む魔獣ライネルからその名が付けられた。
- 山頂にある岬はゾーラ族の若者に人気の飛び込みスポットであり、試しの岬と呼ばれている。
- 『TotK』では100年前の大厄災で命を落としたゾーラ族の王女である英傑ミファーを偲び讃えるための施設ミファー公園として整備されている。
- ド・ボン山脈
- ゾーラ川とルテラー川に挟まれた位置に聳える山脈。
- 東端の一際高い台地の上には湖があり、解放されたルッタはこの湖からハイラル城の厄災ガノンに向けて照準を合わせることとなる。
- 名前の由来は『時のオカリナ』に登場するゾーラ王キングゾーラ・ド・ボン16世からだと思われる。
- ゾラ台地 鳥望台*
- ゾーラの里の西のゾラ台地に建てられた鳥望台で、ラネール大水源及びアッカレ高原南部の地図が手に入る。
- ゲーム開始時点では入り口がヘドロで塞がれており、水で洗い流す必要がある。
- 魚鱗舞う島*
- 大水源の某所にある「空魚の地」。空へと向かう手がかりが存在するという。
- 水の神殿 ハイラルの大水源*
- 大水源の天空に浮かぶ神話時代の遺跡で、ゾーラ族とゾナウ族の意匠が混ざったような見た目をしている。重力が小さく地上よりも高くゆっくりとジャンプすることができる。
- 頂上部分は水にまつわるギミックが多数用意されたダンジョンとなっている。今なお下界に水を供給し続けているが神殿のボスである魔物オクタコスにより汚染されている。
- トロイワ高原
- ラネール大水源の南東、ラネール海とラネール湾に挟まれる形で位置するロードラム半島の付け根にある高地。『TotK』では古代ゾナウ族の秘宝である秘石を描いた地上絵がある。
関連動画
関連項目
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