三条西（さんじょうにし）とは、北海道などでよく見られる住居表示の一部。南3条西1丁目など。
また、日本の苗字である。公家の苗字として知られ、藤原北家閑院流三条家の分家、正親町三条家の分家に三条西家があった。南北朝時代、正親町三条実継の次男、公時が分家したのが始まり。公時の邸宅が京都三条北の西朱雀にあったことから三条西を称した。代々歌道に優れた人物を輩出し、実隆、公条、実枝の3代は特に歌道、和学の権威として活躍した。幕末の季知は七卿落ちの一人。維新後は伯爵となる。
また、実隆は香道（香木を炊き、香りを楽しむ芸道）の流派の一つ「御家流」を創始したことで知られ、現在も三条西家は香道家の家柄として活躍している。
曖昧さ回避
人名
実在の人物
- 三条西公時（三条西家初代当主）
- 三条西実隆（三条西家4代当主）
- 三条西公条（三条西家5代当主）
- 三条西実枝（三条西家6代当主）
- 三条西実条（三条西家8代当主）
- 三条西季知（三条西家16代当主）
- 三条西実謙（三条西家20代当主 号は尭雲）
- 三条西公彦（三条西家21代当主 現当主 号は尭水）
関連項目
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