古いF1マシンを大切に末永く使いましょう計画とは、F1世界選手権に出場しているチーム(コンストラクター)が、金銭的な理由などで新しいマシンを使えず、前年のマシンを改造して経費を削減しようとする戦略である。
なおこの言葉は、ニコニコ動画関連でしか使われない用語であり、世間一般に広まっている物ではないので、注意が必要である。
概要
1980年代中盤までのF1では、マシンの設計技術自体がそれほど進歩しておらず、2年以上使われることはよくあった。
特にマクラーレンでは、1973年設計のM23で、1974年と1976年に、1984年設計のMP4/2で1984~1986年にかけてチャンピオンを獲得し、フェラーリも1975年設計の312Tおよびその派生マシンで、1975年、1977年、1979年にチャンピオンを獲得している。
しかし、コンピューターを使った設計(CAD、CFD)が一般的になると、空力を中心にした設計技術が飛躍的に進歩し、2年以上使って性能を維持することは困難になった。
そのため1990年代からは、資金の不足したチームがどうにかして経費を削減して参戦する目的で、モノコックはそのままに、レギュレーションに合わせて周辺パーツのみを新しく作る手法を採るようになる。
効果
1990年代以降においては、基本的には間に合わせに過ぎず、前年よりも戦力が低下することが多い。
しかし、元々のマシンバランスが悪く、エンジンの変更などによってバランスが好転し、成績の低下が少ない場合がある(ロータス102B、ティレル020B)。
また、極限までの空力面の改良、潜在していた欠陥の修正などによって、3年以上経過しているにもかかわらず、そこそこの戦力を出せる場合もある(スーパーアグリSA06B)。
主な例
※3年以上使用または経過している事例を列挙
1970年代
1980年代
1990年代
2000年代以降
関連動画
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関連項目
- 古い車両を大切に末永く使いましょう計画
- 私を甘く見ない方がいい
- 魔改造
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