羅とは、薄地の絹織物である。また以下のことを表す。
- ラテンのこと。羅甸と当てることから
人名
中国語圏の姓である。
- 羅隠(833年 - 909年) - 唐から後梁にかけての文人
- 羅貫中(? - ?) - 元末明初の小説家
- 羅憲(? - 270年) - 中国三国時代から西晋にかけての武将
- 羅振玉(1865年 - 1940年) - 清の金石学者
- 羅夢鴻(1442年 - 1527年) - 中国の明代の宗教家。羅教の開祖
漢字として
- 意味
- 鳥網、網にかける、連ねる、うすもの、ふるいにかける、綾絹、招致する、(罹と通じて)かかる、(邏と通じて)巡る。またサンスクリットの音訳に用いられる。
- 〔説文解字・巻七〕に「絲を以って鳥を罟(あみ)するなり。网に從ひ維に從ふ。古は芒氏初めて羅を作る」とある。
- 字形
- 网+維の会意。甲骨文では网+隹で、鳥を網で捕まえるという字。
- 音訓
- 音読みはラ(漢音、呉音)、音読みは、うすもの、ふるう、つらねる。
- 規格・区分
- 常用漢字である。JIS X 0213第一水準。当用漢字にはなく1981年に常用漢字に採用された。
- 声符
- 罷を声符とする漢字には囉、蘿、邏などがある。
- 語彙
- 羅漢・羅綺・羅睺羅・羅紗・羅生・羅刹・羅針盤・羅文・羅羅・羅列
異体字
- 𦋝は、〔字彙〕に「羅、釈典に出づ」とある異体字。
- 𦌴は、異体字。
- 簡体字は罗。
関連項目
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