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骨折（英語: fracture）とは、骨にひびが入ったり折れたりした状態である。
概要
致命傷になるほどのものから自分では気づかない小さなヒビまで様々な種類があり、それによって対処が異なる。
骨折する原因は転んだり車との衝突などで外傷を負った際に起こる外傷性骨折と、度を越してスポーツに熱中した際に集中した力が加わることで小さなヒビがたくさん発生する疲労骨折、骨粗鬆症や骨腫瘍などの病気が主因となって骨の強度が低下し起こる病的骨折の三つに大別できる。
骨折すると、骨の中を通っている血管が切れ、血液が折れた部分の隙間に溜まり固まる。
血液が凝固するとその部分に栄養が行かなくなり、骨が部分的に死んでしまう。
そうすると、凝固した血液や死んだ骨が排除され、軟骨が形成される。
骨芽細胞という、骨を作る細胞が増加し、軟骨を骨性仮骨という半端な骨に変化させ、折れた骨をくっつける。
骨性仮骨がだんだん太くなり、骨芽細胞が骨性仮骨をち密質と海綿質に作り変える。
日常生活においては、鎖骨、肋骨、指骨、鼻骨、尾骨、橈骨、尺骨、脛骨、腓骨などが骨折を起こしやすい骨だとされる。
骨折の治療では、適切な消毒を施した後、基本的に何らかの方法で患部を固定される。手術によって身体に金属のプレートやピンを入れて骨を接合する内固定や、ギプスや副木などを用いる外固定などがある。ギプスで固定された場合、お見舞いに来た友人が油性ペンで励ましの言葉を書いてくれることも。
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