児とは、子どもや、稚子のことである。
漢字として
児
- Unicode
- U+5150
- JIS X 0213
- 1-27-89
- 部首
- 儿部
- 画数
- 7画
兒
- Unicode
- U+5152
- JIS X 0213
- 1-49-27
- 部首
- 儿部
- 画数
- 8画
- 意味
- 旧字体は兒。
- 赤子、幼い子、子ども、若者、男児、親に対して子のこと、(侮蔑的に)子どものような、という意味がある。また助字として使われる。 〔説文解字〕には「孺子なり」とある。男の子は児、女の子は嬰である。
- また倪と通じて、かよわい、という意味がある。
- 字形
- 赤子の象形とされる。字の上部について〔説文〕は「小兒の頭の囟、未だ合わざるに象る」と、頭蓋骨がまだ固まっていない様子としている。ほかに幼児の髪型(角髪)の象形とする説がある。
- 音訓
- 音読みはジ(漢音)、ニ(呉音)、訓読みは、こ、ちご、やや。名のりに、る、などがある。
- 規格・区分
- 児は常用漢字であり、小学校4年で習う教育漢字である。 JIS X 0213第一水準。1946年に当用漢字に採用され、1981年に常用漢字になった。
- 兒は人名用漢字である。 JIS X 0213第二水準。当用漢字、常用漢字表に参考字体として載っていたが、2004年に人名用漢字に格上げされた。
- 偏旁
- 兒(児)を偏旁に含む漢字に、倪、𠩫、郳、㪒、睨、蜺、觬、𧡎、誽、輗、霓、鯢、鶃、鬩、麑、齯などがあるが、ゲイと読むことが多いこれらの字は、児と無関係。これらの字の兒は、双頭の龍の象形の字で、意味としては蜺、霓字に残っている。
- 語彙
- 児嬰・児戯・児女・児孫・児童・児輩
異体字
- 1
- 0pt
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