人名
- 兪渉 - 小説「三国志演義」の登場人物
- 兪大猷(1504年 - 1580年) - 明代の武将。倭寇鎮圧に功があった
- 兪樾(1821年 - 1907年) - 清代の考証学者
- 兪作柏 - 中華民国の軍人
- 兪炳守(ユ・ビョンス、1988年 - ) - 韓国のサッカー選手
- 兪吉濬(ユ・ギルチュン、1856年 - 1914年) - 李氏朝鮮末期の政治家
漢字として
- 意味
- 応答の辞、癒える、という意味の漢字である。
- 字形
- 会意。なんの会意かは諸説ある。〔説文解字〕には「空中の木もて舟と爲すなり。亼(シュウ)に從ひ、舟に從ひ、巜に從ふ。巜は水なり」とあり、木を刳り抜いてつくった舟とする。白川静は金文の字形から、字は余(医療用の刀)と舟と巜のの会意であって、巜は膿漿であるとし膿を取り除いて盤へ移す治療を表す字で、癒す、休まるの意味をもち、移す意から輸の意味を持つとする。
- 音訓
- 音読みはユ、シュ、訓読みは、しかり、いえる。
- 規格・区分
- 常用漢字ではない。JIS X 0213第二水準。
- 声符
- 兪を声符に持つ漢字には、愉、喩、逾、瑜、愈、窬、癒、踰、諭、輸、などがある。兪は愈、癒の初文に当たる。
異体字
- 俞は俗字。
関連項目
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