図とは、ある領域の中に、線や、図形、文字、絵などを配したものである。
また以下のことを表す。
漢字として
- 意味
- 旧字体は圖。
- 絵画、描く、書物、はかりごと、はかる、求める、領土、地図、計画、考え、企てる、(度と通じて)規則、という意味がある。
- とある。
- 字形
- 囗+啚の会意で、地図を表す。そこから図形の意味などを持つようになった。啚については鄙の意とする説(徐灝など)、耕作地と倉庫を表すとする説(白川静)などがある。
- 〔説文解字・巻六〕には「畫計することの難きなり。啚、意の難きなり」とあって、啚を計画のしづらい意としているが今ひとつ意味が通っていない。
- 音訓
- 音読みはト(漢音)、ズ(呉音)、訓読みは、はかる、えがく。
- 規格・区分
- 図は常用漢字であり、小学校2年で習う教育漢字である。JIS X 0213第一水準。 1946年に当用漢字に採用され、1981年に常用漢字になった。
- 語彙
- 図画・図解・図形・図示・図式・図書・図商・図讖
異体字
圖
- Unicode
- U+5716
- JIS X 0213
- 1-52-6
- 部首
- 囗部
- 画数
- 14画
- 圖は、旧字体。常用漢字表に参考字体として載っている。JIS X 0213第二水準。
- 𡇴は、〔玉篇〕にある古文。
- 𡈖は、〔集韻〕にある古文。
- 𠚎は、〔篇海〕に圖と同じとある異体字。
- 𡈇は、〔竜龕手鑑〕に圖と同じとある異体字。
- 圗は、〔正字通〕にある俗字。
- 𡇫は、〔漢語大辞典・異体字表〕にある異体字。〔篇韻〕に従と同じ音であるとだけある。
- 簡体字は图。
関連項目
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