由とは、以下のことを表す。
人名
- 真鍋由(1965年 - ) - 日本のアナウンサー、記者
- 高梨由(1975年 - ) - 日本の演出家
- 蘇由(? - ?) - 後漢末の武将
- 仲由(前543年 - 紀元前481年) - 春秋時代の人。孔門十哲の一人。字の子路で知られる
漢字として
- 意味
- ~による、~から、経る、行く、~において、善い、ゆったり、という意味がある。
- また、猶と通じて、なお~のごとしという語法で用いられる。用・庸と通じて用いる、という意味がある 〔説文解字〕には載っていない字であるが、他の字の説明に登場しているので、欠落したものと考えられている。
- 字形
- 諸説ある。〔大徐本〕には㽕の古文であるとある。〔古籀篇〕は、卣が初形でありヒサゴの類が熟して中が油化したものの象形で、油の初文とする。もともとは油の意味で、~による、などの意味は仮借。
- 〔大徐本〕の注に㽕の古文とある。
- 音訓
- 音読みはユウ(漢音)、ユ(呉音)、ユイ(慣用音)、訓読みは、よし、よる、もちいる、はる。名のりに、ただ・ゆき、などがある。
- 規格・区分
- 常用漢字で、小学校4年で習う教育漢字である。JIS X 0213第一水準。1946年に当用漢字に採用され、1981年に常用漢字になった。
- 声符
- 由を声符とする漢字には、油、妯、岫、㣙、宙、苖、迪、怞、柚、胄、笛、紬、舳、軸、䛆、鼬などがある。
- 参考
- 由の草書体が平仮名のゆのもととなった。
- 語彙
- 由縁・由緒・由来・由歴
関連項目
- 1
- 0pt
この記事は自動でリンクされないように設定されています!