觿とは、くじりである。先の尖った角でできた道具で、結び目を解くのに使う。
漢字として
觿
- Unicode
- U+89FF
- JIS X 0213
- 2-88-50
- 部首
- 角部
- 画数
- 25画
- 意味
- 〔説文解字〕に「佩角なり。銳耑にして以って結び解くべし」とある。成人はこれを腰に佩び、子どもは小さい觿を佩びた。〔詩・衞風〕に「童子觿を佩ぶ」とある。〔礼記・内則〕に「左に小觿を佩び、右に大觿を佩ぶ」とある。
- また蠵の意味で使われ、大亀の意味がある。
- 字形
- 形声で声符は巂。
- 音訓
- 音読みはケイ、訓読みは、くじり、つのぎり。
- 規格・区分
- 常用漢字ではない。JIS X 0213第四水準。
- 語彙
- 觿年
異体字
- 觽は、〔字彙補〕にある觿の異体字。JIS X 0213第四水準。
- 觹は、〔類篇〕にある觿の異体字。JIS X 0212補助漢字。
- 𧤢は、〔字彙補〕にある異体字。
- 𧤪は、〔字彙補〕に𧤢と同じとある異体字。
- 𧥁は、〔字彙補〕にある異体字。
- 𧣽は、〔正字通〕にある觿の俗字。
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