返とは、返すという字である。
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漢字として
- 意味
- かえす、帰る、答える、戻る、還る、戻る方向、もとに戻す、はね返る、改める。日本語では、反対にする、という意味がある。
- 〔説文解字・巻二〕には「還るなり」とある。また〔書経・西伯戡黎〕から「祖甲返る」を引用する[1]。
- 字形
- 〔説文〕は反+辵の会意で、反を声符でもあるとしている。反にもともと返るの意味があることから、返はその繁文と考えられ、そうすると反声の形声。
- 音訓
- 音読みはハン(漢音)、ヘン、ホン(呉音)、訓読みは、かえる、かえす。名のりに、のぶ、がある。
- 規格・区分
- 常用漢字であり、小学校3年で習う教育漢字である。1946年に当用漢字に採用され、1981年に常用漢字になった。JIS X 0213第一水準。
- 語彙
- 返還・返却・返景・返済・返盞・返事・返送・返品・返辨・返本・返戻
異体字
- 﨤は、返の訛字。日本で地名・人名に用いられる。JIS X 0213が返の異体字としている。JIS X 0213第四水準。及の異体と同形。
- 𢓉は、〔説文〕にある異体字。「春秋傳の返、彳に从ふ」とあり〔春秋左氏伝〕ではこの字が使われているとある。
脚注
- 1
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