SCP-1293とは、シェアード・ワールド『SCP Foundation』に登場するオブジェクト(SCiP)である。
項目名は『Squeedle Deedle Dee! (にこぬこぶん!)』。
概要
SCP-1293 | |
基本情報 | |
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OC | Euclid |
収容場所 | バイオサイト-12 |
著者 | PeppersGhost |
作成日 | 2013年6月5日 |
タグ | 人間型 生命 生殖 知性 種族 精神感応 自我 |
リンク | SCP-1293 |
SCPテンプレート |
SCP-1293はきぐるみをきた人間……に見えるような皮膚と筋組織を持つ、起源不明の人型の生物種。個々の生物種はユニークな見た目を持つ。基本裸であるが、布地に見える皮膚のお陰で普通にはきぐるみに見えるというわけだ。人間の循環系に似た生物学的要素を持つが、血液の代わりに砂糖からなる色とりどりの玉を運搬・分配する。SCP-1293はご飯を食べず、飲み物も飲まず、睡眠さえ必要としない。また、生殖器を持たない。しかし、個体のおよそ半分は繁殖能力を有しており、以下、繁殖能力を持つ個体群 (推定メス)をSCP-1293-A、持たない個体群をSCP-1293-Bと呼称しよう。
SCP-1293-Aは陽気な男声で米語を話す。この個体群が妊娠すると、出産まで9ヶ月間身ごもる。そして、SCP-1293個体を産み出すのだ。この妊娠の際には、722-エフライム方式という方式が取られる。これは、財団職員の子供が引き合わされ、SCP-1293-Aがクレヨンと紙を吐き出して子供に人型の生物を描かせ、SCP-1293-Aが「これでいい」と思うとそれを食べて妊娠する。産まれる子はその子供の絵に似ている。
SCP-1293-Bは-Aとことなり、寡黙で喋ることはない。他のSCP-1293と接触することもないが、45日ごとにSCP-1293-Bは集合し、何かしらの踊りを演じる (テルプシコレ行事)。無言でキャッツを演じたり、ラ・バヤデールの4幕を同時に演じたり、バンブーダンスを行ったりと様々なことを行うのだ。これが何の意味を持つかはわかっていない。
最後に、上述の722-エフライム方式を行わずに妊娠した場合、SCP-1293-AはSCP-1293-Cと呼ばれる個体群を産み出す。これはSCP-1293-Cは、大きな歯、多数の腕、物を巻きつけることに適した舌、細長いかぎ爪を持つ、まあ要はバケモノであり、遭遇した人間をバラバラに切断しようとしてくる。これは、722-エフライム方式が行われるまで1ヶ月に1度生まれてくる。
……上記は正確な理解か?
上記はリーブス博士が、SCP-1293個体群からの証言を中心に書いた文書である。このリーブス博士が無関係の理由で解雇され、新たにグッドウィン博士が就任すると、グッドウィン博士は驚嘆し、プロトコルの緊急かつ大幅な修正が必要と考えた。
実は、ビデオの時点でオスとメスの性交は確認されていた。722-エフライム方式の後にSCP-1293-Aは、SCP-1293-Bと薄い赤の巻きひげのようなものを伸ばして交尾を行っていた。こんな重要な情報が、それまでの記録に全く載っていなかったのだ。これから推察されるのは、SCP-1293-Cとは何なのか、そして722-エフライム方式とは何なのかということへの回答である。SCP-1293は実際には食事を行っており、栄養源は人間の感情であったと考えられる。SCP-1293-Bの栄養源は『困惑』『当惑』であり、これはテルプシコレ行事を観察する職員によって齎される。しかし、SCP-1293-Aは不安を齎さないと食事ができない。そこで、子供たちを巻き込み、更にその条件に財団職員の子供という条件をつけることで、子と親の両方から不安を産もうとする。SCP-1293-Cは飢餓に陥らないための防衛メカニズムと考えるのが自然だろう。これを元に、Dクラスに偽情報を与えて722-エフライム方式とテルプシコレ行事の遂行を行うことを提言した。
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関連項目
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