SCP-881-JPとは、シェアード・ワールド『SCP Foundation』に登場するヤバいオブジェクト(SCiP)である。番号が既にヤバい。
ヤバくてヤバくてヤバい概要
SCP-881-JP | |
基本情報 | |
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OC | Euclid |
収容場所 | サイト-8181 |
著者 | triplet_pp |
作成日 | 2016年4月9日 |
タグ | ミーム 精神影響 視覚 認識災害 |
リンク | SCP-881-JP |
SCPテンプレート |
長さ15cm・直径3cmのプラスチック製円筒に紐がついた、いわゆるダイナマイトの外見を模した物体。しかしあくまでそういう形なだけであり、中は空洞、外はプラスチック、紐は麻紐でダイナマイトとしての使用には堪えない。できたらヤバいが。なので安全なブツではあるのだが、SCP-881-JPは200█年にとある幼稚園で「教室でヤバい物が発見された」という通報があったため発見に至った。このときの通報内容が不可解だったために機動部隊が向かったのだが、その際に目指した機動部隊は問題解決能力や語彙力を失った。何故か?
実はこれ自体の危険性はぶっちゃけヤバくはないのだが、このオブジェクトのヤバい点として、直接、あるいはカメラなどを通じて間接的に視認した人はSCP-881-JPに極度の恐怖を示しパニック症状に陥り、近くの人にSCP-881-JPの対処を懇願するようになる。更にその後視認以前に持っていた語彙力と問題解決能力の一部を喪失する。一応、クラスB記憶処理を行うことで問題解決能力は回復でき、更に再教育することで語彙力ももとに戻る。
語彙力の喪失に関しては、影響を受けた人は自分の恐怖や脅威に関する説明について、全て「ヤバい」という1つの形容詞に集約されてしまう。それがどう「ヤバい」のか具体的な説明を要求されても「ヤバい」としか回答できない。これはどう見てもヤバすぎる話であろう。
問題解決能力については、SCP-881-JPを視認した直後は周囲に助けを求めることが出来ていることから、問題解決能力の喪失はSCP-881-JPから目を離した時に起きると見られている。まず、前提知識や類似的な問題との接触経験のない問題に対して何らかの解決策を提示することができなくなり (要は「勘が鈍る」)、視認を続けると接触経験のある問題すら解決できなくなる。
影響を受けた人はSCP-881-JPを他者に止められるまで視認し続ける。これは「見てないとヤバいことになる可能性があるから」と回答される。
上記のことはDクラスを用いた実験で確かめられており、Dクラスは簡単な計算問題さえ回答できず、更に「そんなことよりあれなんとかしようぜ」と焦っていた。
まあ、簡単にまとめるならば、「ヤバくてヤバくてヤバいブツ」ということだ。
――と、ここで終わっていればぶっちゃけヤバくはなかったのだが、なんとこのあとこの実験が行われたサイトの職員、とりわけDクラスに直接インタビューをした博士をはじめとしたSCP-881-JP研究担当職員を中心にSCP-881-JPの被影響者にみられる「ヤバい」への語彙集約が見られたのだ。SCP-881-JPを直接見ていないにも関わらずである。あれこれヤバくね?
最終的に財団は「SCP-881-JPの一次被影響者と話した人も二次被影響者となり、N≧1を満たすN次被影響者も『ヤバい』への語彙集約がはじまってしまう」と推察した。そして、最短でも2分、最長でも2時間の会話を行うと伝染してしまうことが実験で報告された。サイト-8181職員が気付かなかったのは、直後に博士が発症しなかったため (その後発症しているが) 視認以外の精神影響の可能性が低いとみなされていたことが挙げられている。また、周りがみんなヤバいヤバいというようになったために、伝染までの速度にブーストがかかっていたこともあり、大規模感染が発生したと見られている。
これは幼稚園教諭への再教育を行っていたエージェントが博士と会話したことで発覚し、サイト-8181もまた再教育を行い事なきを得た。これで一件落着――。
と思われていたのだが、2000年代以降、一部の若者が「ヤバい」という形容詞を多用し始めていることが見られている。無論、直ちにSCP-881-JPへの語彙集約がはじまっているとは結論付けられてはいないが、仮に由来していた場合、語彙力や問題解決能力の喪失に起因するAK-クラス:世界終焉シナリオの発生も考えられるため、財団は対策を検討している。本当にヤバくて洒落にならない、まさに「ヤバくてヤバくてヤバいブツ」だろう。
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