ブレインデッド 単語

7件

ブレインデッド

3.1千文字の記事
  • twitter
  • facebook
  • はてな
  • LINE

ブレインデッド(原題:Braindead)とは、1992年開されたニュージーランド映画である。いわゆるゾンビもの。上映時間1時間44分。日本開は1993年6月19日

食事中のご視聴は控えたほうが賢明である。

概要

監督はなんとあの『ロード・オブ・ザ・リング』で有名なピータージャクソン。彼は『バッド・テイスト』、『ミート・ザ・フィーブルズ/怒りのヒポポタマス』に続く本作でその類稀な才を認められ、世界ヒットメーカーとして一躍、映画界のトップの座に躍り出ることとなった。

手に飛び散る数リットルもの血糊、腕が飛ぶわ首が飛ぶわ男性器に追いかけられるわのやりたい放題な殺戮劇、最後は芝刈り機で大量殺戮と、残虐すぎてかえって抱絶倒させる仕上がりとなっている。世界広しといえども、ゾンビ神父看護婦チョメチョメしてゾンビ赤ん坊をもうけ、それを主人公ベビーカーに乗せてお日様の下を散歩させ、けっきょく衆の面前で殴る蹴るの虐待におよぶ映画なんて本作だけだろう。ほかにそんな映画があってたまるか。

演出も、「3回法則」(3回オチを持ってくるアレ)や、演出意図を完璧に表現するべく熟慮に熟慮が重ねられた構図とカメラワークにより、とにかく観客を笑わせる方向に振り切っているので、むしろ清々しい。一方で、離れできない主人公真実を知って母親と決別し自立するという、摯な成長物語としての側面も併せ持つ。

ちなみにVHS版のパッケージは、「赤ちゃんを抱いた看護婦さんが椅子縛り付けられている」という本編とはおよそなんの関係もないものだった。

登場人物

ライオネル・コズグローブ(演:ティモシー・バルム)

気弱でマザーコンプレックスというか母親に逆らえない冴えない青年ひょんなことからママゾンビになってしまい、だれにも相談できず、なんとかひっそりと匿おうと東奔西走するも、どんどん抱え込むゾンビが増えていき、しまいには……。

内向的で押しに弱く、やることなすこと裏に出てしまう。子供のころおぼれかけ、そのときに父親を失ったというが……?

Don’t you touch her!」

パキータ・マリア・サンチェス(演:ダイアナ・ぺニャルバール)

情熱的なラテン系の女性。いちど惚れると相手のに押しかけ(住所も教えてないのに)、出会った初日でも自分からデートに誘い、真夜中でも構わず訪問し、玄関がだめなら梯子を昇ってから入り、そのまま肉体関係まで結んじゃう。い、一途なだけだから……

キータの祖母タロット占いによると、彼女とライオネルは結ばれる運命にあるらしい。しかしライオネルは不吉なに呪われている。果たして彼女は血に飢えたゾンビたちを撃退し、ライオネル人になることができるだろうか?

ベラ・コズグローブ(演:エリザベス・ムーディ)

イオネル母親。最初から最後まで強インパクトを放ち続ける本作のラスボス通称ママ

息子のライオネルへの支配欲に満ち、なにより世間体が大事。うるさで過干渉。彼女ラットモンキーに噛まれたことが惨劇の始まりだった。すべての元凶

最後は怪獣と化す。

レス伯父さん(演:イアン・ワトキンス)

イオネル伯父喘息もちで尿路結石強欲スケベ。ベラの死を聞きつけ遺産当てにライオネルに接近する。

DVDパッケージには「伯父」とあるが、本編字幕では「叔父」となっている。

看護婦マクダビッシュ(演:ブレンダ・ケンドール)

恰幅のいい看護婦さん。ゾンビ化したベラに首を皮一枚残してもぎとられてしまう。噛まれてはいないのだがなぜかゾンビ化している。

ゾンビ神父相思相愛になり、ゾンビベイビーを産む。

マクラダー神父(演:スチュワート・デヴァニー)

ベラの葬儀を執り行った神父長身紳士

じつはカンフーの達人で、突如現れたゾンビにも臆さず小手返しや麗な回し蹴りで奮闘するカンフー神父。とくに蹴り技がすさまじく、面蹴りでゾンビの両足を切断し、つま先蹴りで頭部を飛ばす。

上腕ひねり12連蹴り、ライダーキックなどのニュージーランド拳法で善戦するが、一の隙をつかれゾンビ化してしまう。

ゾンビ看護婦と意気投合したようで、子供を産ませただけでなく、ラストではライオネル無視して彼女とF○ckしていた。

パンク・キッズ

レザーファッション不良グループリーダー格の男はママの墓石に立小便した結果、その報いを受けた。

グループのうちもうひとりゾンビになったが、こちらはカンフー神父ニュージーランド拳法バラバラにされている。

ゾンビ・ベイビー

ゾンビ看護婦ゾンビ神父の間に産まれたの結晶。文字通り生ゾンビ

体が小さいことを利用しあんなところやこんなところに侵入する。ときたま巨大化する。

ゾンビたちのなかで一、死亡したシーンがない。

ハインリヒ

近所の医。「ナチに故郷のラトビアを追われた」と嘆くわりには、左腕におもいっきハーケンクロイツの腕章を着けている。映していいのかそれ。

イオネルトラキライザー(鎮静剤)を売る。

学者先生(演:ピーター・ジャクソン)

スカルラットモンキーという珍獣を捕獲し、外に持ち出そうとした、すべての元凶の元ラットモンキーに噛まれてしまい、現地のガイドたちに両腕を切断されただけでなく、頭まで断ち割られてしまう。

演じているのはだれあろう、ピータージャクソン監督本人である。じつは監督はこのあとにも、葬儀屋の下働き役で再登場している。

ライオネルの父親

故人。屋敷に遺影が飾られている。

ちなみに写真に写っているのはジム・ブース。本作のプロデューサーである。

ラットモンキー

スカルに生息し、原住民たちに恐れられていた珍獣。大昔に奴隷ネズミサルと交雑して生まれたらしい。噛んだ人間ゾンビにしてしまう。

動物園ママ噛むが、それが彼女逆鱗に触れてしまい、反撃をうけ絶命させられる。

白黒時代のSF映画よろしくストップモーションアニメで動く。

こぼれ話

評価

羊たちの沈黙』の監督として知られるジョナサン・デミは、

エネルギッシュで、高度なストーリーリング
秘められた常軌を逸したユーモア感覚には心が躍った。

と熱賛している。また、アメリカタイム誌は、

シーズン最高のカンバル映画台詞も最高。
だが、滑稽な悲劇は、への溺と幼児虐待という深遠な考察に基づくものだ

えらく好評である。

あみんなで見て食欲減退しよう!

関連動画

貼ったら削除されそうなので貼らない。DVDを買おう!

関連商品

関連コミュニティ

ブレインデッドに関するニコニコミュニティ紹介してください。

関連項目

この記事を編集する

掲示板

おすすめトレンド

ニコニ広告で宣伝された記事

記事と一緒に動画もおすすめ!
もっと見る

急上昇ワード改

最終更新:2024/06/02(日) 04:00

ほめられた記事

最終更新:2024/06/02(日) 04:00

ウォッチリストに追加しました!

すでにウォッチリストに
入っています。

OK

追加に失敗しました。

OK

追加にはログインが必要です。

           

ほめた!

すでにほめています。

すでにほめています。

ほめるを取消しました。

OK

ほめるに失敗しました。

OK

ほめるの取消しに失敗しました。

OK

ほめるにはログインが必要です。

タグ編集にはログインが必要です。

タグ編集には利用規約の同意が必要です。

TOP