じじまごとは、読んで字のごとく祖父と孫の関係である。此処では主にニコニコでの話題の中心である「ウマ娘 プリティーダービー」での『じじまご』について記載する
概要
各年代の名馬・人気馬が擬人化して一堂に会して走るドリームマッチと云える「ウマ娘 プリティーダービー」。古くは70年代から発表時に力走していた現役馬(キタサンブラック・サトノダイヤモンド)まで幅広く展開されている故、当然ながら血縁関係による祖父と孫(他にも親子や曾孫)も数組存在する。
なお、現在における競走馬の孫に対する祖父は「母方の父」を示すのが一般的で、父方の父は「サイアーライン」として人間でいう所の『系譜』の扱いはあるが、競走馬としては母方程重要視されていない。これは血統配合の影響は母方の方が色濃く出る為である(各国の研究でも母方から受ける血統遺伝55~60%に対して、父方は40~45%で留まるとされている⇒即ち父方の祖父の影響は最大でも20~30%程度)。とはいえ「隔世遺伝」という形で祖父(父父)さながらの体格や性格、走り方をする競走馬も存在するので、文字通り『神のみぞ知る』という事もある。
ウマ娘でも顕著であるが、大レースにおいて父方の祖父もクローズアップされる事も(親子〇代GⅠ制覇等。ウマ娘の中でならメジロマックイーンの父メジロティターン・祖父メジロアサマとの天皇賞関連等)
主なじじまご
アニメ・ゲーム含めたあらゆる媒体で最もメジャーと云える祖父と孫の関係。共通項としてモチーフ馬の葦毛を再現した銀髪が特徴(マックイーンの方が少し碧みかかっている)アニメではチームスピカ、ゲームのメインストーリーではチームシリウスでそれぞれ同僚であり、互いのサポートカードでも出演し明確に意識し合う。劇中だとマックイーンは中等部に対して、学年不詳ながら年長の印象が強いゴルシと年齢関係が逆転しているのも特徴。
マルゼンスキー - サクラチヨノオー - スペシャルウィーク ライスシャワー ウイニングチケット メジロブライト - カレンチャン
ゲーム版リリースで最も血縁関係が豊富な組み合わせ。2022年時点だとマルゼンとスペ及び、史実での親子であるチヨノオーの関わりはかなりの部分を占め、アップデートでライス及びチケット、ブライトとの交流も見られる。
カレンは曾孫(カレンチャンの母スプリングチケットの母方の父)で「うまよん」で後輩との接し方に悩むマルゼンが相談する相手がカレンである。
余談だが、スペはエイシンフラッシュ・トーセンジョーダン等の育成シナリオで娘であるブエナビスタ役でライバル枠として登場している為(システム上であるが)こちらも曾孫出演とも云えなくない?なお、外見はブライトが一番似通っている。
当世最強と称された快速スプリンター・サクラバクシンオーと王道の中・長距離を制した歴代屈指のステイヤー・キタサンブラックという真逆の関係。アプリ版にて、2022年2月の一周年アニバーサリーでキタサンブラックが待望の育成ウマ娘として実装。育成ストーリーにおいてバクシンオーが重要な役割を担うとともに、同じく公開された「ぱかチューブっ!」特別アニメ『1st Anniversary Special Animation』にて、トレセン学園に入学したキタサンブラックとファーストコンタクトを取ったのもバクシンオーであり、バクシンオーからも「運命的な何かを感じます!!!」と言い寄られている。またキタサン本人も「親近感を感じる」と発言している。
スペシャルウィーク - シンボリクリスエス シーザリオ デアリングハート - デアリングタクト
2022年7月登場。メインストーリー最終章エンディングにてデアリングタクトがスペシャルウィークの背後で見合わせていたのが初出、その後同年7月27日の「ぱかライブTV」でLynn氏により告知。2022年度の現役競走馬のウマ娘化という事でトレーナーのみならず競馬ファンからも驚きの声で迎えられた超新星。加えて、トリプルティアラ(牝馬三冠)を獲得したウマ娘初のビジュアル化も相まって、今後の展開に期待。
さらに2024年1月から2月にかけて、メインストーリー第2部のメインウマ娘としてシーザリオとデアリングハートが相次いで告知。新たな「ばばまご」として今後の展開に注目が集まっている。
なお、じじまごに当たるのはシンボリクリスエス(父方の祖父と孫娘)のみで、シーザリオ(父方の祖母と孫娘)とデアリングハート(母方の祖母と孫娘)は前述通りばばまごに当たり、シーザリオの父スペシャルウィークとは曾祖父と曾孫になる。あと、Lynn氏担当であるマルゼンスキーから見ても5代子孫に当たる。
2023年10月のアニメ3期第1話で登場した、ケガによる三冠断念や早期引退を余儀なくされたものの、キタサンブラックらの世代に二冠馬として君臨した名馬。エアグルーヴとは祖父と孫の「じじまご」関係ならぬ母方の祖母と孫の「ばばまご」の初事例の関係に当たる。アニメではドゥラメンテがエアグルーヴの母のもとで指導を受けており、お互い「ドゥラ」「グル姉」と呼び合っている幼馴染の仲。
余談だが、キタサンブラックの育成ストーリーにはやはりエアグルーヴの母から指導を受けたモブウマ娘「ブリュスクマン」が春クラシック及びシニア宝塚記念のライバルとして立ちはだかっている。こちらではエアグルーヴからも指導を受けている師弟関係となっている。
番外編
厳密にはモチーフ馬と同名になったウマ娘本編からの『逆輸入』や『真名を名乗らないケース』であり、史実をモチーフとするストーリーは無いが、特記する。
2022年2月に競走馬名として「リトルココン」「ビターグラッセ」の両名が登録、二頭はサクラバクシンオーを祖父(母父)に持ち、デビューする事になる。2023年8月現在、ビターグラッセは未勝利戦を勝利、芝・ダートの中距離をメインに走っている。
なお、競走馬ビターグラッセはサクラバクシンオー以外でもエアグルーヴの孫であり(父がエイシンフラッシュ・トーセンジョーダン育成シナリオにグルーヴが代理参戦したルーラーシップ)、その父であるトニービンの曾孫(「ウマ娘シンデレラグレイ」のトニビアンカのモデル)でもあるウマ娘血統になる。
2022年2月10日に発表。ゼンノロブロイ産駒アモーレエテルノの仔で、ゼンノロブロイは母方の祖父になる。葦毛の牝馬なので年数が経てばウマ娘ハッピーミーク同様の白い体毛になると思われる。2023年8月現在未勝利だが、今後双方の活躍・展開に期待したい。
番外であるが、ヴェニュスパークのモチーフとなっている競走馬はモンジュー産駒モティヴェイターを父に持つ凱旋門賞連覇の偉業を果たしたTreve(トレヴ)と思われるため、じじまごの条件は満たしている。他のじじまごと異なり、師弟関係となっている。
関連静画
アニメやゲームにおける知名度故かマックイーン&ゴルシが最大勢力である。最近は「ばばまご」のグルーヴ&ドゥラも勢力を伸ばしつつある。
pixivだと親子を含めた『ホースの暗黒面』(元ネタは「スターウォーズ」の主人公ルーク・スカイウォーカーとダース・ベイダー卿の関係より)でタグが統一されている。
関連項目
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