アイドル雀士スーチーパイとは、ジャレコ等から発売されている麻雀ゲームシリーズである。
「アイドル雀士スーチーパイ、参上!」
概要
脱衣麻雀ゲームの金字塔の一つ。現在ではあまり考えられないが、女性声優が18禁用の別名義を使わずに参加している18禁ゲームであった。
初出はなんとスーパーファミコンで、その時のタイトルは「美少女雀士スーチーパイ」。
――そう、当時の美少女戦士モノにあやかって発売されたものだった。ちなみに水着はあるが脱衣はまだなく、登場人物の一人「桜井美優里」の年齢も18歳となっていた。また、後のシリーズとは設定が全く異なり、各キャラの性格も現在の作品とはかけ離れている。
現在の設定が出来たのは、リメイク作品かつ初の18禁作品であるアーケード用の「アイドル雀士スーチーパイSpecial」から。
また、爆笑モノなストーリー……というよりも漫才が入れられたのは、サターンなどのコンシューマ版からである。
ちなみに、サターンで発売された当初は、サターンのレーティングでは唯一となる「MA-18」(X指定と18歳推奨の中間)が採用された。この為、「Special」には脱衣CGに「あるもの」が欠落している。
後に完全版といえる「Remix」が発売された。
そして、「Ⅱ」の後にサターンのX指定レーティングが廃止され、後の「めちゃ限定版」ではプレイステーション版イラストに差し替えられた「Special」「Ⅱ」が入れられることとなった。
また、恋愛(?)アドベンチャーゲーム「スーチーパイアドベンチャー ドキドキナイトメア」も発売されており、所謂「スーチーワールド」の奥深さを楽しむことが出来るようになった。
一時期ジャレコがスーチーパイの権利を手放していた際は、ハーベストから様々な商品が販売されていた。
その後ジャレコが再度入手し、2007年に最新作「アイドル雀士スーチーパイⅣ」を発売している。
また、「スーチーパイⅢ」は、なんとニンテンドーDSに移植されている。2008年発売なので現在でも手に入れることができる。
麻雀ルール
1VS1の二人麻雀。東南戦だが南が終わっても東に戻る。つまりどちらかがハコテンにならない限り勝負が続く。
アリアリ、大車輪あり。特定コマンドにより十三不塔が出る作品もある。
また、ストーリーモードの場合は自分の持ち点がかなり低く設定されている。逆に相手はステージが進むにつれ初期持ち点が増えていく。
この不利さをひっくり返す為(というにはやりすぎなのもあるが)、スーチーパイ達はいくつかの必殺技を持っている(いわゆるイカサマである)。
また、キャラによって得意な役があり、それをツミコんである場合もある。
ちなみに「Ⅲ」以前は払う点が「四人麻雀で支払う総点数」と同じであり、その為役満など喰らったら一気に48000点引かれたりしていた(逆も然り)。
主な登場キャラクター
御崎 恭子(みさき きょうこ、CV:かないみか)
- 「アドベンチャー」「Ⅳ」以外の殆どの作品で主役を張る、ゲームステージ「You&Me」の店員。
正義感が強いが怠けっぽく、店が暇なときは勝手にゲームをしていたり寝ていたりする。また、人任せにすることが多々(そのくせ自分は楽をしたりする)。ちなみに焼きたてのスフレとかが好き。
いざ事件が起こると、最強の雀士「アイドル雀士スーチーパイ」に変身、彼女が認めた「悪」を麻雀で叩きのめしに行く。
彼女の麻雀はまさに戦闘(バトル)であり、例え相手に振り込んでも「ハイパーせっかん」で牌を壊して無効にし、相手の手牌を「スーチーアイ」で透視し、不要な牌を「タツマキ選択気」や「スペシャル召喚」で交換し、いざリーチになれば「スーチースティック」で一発和了する。彼女に勝てる雀士は、果たして神用賀に存在するのかっ!
水野 佑紀(みずの ゆき、CV:高橋美紀)
- 自称「可憐で清純な乙女」な、自意識過剰な女子高生。セーラー服とポニーテールがチャームポイント。自分のことを「世界で一番可愛い」と思い込んでおり、それを隠すことすらしない典型的な「ブリッ娘」である。同年齢である恭子を「オバサン」呼ばわりしている。
体型は、女子高生にしては発達が遅れている。好物は餃子で、四六時中食べている。匂いも気にしないのでラジオCDでは大変なことになった。
麻雀では「一気通貫(イッツー)」を得意としており、通り名を「ブリッジのユキ」という。イカサマが大嫌いで、イカサマ雀士であるスーチーパイ達をそう言った意味では毛嫌いしている――が、「Ⅲ」ではとうとう自身もイカサマ能力を得てしまった。
いざというときは、美少女雀士「スーチーユキちゃん」に着替える。上半身セーラーに下半身ブルマーとかマニア過ぎじゃないですか?
なお、18歳になった暁にレンタルビデオ店をハシゴしてAVを観まくろうとしていた(その際、とんでもない言葉を放っている)。
桜井 美優里(さくらい みゆり、CV:こおろぎさとみ)
- 病弱な女の子。心優しい純真な性格で、この作品の数少ない癒しとなっている。大抵の場合病院におり、治療を受けている。ペンギンのぬいぐるみを大事にしている。「Ⅳ」ではメイド喫茶でアルバイトしていたりする。
麻雀は、ストーリー中では殆どやらないが、その実力は中々のもの。筆者は何度も満貫喰らったです、はい。
みるく(CV:西原久美子)
- 見た目は360°どっからどーみてもただのウサギ。しかしその実態は、はるか宇宙の彼方からやってきた「ウサギ型うちゅー人」である。しかし脳みそはウサギ並であり、しょっちゅうからかわれたりバカにされている。落ち着きの無い性格で、時折自分が何を言ってるのかすら分からなくなる。地球にやって来た目的は、「地球の制服の征服」であり、様々なコスチュームをコレクションしている。時には着ているものすら奪っていくことも。
いざというときは、ウサギ型(バニーガールとも言う)雀士「ミルキーパイ」に変身。立直して和了した際、裏ドラを自分の牌にあったものにする「ミルキーシャワー」が必殺技。これのおかげで数え役満もメじゃないね!
ちなみに、かの有名な「肉球みゃ~みゃ」という電波ソングは彼女のテーマである。 - 以下、続く。
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関連項目
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