一般社団法人インターネットユーザー協会とは、インターネットやデジタル機器等の利用者にとって望ましい環境を作るため、法制度についての情報の普及や政策提言、情報リテラシーの向上支援などの活動を行う団体である。
略称はMIAU(Movements for the Internet Active Users)。読み方は「みゃう」。そのためロゴには猫の絵が採用されている。
概要
前身は2007年10月に設立された任意団体「インターネット先進ユーザーの会」。2008年に無限責任中間法人となった後、2009年4月1日に一般社団法人へと移行、名前を「インターネットユーザー協会」と改める。代表理事は小寺信良、津田大介。
2010年5月22日にニコニコ生放送で放送された「朝までニコニコ生激論」において津田が語ったところによると、私的録音録画小委員会における「ダウンロード違法化」についての会合で委員として参加していた際、政策決定の段階でユーザーの意見が全く反映されないことについて憤慨し、なぜユーザーをもっとこの会合の場に呼ばないのかと詰め寄ったところ、団体がなく代表もいないので呼びようがないといった返答であったため、それならばと団体を作るに至ったという。しかし団体を作ってからはそうした会合に一度も呼ばれていないらしい。
ちなみに「ダウンロード違法化」が決まった当時の津田のブチギレ具合はニュー速VIPにスレを立てるほどであった。
こういった経緯から、MIAUはユーザーの意見を集約し代弁する団体として設立された。2007年10月18日のMIAU設立発表会見でその「ダウンロード違法化」についての反対意見を表明するところから始まり、「ダビング10」、「著作権保護期間延長」、「青少年ネット規制法案」、「改正児童ポルノ法案」など、ユーザーのネット利用に大きな弊害を生みかねない様々な法案に対し声明の発表、意見書の提出を行ってきた。
その他、シンポジウムの開催など、知識の普及活動も行っている。
ニコニコ動画においては、設立当初より設立会見やシンポジウムの模様を収めた動画を投稿していたが、2010年3月26日に正式にニコニコチャンネルに「MIAUチャンネル」を開設。さらに27日にはニコニコ生放送で、ネット上での様々な問題を議論する「MIAU Presents ネットの羅針盤」という公式番組がスタート。不定期だが、だいたい1ヶ月に1回くらいのペースで放送されている。
チャンネルではその他にもシンポジウムの生中継なども行っている。
また、2009年8月4日には「MIAU総選挙プロジェクト2009」に合わせて、ニコ割アンケート「MIAU主催 インターネットユーザーに10の質問」を実施している。
- 榎本温(ロージナ茶会)
- 北島哲郎(東京大学大学院総合文化研究科)
- 工藤郁子(上智大学法学部)
- 小寺信良(AV機器評論家・コラムニスト)
- 崎山伸夫(CPSR/Japan)
- 白田秀彰(法政大学准教授)
- 津田大介(IT・音楽ジャーナリスト)
- 中川譲(多摩大学情報社会学研究所研究員・イラストレーター)
- 八田真行(OpenTechPress主筆)
- 平田謙一(ロージナ茶会)
- 真紀奈(ロージナ茶会)
MIAU Presents ネットの羅針盤
関連動画
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関連項目・リンク
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