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エドウィン・エスコバー(Edwin Jose Escobar Hernandez、1992年4月22日-)とは、ベネズエラ出身のプロ野球選手(投手)である。
概要
シカゴ・カブス マイナー | |
---|---|
エドウィン・エスコバー Edwin Escobar |
|
基本情報 | |
国籍 | ベネズエラ |
出身地 | バルガス州 |
生年月日 | 1992年4月22日 |
身長 体重 |
188cm 102kg |
選手情報 | |
投球・打撃 | 左投左打 |
守備位置 | 投手 |
プロ入り | 2008年アマチュアFA |
経歴 | |
メジャーリーガーテンプレート |
MLB時代
2008年7月にテキサス・レンジャーズと契約。以降サンフランシスコ・ジャイアンツを14年7月にボストン・レッドソックスに移籍。8月にはトロント・ブルージェイズ戦でメジャーデビュー。1回無失点に抑えた。この年は1試合だった。
しかしその後はなかなか結果を残せず、2016年オフに戦力外通告、2017年はアリゾナ・ダイヤモンドバックス、クリーブランド・インディアンスに所属するも結果を残せず自由契約となった。
日本ハム時代
2017年1月に北海道日本ハムファイターズと契約した。背番号は42。4月2日に埼玉西武ライオンズとの開幕カード第3戦で、先発投手として初登板。しかし4回1/3を投げて5失点で敗戦投手に。その後一ヶ月の二軍調整を経てリリーフに配置転換されるも制球難に苦しみ、6月末にチームが長打力不足解消のためにヤディル・ドレイクを獲得したことに伴い、外国人枠との兼ね合いで再び二軍降格。
DeNA時代
2017年7月6日、横浜DeNAベイスターズへの移籍が発表。黒羽根利規との交換トレードによる移籍で、背番号は62。両選手に出場機会を与えたかった事や、捕手陣の故障者に悩む日本ハムと左の救援陣を補強したかったDeNAとの間で思惑が一致した事で成立した。ちなみにNPBの球団と契約した外国人選手が、契約初年度のシーズン中に、交換トレードでNPBの他球団へ移籍するのは史上初の出来事だった。移籍後は課題であった制球難を克服。リード時やビハインド時のみならずロングリリーフや回跨ぎ、敗戦処理や左のワンポイントなど幅広い起用に応え、チームのクライマックスシリーズ進出に大きく貢献した。ポストシーズンから日本シリーズにかけても大車輪の活躍を見せた。
2018年はセットアッパーとして活躍。外国人枠との兼ね合いで二軍に降格することもあったが、53試合の登板で、4勝3敗13ホールド、防御率3.57を記録した。
2019年も開幕からリリーフで活躍。4月30日の阪神タイガース戦で自己最速の159km/hを記録すると、6月9日の埼玉西武ライオンズ戦では、8回無死一塁の状況で中村剛也に対して自己最速を更新する160km/hの直球を投じ、その後二死となったところで秋山翔吾に対して投じた直球が再び160km/hを計測した。
シーズン後半には、ともにセットアッパーを務めていたスペンサー・パットンの離脱もあり登板機会が大幅に増加。リーグ最多の74試合に登板し、5勝4敗33ホールド、防御率2.51、88奪三振を記録。
登板数・勝利・防御率・ホールド・奪三振、いずれの項目でもキャリアハイの数字を残した。
2020年はリーグ2位の56試合に登板し、1勝4敗17ホールドを記録した。
2021年は新型コロナウイルス感染拡大の影響で来日が遅れ、4月20日から一軍に合流した。セットアッパーとして一軍に帯同。61試合に登板し、1セーブ32ホールドを挙げた。オフに2年契約を結んだ。
2022年はキャンプの時点で来日する。開幕からセットアッパーを務め、5月12日の読売ジャイアンツ戦で通算300試合登板を達成した。70試合に登板し4勝2敗2セーブ34ホールドを記録し、Aクラス入りに貢献した。
2023年は7年連続で40試合に登板。2勝1敗11ホールドだった。オフに自由契約となった。
カブス傘下時代
2023年11月29日にシカゴ・カブスとマイナー契約を結んだ。
プレースタイル・人物
- 豪快なフォームから放たれる直球はMAX160km/hで、これは現在「日本プロ野球における左投手の球速の最速記録」である。投球の大半はストレートのパワーピッチャーだが、時折スライダーなどの変化球を効果的に投じる。毎年60試合近く登板するタフさも売りの一つ。
- 2014年度には、日本のフレッシュオールスターにあたるオールスター・フューチャーズゲームに選出された。
- 野球一家の生まれであり父がメジャーリーガーなのを皮切りに、一族で18人のメジャーリーガーを排出。2018年度のMLBナ・リーグ新人王のロナウド・アクーニャJr.や2019年シーズンオフに東京ヤクルトスワローズに入団したアルシデス・エスコバーも親族の一人である。
また父とアレックス・ラミレス監督がマイナーリーガー時代のチームメイトだったという縁もある。 - 「オトコハ ダマッテ ナゲルダケ」。←山崎康晃が教えた。
成績
年度別投手成績
年度 Year |
球団 Team |
登板 G |
先発 GS |
完投 CG |
完封 SHO |
勝利 W |
敗戦 L |
セーブ SV |
ホールド HLD |
勝率 W-L% |
投球回 IP |
与四球 BB |
奪三振 SO |
失点 R |
自責点 ER |
防御率 ERA |
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2014年 | BOS | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | ---- | 2.0 | 0 | 2 | 1 | 1 | 4.50 |
2016年 | ARI | 25 | 2 | 0 | 0 | 1 | 2 | 0 | 4 | .333 | 23.2 | 12 | 17 | 21 | 19 | 7.23 |
2017年 | 日本ハム | 14 | 1 | 0 | 0 | 1 | 2 | 0 | 0 | .333 | 21.1 | 13 | 19 | 22 | 14 | 5.64 |
DeNA | 27 | 1 | 0 | 0 | 1 | 3 | 2 | 7 | .250 | 34.0 | 11 | 33 | 15 | 13 | 3.44 | |
17年計 | 41 | 2 | 0 | 0 | 2 | 5 | 2 | 7 | .286 | 56.1 | 24 | 52 | 37 | 27 | 4.31 | |
2018年 | 53 | 0 | 0 | 0 | 4 | 3 | 0 | 13 | .571 | 53.0 | 22 | 54 | 24 | 21 | 3.57 | |
2019年 | 74 | 0 | 0 | 0 | 5 | 4 | 0 | 33 | .556 | 75.1 | 24 | 88 | 23 | 21 | 2.51 | |
2020年 | 56 | 0 | 0 | 0 | 1 | 4 | 0 | 17 | .200 | 54.0 | 17 | 58 | 15 | 14 | 2.33 | |
2021年 | 61 | 0 | 0 | 0 | 4 | 4 | 1 | 32 | .500 | 58.2 | 11 | 50 | 23 | 22 | 3.38 | |
2022年 | 70 | 0 | 0 | 0 | 4 | 2 | 2 | 34 | .667 | 63.1 | 29 | 51 | 17 | 17 | 2.42 | |
2023年 | 40 | 0 | 0 | 0 | 2 | 1 | 0 | 11 | .667 | 31.2 | 16 | 30 | 18 | 16 | 4.55 | |
MLB:2年 | 27 | 2 | 0 | 0 | 1 | 2 | 0 | 4 | .333 | 25.2 | 12 | 19 | 22 | 20 | 7.01 | |
NPB:7年 | 395 | 2 | 0 | 0 | 22 | 23 | 5 | 147 | .489 | 392.1 | 143 | 383 | 157 | 138 | 3.17 |
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関連項目
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