エリクサー(Elixir)とは、錬金術における伝説の霊薬である。エリクシャー、エリクシールとも。
概要
飲めば病気を治し、不老不死を得られるとされる薬。「賢者の石」と同一のものであるとも、賢者の石を材料にして作られるとも言われている。
このような神秘の薬であるため、たびたびファンタジー作品に引用される。ゲーム『ファイナルファンタジー』シリーズのように、強力な回復アイテムとして登場する作品が多い。
エリクサーは実在する?
伝説のような効果はないものの、実は「エリクサー」は我々の身近なところに存在している。
まず、医薬品に「エリキシル剤(Elixirs)」という剤形が存在する。日本薬局方によれば、甘味・芳香のあるエタノールを含む澄明な内用液剤である。強心薬のジゴキシンや抗てんかん薬のフェノバルビタールなどのエリキシル剤が製造販売されている。
また、「エリクサー」の名を冠する薬草酒系のリキュールが存在する。
さらに、2009年にサントリーがゲーム『ファイナルファンタジーXIII』とのタイアップ商品として、エリクサーの名を冠した清涼飲料水を発売した。
このほか、飲用品ではないがギターの弦に「エリクサー」というブランドが存在している。
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関連項目
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