クマサン商会とは、任天堂のゲーム「Splatoonシリーズ」に登場する企業である。
概要
『Splatoon2』のハイカラスクエア、『Splatoon3』のバンカラ街にそれぞれ事務所を構える。
インクリングやオクタリアンの若者たちにバイト「サーモンラン」を斡旋し、そこで得られた成果物「金イクラ」を回収している。
事務所の中には木彫の熊を模したラジオが設置されており、そこから「クマサン」を名乗る男が音声にてアルバイターたちに随時指示を出している。
バイトは決して楽な内容ではないものの、相応の豪華な報酬が提示される。インクリングたちは特段気にしていないようであるが、自分達が回収してきた「金イクラ」がその後どのような使われ方をするのかは一切説明がない。「金イクラ」は人類が生活していた時代における化石燃料のようなエネルギー源であるが、それを集めて一体に何に使用しようというのか…。
その正体と目的
「クマサン」とは何者なのか、そして「金イクラ」を回収する意図とは…。
これらは『Splatoon2』では明かされることはなかったが、『Splatoon3』において判明するところとなった。
(クリックまたはタップで展開)イカ、ネタバレ注意!
「クマサン」の正体は、かつて人類によって生み出された「実験体・熊三号」。『Splatoon3』ヒーローモードの黒幕にして、バンカラ街の電力源「オオデンチナマズ」を奪った犯人。
電力供給を行う「オオデンチナマズ」と、燃料である「金イクラ」を手中に収めたその目的は、巨大ロケットを宇宙へと打ち上げることであった。ロケットの中には大量の「ケバインク」と呼ばれる有害な物質が詰め込まれており、これを宇宙から地球上へ振り撒くことで、インクリングたち魚介類の絶滅と、哺乳類の地位奪還を行おうとしていたのである。
ロケットは宇宙へと打ち上げられ、ケバインクが放出されるまでのタイムリミットが迫る中、New!カラストンビ部隊の活躍によって熊三号は倒され、魚介類の絶滅危機は人知れず防がれたのだった。
ヒーローモードをクリアすると、今までクマサンが使用していたシャケを咥えた木彫りの熊型のラジオがヒーローモードのベースキャンプに移動し、代わりにクマサン商会には木彫りのシャケが熊を咥えている構図が完全に逆転した形のラジオが設置される。これは名実ともに魚介類が哺乳類に下剋上を果たし、地球というナワバリの主となった証なのだ。
だが、しかし…
ヒーローモードクリア後も何者かが後任となってクマサンを名乗りラジオの向こう側から指示を行い始めたことで、クマサン商会そしてサーモンランは存続する事となる。
さらにタイミングを同じくして、Splatoon3では広場やロビーに姿を現さなくなったコジャッジくんがなぜかマイクとヘッドセットを繋いだ通信機を着用するようになる。
またコジャッジくんとはカードゲーム『ナワバトラー』の対戦相手としても現れるのだが、クマサンを彷彿とさせる大人びた口調に、使用するデッキの構成カードが全てサーモンラン関係・カードスリーブもサーモンラン仕様というクマサンとの関連性を強く疑わせるものとなっている。
関連項目
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