概要
実験動物として生物学部や獣医学部の人間には身近な存在であるものの、愛玩用としてはハムスターの影に隠れがちであったが、「動物のお医者さん」に登場したことで一気に知名度が増した。
ハムスターと違ってネズミそのものの体格を持ち、特に後脚の力に優れている。体長の数倍の高さまで軽々とジャンプし、地面を縦横無尽に疾駆する姿はネズミの名に相応しい。ハツカネズミなどと違って尻尾までふさふさの毛に覆われているため、「リスっぽい」と言われることもある。また、モンゴリアンジャービルという英名の通り、自然界では高原の岩砂漠など猛禽類の一部くらいしかまともな天敵のいない環境で暮らしているせいか、自分の目線と同じ高さにいる生き物に対する警戒心が極端に薄く、人間に非常によく懐く。慣らしてやれば手乗りも楽勝。
飼育難度はハムスターと同程度だが、ハムスターと違って多頭飼いができる(個体同士の相性によっては大喧嘩することもある)。数匹を水槽やケージに入れてお菓子の紙箱などを与えると、折詰弁当のように収まって寝ている微笑ましい姿が見られるだろう……が、ハムスターなどと違って物を囓る習性が強いため、見事な連係プレーで数時間にしてシュレッダーダストと化すことも多い(同じ伝で、プラスチック製の滑車や水筒なども、あっという間にバラバラにされるので注意)。
さらに、前述の通り敏捷性や跳躍力が大変高い上に好奇心旺盛な性向を持つため、うっかり籠の入り口や水槽の蓋を閉め忘れようものなら、脱走をかまして家中を駆け回る大捕物となること請け合いである。
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