ハイリンクとは、ポケットモンスターブラック・ホワイトに搭載された無線通信機能の名称、またはマップ名称である。
概要
ゲーム内の設定としての概要
ブラック・ホワイトの舞台となっている「イッシュ地方」の中央に位置する「謎の領域」として存在している。
プレイヤーは一つ目のバッチを取得した後「Cギア」を手に入れればいつでもワープする事が可能。
ハイリンクの構成要素は中央に「自分のハイリンク」が存在し、北には森。中央には「ハイルツリー」と呼ばれる木が存在している。モチーフは皇居。
東と西(右と左)にはそれぞれ橋がかかっており他人のハイリンクと自分のハイリンクをつなぐ文字通り、架け橋となっている。
他人のハイリンクはモノクロの世界で表示され、その世界にいる間は自分の姿も変わる。
他人のハイリンク上にもNPCが存在し、話しかけることが可能。どうやらNPCも子供が大人になったり男の子が女の子になったりと姿か変わってしまっているようだ。
イッシュ地方がなぜ円形で構成されているのか、という謎を解き明かす重要な手掛かりになっており、ハイリンク自体はイッシュ地方が生まれる前から存在していたようである。
システムとしての概要
ブラック・ホワイトからポケモンにも「すれ違い通信」の機能が追加された。
ハイリンクはすれ違い通信した人(近くにいる人)を無造作に選択し、その人と通信する機能である。
ハイリンクで通信すると基本的にミッションという形で「アクセスした側」は「アクセスされた側」の冒険の手助けをすることになる。
アクセスされた側は時間制限付きの冒険に役立つ力「デルパワー(S・MAX系)」(後述)を受け取ることができる。
アクセスした側がミッションを成功した場合には発動が自分で可能なデルパワー(+・-系)を使用する際に必要な「デルダマ」を報酬として手に入れることができる。
通信時の制限
上ではすれ違った人を無造作に選ぶ。という書き方をしたがいくつかの条件を満たしていないと通信することができない。
・アクセスされる側が特定のマップ上にいない。
┗アクセスされるにはマップ上のライモンシティよりも北にいる事が必須となる。(アクセスされた後に移動した場合は別)
・取り込み中である。
┗イベント中、またはメッセージウィンドウが表示されている状態、建物にいる場合はアクセスされない。(アクセスされた後に移動した場合は別)
・通信範囲内にいない。
┗すれ違いログに残っていても実際の距離が離れすぎている場合は物理的に通信が不可能となる。
デルパワー
ハイルツリーより手に入る不思議な力だが大きくわけて二つ存在する。
■S・MAX系(ミッション系デルパワー)
他人のハイリンク上で使用できるデルパワーであり、発動するには条件が必要である。(対象に話しかけるor話しかけられる。バトルする等)
しかし持続時間は30分~1時間であり効果は大きい。効力も後に紹介する+・-系の最大レベルのものがほとんど。
■+・-系(デルダマ消費系デルパワー)
Cギアにあらかじめ登録し、バックに入っているデルダマを消費する事で発動できるデルパワー。
持続時間のほとんどが3分と短めだが「乱発できる」「すれ違いログに表示されている人」(その内現在電波が届く場所にいる人)
全てに効果範囲が及ぶというメリットがある。
またデルダマを消費するのは使用宣言した人のみであり、リセットすればデルダマは消費されていないので無限にデルパワーを乱発することが可能。
+ ++ +++の3段階で効力は増していくが+++の効果=上で紹介したミッション系の効力である。
また、そこまで到達するには多くのミッションを成功させなければいけない。
主なデルパワー
- 経験値UP
- 取得経験値が上がる。
- お小遣いUP
- 戦闘終了時の賞金が上がる。+++の効力で最大3倍。おまもりこばんを使用すれば6倍になる。もっとも+-系のデルパワーと相性がいい。
- HP回復
- 使用した際手持ちポケモンのHPが回復する。
- PP回復
- 使用した際、手持ちポケモンのPPが回復する。
- 捕獲率UP
- 使用した際、一定時間ポケモンが捕まえやすくなる。
- 安売り
- 一定時間フレンドリィショップ(またはその他の売店)で最大50パーセントOFFのセールが始まる。
- タマゴ孵化UP
- 使用した際、一定時間ポケモンの孵化歩数が半減する。最もミッション系と相性がいい。
そして廃リンクへ
上の効力を見ればわかるとおり、自分でDSを二台用意し、ハイリンクを使って片方を(あるいは双方で)サポートすることによって
かなり有利にゲームを進めることができる。
特にポケモン廃人にとって「おこづかいアップ」や「タマゴ孵化UP」は作業が簡易化する要素であり、正直ハイリンク=コミュニケーションツールだとか言ってられないのが現状である。
関連項目
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