バゼルギウスとは、『モンスターハンター』シリーズに登場するモンスターである。
概要
飛竜種 | |
---|---|
バゼルギウス | |
別称 | |
別称 | 爆鱗竜 |
登場作品 | |
モンスターハンターのモンスターテンプレート |
『モンスターハンター:ワールド』にて初登場。
発売前には情報が公開されておらず、上位に上がった後の探索で初めて邂逅したハンターも多いだろう。
非常に好戦的な性格かつ危険な特性を持っており、新大陸の至る所に獲物を求めて飛来しては後述の特性を利用した狩りを行う。
外見は茶色や灰・黒を基調とした体色で全体的に丸みを帯びた巨体を持っており、頭部と尻尾の下にびっしりと垂れ下がっている無数の黒い鱗が別称の由来にして最大の武器。
この黒い鱗はバゼルギウスの体液が変質して作り出されたものであり、ちょっとした動作でも簡単に抜け落ち、一定時間が経過するか刺激を与えると爆発する性質を持つ。また、バゼルギウスの身体が赤熱化することがあり、この状態の鱗は地面に落下した直後に爆発するようになる。この爆発が1個1個の範囲は狭いものの非常に強力であり、バゼルギウス自身も鱗の特性を理解し、敵への攻撃手段に様々な形で利用する。前方に鱗を撒き散らしてからブレスで着火、鱗を落としながら突進、更には上空に飛翔し、空から大量の鱗を落下させて周囲を巻き込んで爆撃するなど…さながら爆撃機である。
バゼルギウスは環境への適応能力が高いのか、新大陸のあらゆる地域に出没してはそこに他の大型モンスターやハンターが居ようとお構いなしに一方的な爆撃を行い、フィールドを荒らし回る。特にモンスターとの対峙中にバゼルギウスが乱入して来た時には辺り一面が地獄絵図と化すだろう。その際にはすぐにこやし弾をスリンガーに装填し、追い払う準備をしておきたい。
MHWにおいては、上位に上がりたての頃に邂逅するにしては高すぎる戦闘力や神出鬼没な行動範囲など、イビルジョーを彷彿とさせる。更にMHWでは力・守りの護符への調合素材にバゼルギウスの尖爪が必要となる点もあり、MHWにおける強大な乱入モンスター枠と言える。
一方、MHRiseでは乱入枠のポジションを一旦はラージャンに譲るものの、結局その後のタイトルアップデートで来てしまった。
評価
…とここまで読むと「イビルジョーのような畏怖とある種のカリスマを感じさせるモンスターなんだな」と思われるかもしれないが、世間からの評価は賛否両論「クソモンス」とまで呼ぶ声も。
まず第一に出現頻度があまりにも高すぎることが挙げられる。 以前までのモンハンシリーズでは乱入が起きる確率は低く、そこからさらにイビルジョーなどの脅威が登場することはごくごく稀であった。 しかしワールドでは基本的にマップに複数体のモンスターが配置されており乱入は日常茶飯事。それに加えてこのバゼルギウスは他のモンスターに積極的に飛んできて攻撃するためマップにいたら絶対乱入してくるほどである。 そのため次第に慣れてきて「うんざり」してくるのだ。
第二にタイマンだとそんなに強くない。 イビルジョーも(他の同ランクの古龍などと比べると)慣れれば戦いやすいと言われる方だが、それでも最初戦ってみると一部有効部位以外非常に硬い肉質や強力で素早いモーション、耐震・ウチケシ・こやし玉などの対策は必須と苦戦要素が多く非常に強力なモンスターと言える。 しかしこのバゼルギウスはいざ戦ってみると「全身性感帯」とか言われるほど肉質が柔らかく、動作も遅めで討伐クエ初見でも倒すことは難しくない。 上空からの爆撃など乱入されると非常にウザい性能をしているだけである
そして第三に…上から爆撃してくる様がトリが空からフンを落とすように見える。 空から落としてくる鱗は小さく、黒っぽいので嫌でもそんな気がしてくる。 しかも爆発せず残るものはますますそう見えてしまう。「クソモンス」の由来はここにもある。
とはいえ、バゼルギウスの爆撃は他のモンスターにも大きなダメージを与えるため、挑発の装衣でおびき出すなどして上手くぶつければ、部位破壊などを労せず達成することもできる。
バゼルギウス側も体が大きいため他モンスターの攻撃を受けやすく、ハンターがほとんど手を出さずに大きく体力が削れていることもある。
これは大型モンスター同士で受けるダメージが低い過去作ではまずありえないことであり、良くも悪くもMHWの仕様を体現しているモンスターと言えるだろう。
紅蓮滾るバゼルギウス
マスターランクで登場する特殊個体。
通常個体と異なり、鱗や外殻の大部分が青く染まっており、その他も通常個体とは大きく異なるカラーリングをしている。第一弱点の属性も雷から氷に変化し、行動パターンも変わったため今までの特殊個体のイメージとは異なり亜種と言っても差し支えない状態になった。
常にばら撒く爆鱗が赤熱状態になっているため、最初から足元に爆鱗が垂れている状態なため注意が必要だが、これによって攻撃したら発破してしまう事故が軽減されている。
通常個体と異なり爆鱗を中距離にばら撒いていくような動作が加えられ、全体的に近距離よりも中距離に負担が偏るように変更されている。そのため、通常個体よりは戦いやすいという声が大きい。
更に通常の状態から青白く光ると爆鱗も壁にも接着するようになる上に膨らんでから爆発するものに変化する。この強化状態は頭と尻尾の状態で判断できるが、それぞれ強化状態が独立しているようで別々になることがある。
頭と尻尾両方が青白く光った状態の時に大技を繰り出すことがあり、広範囲に青白の爆鱗をばら撒いた後に地面に突っ込んでから大爆発する。MHFかな?
MHW:Iではマスターランクの通常個体は存在しないのだが、上位までの通常個体と違ってあまり積極的に乱入してこなくなっており、前は鬱陶しいと思ってたのが逆に寂しいと感じるハンターもいるとかいないとか。
関連動画
関連商品
関連項目
- 11
- 0pt