フランシー・ジェラード(Francee Gerard[1])とは、「ワールドウィッチーズ」の登場人物である。愛称は「フラン」。
プロフィール
モデル
アメリカ合衆国陸軍のエース・パイロット、フランシス・ジェラード。
ニュージャージー州の生まれでニューヨーク州リンドハーストの育ち。1942年に入隊後、イギリスを拠点に大戦後期のヨーロッパ西部戦線で戦闘参加し、終戦までに8機を撃墜。戦後はニュージャージー州兵や連邦軍で要職を歴任した。最終階級は少将。1989年退役、2008年死去。
人物・能力
白いリボンでツインテールにまとめた明るいオレンジ色の髪、青色の瞳を持ち、身体はいまだ成長途上で背も低い。服装はリベリオン陸軍航空隊のカーキ色のもの。
陽気で前向き、気が強く負けず嫌いなところがあるが、ウィッチとして未熟ゆえ自分の能力にはあまり自信がないようで、どこか諦め気味。スピードに憧れがあり、冗談交じりながらレーサー志望を口にすることも。機械工作などにもスキルがある。
訓練学校を出てすぐに少尉任官して前線に出ているため、上記のようにウィッチとしてはまだ経験不足であり、訓練学校の成績も中の中とごく平凡。空中射撃については平均にも満たなかったものの、地上攻撃には適性があると評価されている。戦場に出てから手に入れた固有魔法「短距離加速」はごく短時間に限って爆発的な加速力を得るもので、戦闘時の使用に向く。
経歴
ニューヨーク近郊リンドハーストの出身で、中等教育中に魔法力が発現したため飛び級での卒業後、折よく欧州支援のためにウィッチの大増員を計画中だった軍へと志願。訓練学校を卒業して少尉任官すると、魔法力とシールド、敢闘精神を評価されて欧州派遣に選ばれる。
欧州では急降下攻撃を主任務とする第8軍第339戦闘航空群第503戦闘飛行隊に配属されたが、1944年頃にブリタニアのワイト島分遣隊へと転属。同地で扶桑空母<赤城>の護衛戦闘などに従事し、戦いのなかで「短距離加速」の固有魔法に目覚める。
ガリア解放によるワイト島分遣隊の解散後は、同僚ウィルマ・ビショップとアメリー・プランシャールに同行してガリアの復興支援に志願した。以後もガリアに残り、復興を手伝っているとのこと。
交友関係
同じリベリオンウィッチであり、世界最速に挑むシャーロット・E・イェーガーに憧れているが、使用機材まで同じであるのにまったく追いつけず凹んでいた。長く一度会いたいと考えていながらも叶えられずにいたが、ワイト島分遣隊解散後に邂逅できた模様。
ワイト島分遣隊に転属してきたウィルマ・ビショップとは、はじめは階級が上ということもあり強く当たったものの年上の包容力でいなされ、さらに自分の能力の限界を感じて心折れそうになっていたところを励まされて親しくなった。固有魔法「短距離加速」の習得も、孤軍奮闘するウィルマを助けるため急いだことがきっかけとなっている。
登場
2010年に島田フミカネがTwitterで公開したSDキャラの集合絵が初出。この時点では名前も明らかではなかったが、翌年のコミック『ストライクウィッチーズ 片翼の魔女たち』連載開始にあたって同じくTwitter上で立ち絵とともに簡単に紹介され、同作でストーリー媒体に初登場。当時発表済のリベリオンウィッチがシャーリーはじめ巨乳ばかりの中で「他国の平均的リベリアン観とも戦う」とのこと。
同作以外では2012年、イラストコラム「ワールドウィッチーズ」でも紹介されている。アニメ登場はないが、『ストライクウィッチーズO.V.A.』Vol.3「アルンヘムの橋」Amazon限定ドラマCD「ミッドナイト・イン・パ・ド・カレー」では、アメリーが語るワイト島時代の仲間の中に名前が登場している。
関連動画
関連項目
脚注
親記事
子記事
- なし
兄弟記事
- シャーロット・E・イェーガー
- ドミニカ・S・ジェンタイル
- ジェーン・T・ゴッドフリー
- マリアン・E・カール
- ジェニファー・J・デ・ブランク
- ジーナ・プレディ
- カーラ・J・ルクシック
- キャサリン・オヘア
- ジョアンナ・エリザベス・スタッフォード
- グレイス・メイトランド・スチュワード
- セシリア・E・ハリス
- リー・アンドレア・アーチャー
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