「プリンセスの条件」とは、『Go!プリンセスプリキュア』の挿入歌・キャラクターソングである。
作詞:只野菜摘/作曲・編曲:高木洋/歌:キュアフローラ(嶋村侑)、キュアマーメイド(浅野真澄)、キュアトゥインクル(山村響)、キュアスカーレット(沢城みゆき)
概要
後期エンディングテーマ「夢は未来への道」(北川理恵)のカップリング曲として収録された、プリキュア役の4人による楽曲。CDリリース情報発表時点で既に挿入歌として使われることがアナウンスされていた。このシングルの他にボーカルアルバム2にも収録されている。
曲調としてはマイナー調の熱い内容に仕上がっており、劇伴担当でもある高木洋の作曲かつ、プリキュア役4人による歌唱であることから、前年の『映画 ハピネスチャージプリキュア! 人形の国のバレリーナ』で用いられた「勇気が生まれる場所」を連想する人も少なくなかったようである。それと共に「どの回でいかなる形で用いられるのか?」という期待も膨らんでいた。
そして、第39話でついに用いられたのだが、ふたを開けてみると圧巻という内容に仕上がっていた。はるかが絶望から立ち直り、自らの夢と希望を取り戻し、再びキュアフローラへと変身しゼツボーグの大群に立ち向かう……それだけでも熱い展開なのに、それに加えてシリーズディレクターの田中裕太自らが絵コンテを切り、大田和寛作画監督を始め板岡錦や藤井慎吾といったプリキュアシリーズ第一線の作画陣による躍動の描写、そしてBGMとして流れるこの曲……
ちょうど映画が公開されたとはいえ、前の週が恒例の駅伝休みで待たされただけに、放送直後は「なにこの劇場版クオリティ!」と絶賛の声が高く、田中SD的にはスマプリ第43話の「あなたの鏡」をBGMにしたキュアビューティvsジョーカー戦やドキプリ第40話での「こころをこめて」を歌いながらレジーナに近づきつつ少しずつキュアソードへ変身する真琴、大田・高木両氏繋がりでは前述の「勇気が生まれる場所」が用いられた『人形の国のバレリーナ』のラストバトルを想起する人が多いようである。
何よりプリキュアシリーズでもおなじみの只野菜摘による歌詞も「絶望してもなお希望を捨てずプリンセスという夢へ向かっていく」というはるかの心情、そして4人のプリキュア達の意志を強く描いており、情景描写としては強烈にマッチした楽曲だと言えるだろう。
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