概要
起源は1870年代とされる、独特の形状をしたソリを使用して行われる滑走競技。
最高速度が140km/hにも達することから「氷上のF1」と呼ばれる。
パイロットとブレーカーが存在し、50m区間でソリを押し、最初にパイロットが、最後にブレーカーがソリに飛び乗り、カーブと勾配のついた約1400mの氷のコースを滑降する。
パイロットはドライバーとも呼ばれ、ソリ前方のハンドルを操作し、ブレーカーは後部にあるブレーキを掛ける役目を担う。
ソリには二組のスチール製ブレードが付いており、外殻は空気力学を考慮したデザインで設計され、二人乗りと四人乗りがある。
冬季オリンピックの競技にも選ばれており、男子は1924年大会から、女子は2002大会から正式競技となっている。というか日本人がボブスレーをまともに観るのはオリンピックくらいであろう。
日本では1938年2月12日に日本初の全日本ボブスレー選手権大会が開催されたことにちなみ2月12日がボブスレーの日になっている。
近年の日本においては、大田区の町工場が主体となってボブスレーのソリを開発し下町の技術力を世界にアピールするためのプロジェクト「下町ボブスレー」関連のニュースが割と取り上げられたことが記憶に新しい。ジャマイカ代表の五輪初出場をベースにした映画「クール・ランニング」でボブスレーを知った人もいるのでは。
平均時速が120km/hでブレーキが使用されるのはゴールラインを割ってからという、正に一瞬たりとも目を離せない高速のスポーツである。
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