マガイマガド単語

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マガイマガドとは、モンスターハンターシリーズに登場するモンスターである。

概要

修羅の妄執 鬼火となりて　哀れな竜に纏い付く

「せめて一太刀」悲壮の覚悟　鎧兜の禍威（マガイ）に挑むも

　合 掌　

もはや敵なし　鬼気の餓竜

初登場は『モンスターハンターライズ』で、同作のメインモンスターに当たる。

同じ牙竜種のジンオウガに類似した骨格体型を持ち、濃い藤色の皮膚および甲殻と薄い黄蘗色のブレード状の突起が特徴の幅の広いマッシブな見た目をしており、そして先端が槍の如き形状になっている長い尻尾が特徴。頭部はまるで獅子と人間をかけ合わせたような厳つい顔に、その上に“兜の立物”にも見える一対の角が生えているというこれまでにない異様な容貌をしている。
何より本種を脅威たらしめるのが、臨戦時に体から立ち上る禍々しい紫色の火炎「鬼火」で、これは捕食したモンスターのエネルギーを体内で可燃性のガスに変換し、口や背中など全身から放出されたそのガスが発火、燃焼する事で形成されたものである。この鬼火はただの生理現象ではなく、マガイマガドの強力な武器の一つでもある。
更に敵からの攻撃を受けて激昂した際には背中の突起が鰭のように隆起、この突起から鬼火が噴出する。

性質は極めて凶暴かつ好戦的、しかも執念深いという非常に危険な生物の一つで、中型以上のモンスターにも積極的に襲いかかる。

「百竜夜行」に出現する理由は捕食。百竜夜行にて集まったモンスター達を捕食するためにやってきた便乗者である。食べ続けている限りその体力は無尽であるとも言われ、特殊な設備を用いて百竜夜行と合流できないように対処されるようになった。
ゲーム本編から約50年前の「百竜夜行」の際は想定外の事態に防衛側は対処しきれず、里への侵入を許してしまったために大きな損害を被ったと里長フゲンは語る。

モンスターハンターライズのパッケージモンスターを務め、里クエスト（シングルプレイ）のラスボスに位置付けられる。
その屈強な肉体による格闘戦を持ち味とする一方、鬼火を用いた飛び道具も充実しており遠近に隙が無い。
多くのモンスターと共通する前足による叩きつけ（通称”お手”）や突進による体当たり、尻尾による攻撃を搭載しているが、そのどれもが前兆は明確だが洗練されたものとなっている。
厄介なのが、本作のシステムである“翔虫受け身”でのみ回避可能なコンボ攻撃を繰り出したり、かと思えば怒り状態では『初段を被弾してからの“翔虫受け身”の硬直を刺すようなタイミングの攻撃』を繰り出したりと攻撃を受けてからも油断ならない。
鬼火を纏っている箇所が多いと、鬼火の起爆で動作の軌道を変えてくる。只の突進と思いきや二段誘導してきたりと、中途半端に慣れてきたところに当たるような技も持っている。
距離が離れても尻尾の槍によって鬼火を散布したりレーザーのように飛ばしてくるため、回復のタイミングも甘えられない。また、状態異常「鬼火やられ」が存在し、鬼火によるダメージで付着、一定時間後に爆発して自分含む周囲にダメージといういわば時限爆弾が付着してしまうので、炎やられと同じく前転連打による解除が必要になるなど、ペースを崩される要素も多い。
また、攻撃を受けて一瞬仰け反るも、すぐに次の行動に移る「ひるみフェイント」や、一部行動では起爆前の鬼火ガスを散布してフィールドを制圧したりと、小技もいやらしく充実している。
体験版で戦うことが出来たので、その時はハンター側の装備が最適ではない、制限時間も短いことも込みでベテランハンターの死骸を積み上げ、大いに恐れられた。

一方で動作前兆がわかりやすく、正しく観察すれば対処方法が分かりやすい。
そして「自分が散布した鬼火ガスをハンターの攻撃で着火されて巻き込まれると特殊ダウン」、「鬼火を纏っている部位の肉質は柔らかく、その部位にダメージが蓄積されると特殊ダウン」など、弱点も持っているため、的確に攻めることが出来れば封殺も夢ではない。最終的には『戦っていて楽しいモンスター』という評価を頂いている。

余談

『洗練された』モーションと明記したが、それが大きく活かされるのは実は操竜時。
攻撃発生までが素早くかつ大きく動かないため、敵モンスターの行動で避けられることが少なく、相手の攻撃に対して後出しでも競り勝つ判定の強さが非常に心強い。特に咆哮後の尻尾鬼火時のDPSは全操竜モンスタートップクラス。
そのためか、ターゲット狩猟のために通り魔的に操竜するハンターも多く、『フィールドに居るオトモ』『オトモマガド』呼ばわりされることも。Update3.0で解禁された集会所最終エンディングのクエストでそれが確信に変わったハンターも多かろう。

飛竜種・古龍種等の浮遊が可能なモンスター相手に縄張り争いをした際に、「飛翔して逃げる相手にジャンプで飛び掛かり、一度は引きはがされるも、鬼火を爆発させた爆風で空中ジャンプして再度掴みかかり、地面に叩き落とす」というとんでもない空中戦を披露する。
ちなみにこの叩き落としはバルファルクの彗星落下と同じくハンターをサーチし、着弾地点にダメージがあるため、ボーっと観戦した末にベースキャンプへ送還されたハンターも少なからずいる。

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