メイドインアビスの原生生物一覧とは、漫画『メイドインアビス』に登場する原生生物の一覧である。
この記事は、ネタバレ成分を多く含んでいます。 ここから下は自己責任で突っ走ってください。 |
概要
約1900年前、南海ベオルスカの孤島にて発見された巨大な縦穴・アビス。「全て踏み明かされた世界の唯一最後の深淵」とも呼ばれるそこには、奇妙奇天烈な生物が多数生息している。危険度は星によって分類されており、星の数が多いほど危険度は増す。アビスの底に行けば行くほど、力場を読み未来予知のような行動をする強大な生物たちが待ち構えている。
危険度:☆(安全)
- ネリタンタン
- 深海三層の壁面の内側に生息する扁平型の小動物。同じく三層に生息する植物と共生関係にあり、ネリタンタンは植物を巣にする代わりに、植物の種を運び出す役割を持つとされている。あばら骨を変形させることで体の形を変えることができ、細長くなったり膨らんだりすることが可能。果実食のためか肉はおいしい。そしてかわいい。
危険度:★(軽微)
- ツチバシ
- 表層から深海四層まで、幅広い範囲に生息している鳥。羽を広げると3メートル以上にもなる。頭の巨大な骨はオス同士の喧嘩で使われる。羽は火種、肉は食料、頭骨は調理器具や火打ち石、器として使うことができ、何かと便利な存在。そのため探窟家から重宝されている。
- ハマシラマ
- 深海五層の浮遊海に生息する遊泳型水棲動物。頭に内蔵が詰まっている。粘液状の内蔵を吹き付けて捕食者から身を守る。見た目はグロいが毒はなく、食用可能。
危険度:★★(要警戒)
危険度:★★★(深刻)
- ナキカバネ
- 深海二層に生息する大型の鳥。翼を広げると幅が10メートルを超える個体も。
群れでコロニーを作り、集団で子育てを行う。空間認識に優れる左右で大きさの違う目が目立つが、見た目に反して愛情深く、ヒナから育てれば人にもなつく。高度な声帯模写を可能とし、ツチバシなどの社会性の高い生物を連れて帰り、コロニー全体で鳴き声を覚える。狩りでは獲物が助けを求める声を真似、おびき寄せた獲物を一網打尽にする。くちばしが無い代わりに発達した舌を持ち、獲物の肉と内臓を啜りとる。肉は臭みもあるがとてもおいしい。 - オットバス
- 深海二層の最下部、逆さ森の端っこに生息する大型の水棲動物。海外から持ち込まれた外来種が奇跡的にアビスに根付いたという経歴を持つ変わった存在。しかし大穴周辺の強かな生物たちにはさすがに敵わず、現在は力場の薄い逆さ森の最奥部に追いやられている。ゴツゴツした見た目が特徴で、人間程度の大きさなら一口で飲み込んでしまう雑食性。皮と脂肪が分厚いため食用には適さないが、解体等の適切な処置を行えば大量の肉にありつける。
- マルルク「好物はコブ下の肉です」
危険度:★★★★(理不尽)
危険度:★★★★★(致命的)
- タマウガチ
- 深海四層の剣山カズラに生息する大型の猛獣。本来はトガシシという名前だったが、宝(珠)も命(魂)も奪ってしまうことから探窟家が今の名前で呼び始め、そのまま定着した。
草食で、普段はダイラカズラに生える藻を食している。性格は獰猛そのもので、体中から伸びている毒針は強力な致死毒を持つ。5つの穴は力場を読む感覚器であり、予知とも思える勘の良さと瞬発力で獲物を仕留める。犠牲になった探窟家は数知れず。深海四層においてこれ以上に強力な生物はおらず、無敵の存在として恐れられている。 - クオンガタリ
- 不可侵の領域・深海六層に生息するとされている羽虫。ラストダイブを行った白笛の報告から存在が伝えられていた。トコシエコウに擬態し、不屈の花をデストラップへと変えてしまう。どういうわけか四層の不屈の花園まで生息範囲を伸ばし、複数人の探窟家を行方不明にしている。
危険度:★★★★★★(桁外れ)
- リュウサザイ
- 深海六層にて存在が確認された生物。ライザの手記には「衝撃を受けると破裂する毒の鱗を持つ」「オス同士の争いは激しい体当たり」「執念深く呪いも無視して立体的に動く」と書かれている。また、口から粘液性の液体と石を混ぜたものを放出し、相手に攻撃する。超深層の生物のため詳細は不明だが、クオンガタリの群れに相当するヤバさとクソデカい図体は確か。
危険度:★★★★★★★(空前)
※未登場
分類不明
- ガンギマス
- アビス内に広く生息している魚。背と腹の色がはっきり分かれているものが美味。
- タケグマ
- 背中に寄生したキノコと共生関係にある生物。キノコはタケグマが元気なうちは栄養を吸い、死にそうになると溜めた栄養を分け与える。
- カッショウガシラ
- 深海五層、なきがらの海の砂岩地帯に生息する、超巨大なサソリ。7本の尾は肉と骨を溶かす毒を持ち、サイズも2メートルを超える。巣の近くは独特の匂いがする。肉は食えたものじゃないらしい。
- ミゾウジャク
- 深海六層で発見されている生物。地熱近くに棲んでおり、性格はおとなしい。産みたての卵が美味。孵りかけの卵は沸騰程度では筋肉が壊れないらしく、茹で上がっても動く。
- ダイオウカブリ
- 深海六層に生息している、卵のまま育つトカゲ。幼体は獰猛だが、食べやすく味もいい。生きている限り際限なく育ち続けるらしく、巨大な個体は30メートルにもなる。おまけに寿命も長い。
- ヤドネ
- 深海六層の都市域にひっそりと息づく哺乳類。かわいらしい見た目で、個体ごとに様々な「宿」を持っている。人にもなつき、一匹手懐ければ枕に困らなくなる。ただし食べようとすると鋭い牙で噛み付いてくる。
- オオガスミ
- 深海六層にて現れた生物。名前はリコによる仮称。スライムのように変形する体で獲物にまとわりつき、そのまま取り込んでしまう。体には獲物を溶かす効果もある模様。力場がなくても空に浮かぶことができ、身体のほとんどが空気より軽いのではないかとリコは分析している。
植物
- トコシエコウ
- 咲く場所を選ばず、アビスの至るところで花を開かせている"不屈の花"。極地であればあるほど大きく白い花をつける傾向があり、その精神性からオースの「街の花」にも指定され、各地で栽培されている。花はお祝い事やお悔やみ事があると撒く習慣があるほか、実や根っこは食料や香辛料として重宝されている。
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- 原生生物(メイドインアビス) - こちらは層ごとに分けられている。
関連項目
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