ルナティックドーンとは、アートディンク社が開発・販売しているRPGシリーズである。通称ルナドン。
概要
ルナティックドーンの特徴は、その自由度の高さにある。プレイヤーは自ら世界を創造し、創造した世界の中で一人の冒険者として人生を歩んでいくこととなる。
ルナティックドーンにはゲーム全体の目的となるシナリオが基本的に存在しない。条件次第で世界に訪れるイベントを目的とすることも出来るが、その決定もプレイヤーにゆだねられている。そもそもプレイヤーの操作するキャラクターとてあまたいる冒険者の一人でしかなく、ゲームオーバーになれば別の冒険者(家族がいれば引継ぎ可能)に引き継いでプレイは継続される。もちろんここでご破算にして世界創造からやり直すことも可能である。
プレイの基本は街の酒場で依頼を受け、こなしては報酬と経験を稼ぎ、キャラクターを強化していくことである。依頼は近隣の街にアイテムを届ける簡単なものから、ドラゴンのような強力なモンスターを退治するものまで様々である。
依頼をこなさずに路銀を稼ぎたければ、行き当たりばったりでダンジョンにもぐってもいいし、依頼品を横領するなり店や他の冒険者からアイテムを盗むなりして稼ぐことも不可能ではない。どちらにせよかなりハイリスクであるが、犯罪を重ねて闇ギルドに勧誘されれば暗殺、誘拐、窃盗といった犯罪者専用の依頼を受けられるようになる。
プレイヤーキャラは街にいる冒険者を誘って仲間にすることが出来る。依頼の報酬やダンジョンでの収穫は折半しなければならないが、戦闘やダンジョン探索には有利となる。また、仲間は冒険をともにして好感度があがると結婚して家族にすることが出来る。結婚するにはプレゼントを贈って好感度を上げたりそこそこ広い家を買ったり(家がないと求婚自体できない)と妙にシビアなのだが、いくら強化したところでプレイヤーキャラはいずれ老衰して死亡してしまうため、結婚して冒険を引き継ぐべき子供を作ることはプレイにおける死活問題である。子供がやがて成長し、成人して冒険(そして家やアイテム)を引き継ぐと晴れて初代プレイヤーキャラを引退させられる。
ゲームプレイの基本的な流れはこうして一巡するが、他はまあモンスターを退治して英雄になるなり悪事を尽くすなり国王になるなり魔法を極めるなり武技を極めるなりレアアイテムを集めるなり好きにすればいいんじゃないかなぁ。
シリーズ
- ルナティックドーン (PC-9800)
- ルナティックドーンⅡ (PC-9800)
- ルナティックドーンⅢ (WIN/PS)
- ルナティックドーンⅣ (WIN)
- ルナティックドーン 開かれた前途 (WIN)
- ルナティックドーン 前途への道標 (WIN)
- ルナティックドーン 第三の書 (WIN)
- ルナティックドーン オデッセイ (PS)
- ルナティックドーンテンペスト (PS2)
- ルナティックドーン 始まりの書 (WIN) 開発、発売中止
関連項目
外部リンク
- ARTDINK: ルナティックドーン (アートディンクの公式サイト内、本シリーズのページ)
- Steam: ルナティックドーン レジェンドパック
- Steam: ルナティックドーン 前途への道標
- プロジェクトEGG: ルナティックドーンII (ProjectEGGによる配信、PC-9801版をWindows上でプレイできる)
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