- プロ野球選手一覧 > 中利夫
中利夫(なか としお)とは、元プロ野球選手・監督のことである。
概要
OB | |
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中利夫 | |
基本情報 | |
出身地 | 群馬県前橋市 |
生年月日 | 1936年4月28日 |
没年月日 | 2023年10月10日 |
身長 体重 |
168cm 73kg |
選手情報 | |
投球・打撃 | 左投左打 |
守備位置 | 外野手 |
プロ入り | 1955年 |
引退 | 1972年 |
経歴 | |
選手歴 監督・コーチ歴 | |
プロ野球選手テンプレート |
小学4年生頃から野球を始め、左利きながら内野を守ることもあった。また、野球と並行して陸上競技の単距離種目の選手としても活動。中学時代には県内でも有数のスプリンターとして知られ、大会記録の成績を残したこともある。
高校は進学校でもあった前橋高等学校へ進学。1年時からエース・主軸打者として活躍し3年時には主将を務めたが、最高成績は県大会準決勝敗退と甲子園には縁がなかった。野球以外では生徒会長を務め、野球で敗れると陸上部の助っ人として活動し、400メートルリレーで国体にも出場した。
3年夏の県大会敗退後、東京六大学進学を目標として勉強を始めたが、中の存在を知人に紹介された中日ドラゴンズの二軍監督、宮坂達雄氏にスカウトされプロ入りを決意する。プロ入り後、外野手に転向した。
プロ1年目の1955年は17試合の出場で打率.176。プロ入り初安打は相手投手のノーヒットノーランを阻むセーフティーバントで記録したものだった。
2年目にはセンターのレギュラーに定着し、打率.262をマーク。
3年目以降は出場機会が減少し、打撃成績が伸び悩んだ。この時期に地元に規制した際、ボディビル大会で準優勝した高校時代の先輩と再会し、筋力トレーニングを開始。これがきっかけとなり打撃が開眼する。
1959年、シーズン途中に骨折し75試合の出場に留まったものの、初の二桁本塁打となる15本塁打を記録。オールスターゲームにも初出場し土橋正幸から本塁打を放ちMVPを受賞した。
1960年には再びセンターのレギュラーを奪い、リーグ3位の打率.313を残し、走力の面でも50盗塁を記録し初の個人タイトルとなる盗塁王を獲得しベストナインにも選出された。
その後、再び伸び悩んだものの1964年頃から逆方向への打撃を身につけ、打撃フォームを変更したことから再び高打率を残すようようになっていった。
1967年には王貞治、近藤和彦らと熾烈な首位打者争いを繰り広げ、リーグ戦最終盤には執念でセーフティバントを5本決め、打率.343を残し首位打者を獲得。王貞治の三冠王を阻んでみせた。
1971年からはコーチ兼任となり、1972年、センターのレギュラーに大島康徳が定着したこともあり出場機会が減少、この年限りで現役を引退した。
引退後は中日でコーチを務めた後1978年に監督に就任。宇野勝ら若手の活躍もあり1979年に3位となるものの、故障者が続出した1980年は最下位に沈みこの年限りで退任している。その後、1984年から1986年にかけて再びコーチに就任している。
ここまで中日一筋であった中であったが、1987年から1990年にかけて広島東洋カープのコーチを務めた。
以降は中日新聞や東海ラジオなどの評論家・解説者として活動していた。
人物・エピソード
高い身体能力を武器に走攻守で活躍、長期に渡ってドラゴンズのリードオフマンを担った。
守備面でも相手の打球方向を読み安打を防いだり、1963年と1965年にはセ・リーグ記録の350捕殺を記録するなど守備の名手としても知られた。
一方で体力面にやや難があり、毎年夏場以降成績を落としていた。また、盗塁数は多いが同時に盗塁失敗数も多かった。
登録名をよく変えていたことでも有名。入団から1963年までは「中利夫」、1964年は「中三夫(なか みつお)」、1965年から現役引退までは「中暁生(なか あきお)」、引退後再び「中利夫」に戻し、1984年からは「中登志雄(なか としお)」、現在は「中利夫」名義で活動している。
通算成績
打撃成績
通算:18年 | 試合 | 打席 | 打数 | 得点 | 安打 | 本塁打 | 打点 | 盗塁 | 犠打 | 犠飛 | 四球 | 死球 | 三振 | 併殺打 | 打率 | 出塁率 |
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NPB | 1877 | 7336 | 6581 | 952 | 1820 | 139 | 541 | 347 | 153 | 39 | 525 | 17 | 473 | 44 | .277 | .330 |
監督通算
通算:3年 | 試合 | 勝利 | 敗戦 | 引分 | 勝率 | |
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NPB | 390 | 157 | 204 | 29 | .435 | Aクラス1回、Bクラス2回 |
獲得タイトル・記録
関連商品
関連項目
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