体言止めとは、文章を名詞や代名詞、数詞で終わらせる技法。
概要
「体言」とは名詞、代名詞、数詞の総称。これらの言葉で文章を終わらせるのが体言止め。ざっくり言うと「です、ます」や「だ、である」を使わない文章。(例外もあるが一旦無視)倒置法もあわせて使用されることも頻繁。
対義語は「用言止め」。「用言」は動詞、形容詞、形容動詞の総称。
体言止めを活用することで、歯切れのよい文章になり文章上の物事をより強調する効果を発揮。特に詩や俳句、広告のキャッチコピーなどの芸術文章で活用されること多数。一方で機械的な文章であると感じるデメリットもあると一部から指摘。また文章に体言止めと用言止めを混在させると文章が分かりづらくなるため、どちらかに統一することを推奨。
使用例としては他にも創作作品において会話できるAI・機械生命体などもこの技法をよく使っている印象。
ちなみに(分かってると思うが念のため解説)本記事の概要文も体言止めを活用して作成。さすがにやりすぎると強調効果がなくなるしラップみたいに感じる人も多いと想定。何より文章を作るのが難しすぎるのでもうやらないと反省。
体言止めが活用されている文章例
- 今日も一日中ニコニコ動画を見る。⇒今日も一日中ニコニコ動画。
- 殴りたい、この笑顔
- 意外!それは髪の毛ッ!(ジョジョの奇妙な冒険・ファントムブラッドより)
- 朝ぼらけ 有明の月と 見るまでに 吉野の里に 降れる白雪(坂上是則・百人一首より)
- 朝ぼらけ 宇治の川霧 たえだえに あらはれわたる 瀬々の網代木(権中納言定頼・百人一首より)
- わたの原 こぎいでてみれば 久方の 雲いにまがふ 沖つ白波(法性寺入道前関白太政大臣・百人一首より)
関連動画
関連項目
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