八木亮祐単語

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八木亮祐（やぎ　りょうすけ、1990年9月29日-）とは、愛知県出身の元プロ野球選手（投手）である。

概要

享栄高校では2年までは目立つ選手ではなかったが、3年次6月の岐阜城北高校との練習試合で、伊藤準規目当てにやってきたプロスカウトの前で17奪三振の快投を見せて俄然注目を集め、夏の県大会でもベスト8で敗退したものの5回参考ノーノーや16奪三振といった投球を見せ、一気に上位指名候補に躍り出た。

2008年のドラフト会議で、東京ヤクルトスワローズに2位で指名され入団。享栄高校からヤクルトへの入団は前身の享栄商出身（中退）の金田正一以来で、金田にあやかって背番号34を与えられた。この年のヤクルトのドラフト指名は1位の赤川克紀、4位の日高亮も高卒左腕だったため、ヤクルトファンからは「08式高校生左腕Ⅱ型」とか言われた。

プロ入り後

入団当初から左肩の故障に苦しむことになり、2年目の2010年は故障が長引き二軍登板なしに終わる。投げられない間は下半身強化に励み、ランニング愛好家と呼ばれたとか。オフに背番号34を剥奪され、背番号70に変更。

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2011年に実戦復帰したが、この年も二軍で7試合に投げ防御率6点台に終わった。

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2012年、二軍の先発ローテーションに定着し、21試合に登板してイースタン・リーグ2位の9勝を挙げる。一軍でも8月4日の中日ドラゴンズ戦でプロ初登板初先発（3回3失点で勝ち負けつかず）。その後、月に一度ローテーションの谷間で一軍で投げ、3試合目の10月1日の読売ジャイアンツ戦で7回無失点の好投を見せプロ初勝利を挙げた。

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2013年は開幕ローテーション入りを勝ち取り、開幕3試合目の阪神タイガース戦に先発。藤浪晋太郎と投げ合い、7回無失点で白星を挙げる。しかしその後は援護率1点台という惨憺たるムエンゴに見舞われ、3ヶ月間勝ち星なしの6連敗。7月2日の横浜DeNAベイスターズ戦でプロ初完封を達成し、ようやく2勝目を挙げた。結局そのままシーズンを通してローテーションを守り、規定投球回数にも到達したが、26試合で5勝13敗、防御率4.44と大きく負け越してしまった（13敗は三浦大輔と並んでリーグ最多敗、防御率は規定投球回数到達者でワースト）。最終的な援護率は3.56で規定回数到達者では下から4番目。

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2014年はチーム事情から中継ぎに転向していたが、中継ぎで振るわなかったことから先発に戻った。

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2016年7月にオリックス・バファローズに近藤一樹とのトレードで移籍した。背番号65。

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2017年は一軍登板がないまま戦力外通告を受け、現役を引退。

引退後

引退後は地元の愛知に戻り、厨房機器メーカーに勤務。その後、2019年から地元の印刷会社・小林クリエイトの軟式野球部でプレーしている。

プレースタイル

高校時代から完成度の高い投手と言われ、直球の球速は140km/h弱だが、スライダーと100km/h台のカーブを交えての緩急とキレで勝負するピッチャー。

年度別投手成績

年度	球団	登板	先発	完投	完封	勝利	敗戦	セーブ	ホールド	勝率	投球回	与四球	奪三振	失点	自責点	防御率
2012年	ﾔｸﾙﾄ	3	3	0	0	1	0	0	0	1.000	15.0	11	13	4	3	1.80
2013年		26	26	1	1	5	13	0	0	.278	152.0	59	122	77	75	4.44
2014年		23	17	1	0	5	6	0	2	.455	103.2	41	76	50	45	3.91
2015年		2	2	0	0	0	2	0	0	.000	10.0	3	5	7	7	6.30
2016年		1	1	0	0	0	0	0	0	.---	3.0	3	6	4	4	12.00
	ｵﾘｯｸｽ	1	0	0	0	0	0	0	0	.---	4.0	1	2	2	2	4.50
16年計		2	1	0	0	0	0	0	0	.---	7.0	4	8	6	6	7.71
NPB：5年		56	49	2	1	11	21	0	2	.344	287.2	118	224	144	136	4.25

関連動画

関連コミュニティ

関連項目

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  • 赤川克紀　/　中村悠平　/　新田玄気　/　日高亮
• 東京ヤクルトスワローズ
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