女川原子力発電所は東北電力が所有・運転する原子力発電所で、宮城県牡鹿郡女川町・石巻市に位置している。略称「女川原発」
概要
1号機 | 2号機 | 3号機 |
1984年に1号機が稼働し始めてから女川原発の歴史が始まった。東北電力の所有する原子力発電所の中で一番古い発電所である。東京電力に対する電力融通も行っているため、関東地方に電力を送ることができる。女川原発は海抜15mのところに主要建屋を設置しており、建築基準法で定められている基準の3倍の地震(おおよそ580ガル)に耐えられるように設計されている。
2011年3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震の津波(高さ13m)が襲来し、敷地の一部・建屋の地下が浸水したり1号機の地下にて火災が発生したりする被害を受けたが、建屋そのものに被害はなかった。これにより女川原発は緊急停止し、地震発生から4カ月経った現在も再稼働していない。ちなみに敷地内にある体育館では被災者が避難してきており食事などの提供を受けている。
2011年9月22日、経済産業省原子力安全・保安院は、台風15号の影響により女川原発1号機地下に大量の雨水が流入し、約2800トンの水がたまっていることを明らかにした。ちなみに原発に雨水が大量に流入する前例は今まで記録されたことがない。(それほど台風15号が強かったことがわかる) なお、原子炉の主要設備に被害はなく溜まった雨水にも放射性物質は含まれていないという。
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