山田菊乃とは、ヤングガンガンにて連載されていた、高津カリノ原作の『WORKING!!』に登場するキャラクター。
概要
小鳥遊宗太の母親である小鳥遊静のメイン秘書(もう一人が峰岸透)。そして山田葵、山田桐生の実の母である。コミックスでは10巻末、アニメでは3期7話から登場。
CV:井上喜久子(アニメ)
顔色ひとつ変えず、感情をまったく表に出さない、まるでロボットのような冷血人間……に見えてしまうが、実は単に極度の口下手。色々先に物事を考え過ぎてしまい言葉にまとめられず、結局声に出せないらしい。あまりにも埒が開かないため、夫は腹話術で子どもたちと話していたほど(ちなみに夫は出会った頃から菊乃の心象をすらすら読み取れたらしい)。……しかし夫に突然先立たれてしまい、「空気が読めない」娘の葵とすれ違うようになってしまった。夫は子どもたちに超分厚い「お母さんの取扱説明書(マニュアル)」を書き残していたが、桐生は読破しているものの葵はその存在に気づいてすらいなかった……というオチだったが。しかし、子どもたちへの愛は本物のようで、葵が家出したことで仕事にまったく身が入らなくなり、職場では「使い物にならない」状態だったという。
そのあまりの非コミュっぷりに仕事は大丈夫なのかと心配になってしまうが、彼女の秘書としての主な仕事は諜報や闇討ちらしく、口下手なことはあまり支障にならないらしい。忍者のごとく木の上から現れたり、変装を駆使して静の身代わりでテレビ出演していたりと、謎のスキルも豊富。「人探しも得意」とのことで、この辺りは娘の葵(や息子の桐生)と似ている所があるのかもしれない。らくがき漫画では、子ども二人の性格は完全な父似であることが示唆されている。
ちなみに宗太は母親の秘書の菊乃が葵・桐生の母親であることに指摘されるまで気づかなかったが、桐生は最初からそのことを知っており、静に配慮してあえて宗太には言っていなかったらしい。
本名について
ところで山田葵も山田桐生も苗字は偽名であり、母親である菊乃の苗字も本当は「山田」ではないのだが……。娘と再会した直後からなぜか本人も「山田」という苗字に妙に馴染んでしまい、コミックス最終巻(のキャラクター紹介)では本当に“山田菊乃”という名前で紹介されていたため、こちらの記事でもこの命名に準ずることにした。正になし崩しである。
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関連項目
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