『山神と一年生たちののんびりクトゥルフ』とは、弱虫ペダルのキャラクター達によるクトゥルフ神話TRPGリプレイ風動画の一つ。本項では続編である『山神と一年生+αのがっつりクトゥルフ』も取り扱う。以下、『山神と一年生たちののんびりクトゥルフ』は『のんびり』、『山神と一年生+αのがっつりクトゥルフ』は『がっつり』と省略する
概要
出アウトで始まるのは共通だが、『のんびり』では真波が小野田達と仲良くするために東堂が実家である東堂庵をセッティングして一年生同士の交流を図るべくクトゥルフを提案。『がっつり』では千葉に来た東堂が、諸事情で同行している荒北を巻き込んで今泉家でセッションを行う架空卓となっている(一年生組は元々、峰ヶ山でサイクリングする予定で集まっていた)。メンバー以外の相違点では、『のんびり』は初心者向けの難易度にシナリオが調整されており、『がっつり』では難易度こそ通常の物だが、シナリオが凶悪であることが挙げられる。集まったメンバーは無事にシナリオをクリアできるのか。そして、一年生たちは仲良くなれるのか?
『のんびり』のあらすじ
夏が過ぎ、冬の到来を予感させる秋ごろの話。紅葉が映える、ある山に4人の青年が訪れた。一人はプロの登山家。一人は小柄な警察官、一人は神経質そうな研修医、最後の一人は屈強そうな作家(!)。高校時代の同級生だという彼らは山にピクニックしに来たのであった。駐車場に車を止め、麓の土産屋兼休憩所を尋ねるところから始まる…。
『がっつり』のあらすじ
小野坂は自身の担当であった巻田が退社し、酷く落ち込んでいた。その様子を見かねた山波、鳴門、和泉の3人は小野坂を招いて慰労を兼ねた食事会を行っていた。一方、探偵の荒川はある男から人探しの依頼を受ける事になった…。交差するはずのない二組は、ある点をきっかけに交わってしまった。
シナリオ作者は手嶋純太お手製のものという設定。勿論、内容はお察しください。
タイトルのかっつりとは、つまりそういうことだ。
そして、このセッションでは信用ロールが最大の壁として立ちはだかることに…。どうしてこうなった。
プレイヤーキャラとプレイヤーについて
『のんびり』では小野田、今泉、鳴子、真波の4名だが、『がっつり』では荒北も加わる。『のんびり』と『がっつり』では1年生4人が同じPCを使用して、成長ロールをしているため、前者と後者で(若干(?)だが)技能値が変化している。
1年生組
※成長した技能と回復したSAN値については『技能名(初期値・当初の値→成長後の技能値)』と記載する
山波 岳真 登山家(アルビニスト)/男 PL/真波山岳
能力値 | STR(筋力) / 13 | DEX(敏捷) / 14 | INT(知性) / 11 | CON(体力) / 12 | APP(外見) / 13 | |
POW(精神) / 13 | SIZ(体格) / 14 | EDU(教養) / 13 | SAN値 / 65→68 | |||
アイデア / 55 | 幸運 / 65 | 知識 / 65 | HP(耐久値) / 13 | MP / 13 | ||
技能 |
杖(70) 応急手当(70) 回避(68) こぶし(50→63) | |||||
登攀(85) 跳躍(70) ナビゲート(60) 生物学(41) 博物学(30) 英語(21) 目星(25→42) 写真術(10→13) |
山をこよなく愛する登山家で、一年中、どこかしらの山に登っている(もしかして:本人)。世界中の山を登るため、最低限の英語が話せ、山に登っている内に動植物についての知識が身についた。なお、技能の<杖>はトレッキングポールの事。有事にはトレッキングポールで戦う。
『のんびり』では「初期値の鬼」と呼ばれ、尽く初期値しかない技能を成功させては東堂を驚愕させた。だが、山から降りた『がっつり』では振るわないことが多い。誰か山持ってこい。従来の天然に加え、箱根学園の先輩メンバーの影響でやや和マンチになっており、ロールプレイもPLの中の人みたくあざとくなることも。
鳴門 章市 刑事/男 PL/鳴子章吉
能力値 | STR(筋力) / 6 | DEX(敏捷) / 10 | INT(知性) / 13 | CON(体力) / 10 | APP(外見) / 7 | |
POW(精神) / 12 | SIZ(体格) / 12 | EDU(教養) / 18 | SAN値 / 60→65 | |||
アイデア / 65 | 幸運 / 60 | 知識 / 90 | HP(耐久値) / 11 | MP / 12 | ||
技能 |
鍵開け(41) 追跡(50) 忍び歩き(50) 隠れる(50) キック(70→79) マーシャルアーツ(60→74) |
|||||
目星(70→74) 聞き耳(70→76) 信用(55) 説得(55) 心理学(30) 法律(36) |
お坊ちゃん育ち故にひ弱だが、努力して現在の地位に上り詰めた若き刑事。正義感が強く、困難な状況でも持ち前の根性で突っ込んでいく。関西弁は本人と同じだが、鳴門の場合、一人称は「ボク」に変わる。
本人が派手好きなせいか、出目が派手になりがちで、かなりの確率でクリティカルやファンブルを出しては東堂をヒヤヒヤさせている。そんな派手なで目に振り回されながらも、周囲の状況を鑑みながら上手くプレイする様は2年生になった彼を連想させる。
和泉 俊也 研修医/男 PL/今泉俊輔
能力値 | STR(筋力) / 9 | DEX(敏捷) / 11 | INT(知性) / 16 | CON(体力) / 12 | APP(外見) / 15 | |
POW(精神) / 9 | SIZ(体格) / 16 | EDU(教養) / 14 | SAN値 / 45→49 | |||
アイデア / 80 | 幸運 / 45 | 知識 / 70 | HP(耐久値) / 14 | MP / 9 | ||
技能 |
忍び歩き(50) 組み付き(65) | |||||
医学(80) 科学(60) 生物学(50) 信用(63) 精神分析(70) 目星(50) ドイツ語(35) |
大学病院に務める研修医で、院内の派閥争いに参っている。<忍び歩き>は院内を静かに歩く為、<組み付き>は暴れる患者を抑えるために使用している。つまり、SAN値が低いのは…。
ダイス自体は比較的安定している。…しかし、ダイスの女神は成長ロールの時に味方しないばかりか、新たに作ろうとした探索者もPOWが7…つまり、SANが35という探索者になった。その為、それよりマシな和泉で続行するハメに。なお、SAN値35の探索者のキャラシは破り捨てたので他のステータスはお察しください。『がっつり』ではついに発狂してしまうが、圧倒的健康体を目前にして正気に戻る。
普段はツッコミだが、時折、天然でボケ枠に回ってしまうこともある。
小野坂 道 殺家作家/男 PL/小野田坂道
能力値 | STR(筋力) / 16 | DEX(敏捷) / 11 | INT(知性) / 15 | CON(体力) / 12 | APP(外見) / 12 | |
POW(精神) / 16 | SIZ(体格) / 11 | EDU(教養) / 17 | SAN値 / 80→85 | |||
アイデア / 75 | 幸運 / 80 | 知識 / 85 | HP(耐久値) / 12 | MP / 16 | ||
技能 |
隠れる(40) 投擲(65) 回避(22→35) | |||||
図書館(80) 日本語(91) 目星(70) 聞き耳(65) コンピューター(46) 精神分析(70) オカルト(40) 歴史(50) 写真術(50) 心理学(60) |
この枠における(いい意味での)天然枠。そして、視聴者にとっての癒やし枠。
駆け出しの作家で、『のんびり』EDでは重要な役割を担う。案外、アウトドア派で自らの足で見聞きしたり、資料となるものの写真を収めているため、作家にしては健康。なお、締め切りが近くなると<精神分析>で己を落ち着かせ、<隠れる>で編集者から逃げる。
その結果、このステータスである。「内に篭る系の仕事なら、ロールプレイしやすいかな、って…」という理由で作家キャラを出したが、ステータスがいずれも高い上、STR16の化物が爆誕した為、視聴者の一言で「殺家」という愛称が定着。事実、得物のペンを投げて、相手にダメージを与える。この事から、場合によっては忍者呼ばわりされることも(PL側はネタとしてもっぱら忍者扱いして小野田をイジることも)。『がっつり』では回避も上がったため、殺家or忍者扱いに拍車がかかるように…。
中身が純粋な少年故に鳴子に守られたり、東堂からは悪い意味で真波の影響を受けないか心配されている。
先輩メンバー
『がっつり』からの参加となるため、成長ロールはしていない。その代わり、前作メンバーの間を縫うような技能などを持ち合わせている。
荒川 靖樹 探偵/男 PL/荒北靖友
能力値 | STR(筋力) / 11 | DEX(敏捷) / 11 | INT(知性) / 14 | CON(体力) / 10 | APP(外見) / 11 | |
POW(精神) / 13 | SIZ(体格) / 15 | EDU(教養) / 19 | SAN値 / 65 | |||
アイデア / 70 | 幸運 / 65 | 知識 / 95 | HP(耐久値) / 13 | MP / 13 | ||
技能 |
武道(71) こぶし(70) | |||||
目星(75) 聞き耳(80) 図書館(58) 変装(41) 追跡(70) 信用(65) 言いくるめ(62) 英語(66) |
『がっつり』にて参加した貴重なツッコミ、その2。彼が連れて来られたのは、ある悲しい理由からであった…。なお、真波のプレイスタイルがああなったのはだいたいこの人と福富・新開のせい。
由緒ある道場の息子である私立探偵(EDUを見た東堂曰く「か、賢い…!!」「もっと似合わん…」)。身体能力的に向いていないことに加え、次男坊なので家を出た。依頼によってはたまに鳴門とは情報交換している間柄という設定。
保護者兼ツッコミとしてゲーム進行を上手くアシストするが、肝心なときにファンブルを出す傾向がある。とりあえずファンぶったら次のキャラシの用意を検討するのは止めたほうが良いかと。
KP・東堂について
流暢な語り口で物語を盛り上げるKP。原作のオカンっぷりが本作でも発揮されており、時折後輩たちを心配しているフシが見られる。特に小野田は真波のプレイに変な影響を受けないか心配している…。ゲーム進行にもPLへの配慮を伺わせており、いい意味でゴネた時は内容を考慮した上で提案を受け入れている。
しかし…色々と派手な出目に振り回される鳴子、たまにとんでもない方向に向かう真波、変なところで恵まれない今泉、純粋すぎる小野田と、心配の種がないわけではない。特にこの卓におけるクリティカル・ファンブルは発生率が異様に高いのでKPの心を休ませてくれないことが多い。
さらに、一年生メンバーが(天然で)とんでもない方向に行ったりするので困惑する場面も…。
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関連項目
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