「好きなのは、本当だから・・・」
Key制作の作品、リトルバスターズ!に登場するモブキャラクターの1人。
概要
理樹や鈴と一緒のクラスに所属している生徒。よく高宮、勝沢という名前のモブと行動を共にしている。本編では鈴ルートと来ヶ谷ルートで主に関わってくることになる。
基本的に一癖も二癖もあるKeyの女性キャラの中では大人し目で普通の性格をしている為にあまり目立たない。そもそも立ち絵が存在しないことに加えてEX版まではボイスすらも無かったために彼女の存在を覚えているプレイヤーは殆どいなかったと言ってもいいかもしれない。
が、PSP版への移植の際にモブキャラクターも含めてフルボイスとなり彼女にも声が付いたのだが、担当した中の人がAngel Beats!の天使でお馴染みの花澤香菜だったということもあって僅かだが注目が集まったりもした。そして長い年月を経て遂にアニメで公式のビジュアルが設定されるに至る。
来ヶ谷ルートで高宮、勝沢と共に来ヶ谷や理樹に対する数々の嫌がらせ行為に関わっていた犯人の1人。だが、彼女は元々そこまで乗り気では無かった上に、他の2人が並行して理樹への嫌がらせも行っていたことは知らされていなかった挙げ句に、理樹が事の真相に気付いて彼女達の下へとやってきた際には高宮と勝沢に罪を擦り付けられそうになってしまう。
結果的に来ヶ谷の介入によって事なきを得、事情を全て把握している来ヶ谷から「君に関しては何もなかったことにするから、もう関わらないでほしい」と言われたことにより自分の罪を認め、素直に頭を下げてその場を後にする。
鈴ルートで判明したのが彼女が理樹に対して好意を抱いているということであり、高宮、勝沢の来ヶ谷に対する凶行を止めようとしなかったのは、理樹と仲良くしている来ヶ谷に対して嫉妬していたからだと思われる。結果的に理樹が鈴と恋人同士になったことで彼女の恋は結ばれないまま終わってしまうが、それでもめげることなく「自分のことがきっかけで理樹が鈴と結ばれたのなら、それはそれでいいかな」と言い、鈴にもよろしくされる形で一段落する。
以下、更なる根幹に関わることを含めた考察。
そもそも来ヶ谷ルートも鈴ルートも恭介達が構築した虚構世界での出来事であり、その時に登場した杉並睦実という女生徒が本人だったとは言い難い。理樹がすぐに名前を思い出していた辺り実在はしているのだろうが。
それでもあんなに健気ながらも必死に自分の好きな人への想いを打ち明けた1人の少女の頑張りが、全て構築された世界の演出の1つにしか過ぎなかったと思うと、少々物悲しい気がしないでもない。
関連動画
関連項目
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