村田周陽(むらた しゅうよう)とは、ゲームクリエイターである。イケメン。
経歴
1995年コナミに入社。その後しばらくはラジオドラマの制作に係る。
制作に参加したCDの数は50本にも及び、その時の経験から「僕、前CD作ってたんで」という名言が生まれる。
ラジオドラマ時代の代表作に『クリック&デッド NETWAYスリーパーズ』、『メタルギアソリッド(ラジオドラマ版)』、『ときめきメモリアル 虹色の青春 forever』など。
99年、小島秀夫の誘いを受けて小島組(後の小島プロダクション)に移動。きっかけは後に『メタルギア ゴーストバベル』に収録され、後にインターネットドラマとなった『アイデアスパイ2.5(ツーハン)』のシナリオだったとか。
2001年、『Z.O.E』の脚本補、レンダーデモ監督を務める。
同年、『メタルギアソリッド2』に収録された小説『シャドーモセスで明かされた驚愕の陰謀』執筆。「ゲイリー・マクゴールデン」なるトンデモ系ジャーナリストがシャドーモセスに単独潜入するという色々とぶっ飛んだギャグ小説はごく一部で話題となった。
2004年、『ANUBIS ZONE OF THE ENDERS』を監督する。
村田周陽初監督作品となった本作は、前作『Z.O.E』の不満点を改善した良質な「ハイスピードロボットアクション」に仕上がっており、非常に高い評価を得ている。この『ANUBIS』のおかげで現在でも『Z.O.E』の続編が望まれていると言っても過言ではない。
同年発売された『メタルギアソリッド3』では小島、福島智和と共に脚本に参加。その他とある条件を満たすとプレイできる「悪夢ゲーム『ガイサベージ』」のゲームデザインを担当。
『ガイサベージ』は元々村田監督・コジプロ制作で進行していたものがお蔵入りとなり、その残滓を再利用したもの。
『MGS3』に収録されているバージョンはセピア色のためやや緩和されているものの、実際の『ガイサベージ』はフルカラーで描写されるゴア表現のオンパレードだったらしく、各方面で不評を買いあえなくお蔵入りになったという。
ちなみに、『ガイサベージ』の音楽は山岡晃に担当してもらう予定だった。
2006年、インターネットパイロットドラマ『アイデアスパイ ツーハン大作戦』の脚本・監督を務める。
また、自身も「JEA幹部A」として声で出演している。元演劇部という経歴からか演技は上手い。
2008年、『メタルギアソリッド4』に脚本・監督で参加。小島との共同監督となる。
2010年、『メタルギアソリッド ピースウォーカー』の脚本・演出で参加。
2011年、『スナッチャー』を原作としたドラマCD『SUDA51's SDATCHER』の監督を担当。脚本は須田剛一。
2015年9月2日発売のシリーズ最新作『メタルギアソリッドV ザ・ファントム・ペイン』でも脚本で参加している。
2015年12月小島がコナミを退社し立ち上げたコジマプロダクションに所属しているのかは確認できないが、2019年11月に発売された「DEATH STRANDING」のスタッフロールで名前を確認できる。
この事からフリーという立場になっているが協力関係である、もしくはコジマプロダクションに所属しているが未発表なだけと考えられる。
小島秀夫との関係
前述の通り、小島からのスカウトで小島組に参加したという経歴を持ちつつ、何故か当の小島からは無碍に扱われていることが多い。
- 「HIDECHAN! Radio(ヒデラジ)」内で小島から「絶交」宣言。
- 前述の「CD」発言をいつまでもネタにされる(音声MAD化した)。
- イケメンであることも度々弄られている。
- ヒデラジのパーソナリティである菊地由美からも「なんでゲームデザイナーになりたいんですかねぇ?」と言われる始末。
- 小島「『ツーハン』で引き抜いたんですけどその後おもろないんですよねぇ~」なんでや!ANUBISは良かったやろ!
勿論これらイジられネタの殆どはジョークであり、実際は二人で一緒に映画を見に行くなど、プライベートの関係は良好な様子。
インターネット配信番組『コジマ・ステーション』では「映画コーナー」「MGSを語る」などで主に聞き手役として参加している。聞き手役という立場なので仕方ない気もするが、わざわざ紹介テロップで「聞くだけムラシュー」「いるだけムラシュー」と紹介されるなど、イジられキャラとしての立場は健在な模様。
関連動画
関連商品
関連項目
- 0
- 0pt