村田顕弘(むらた あきひろ)とは、りゅう王将棋棋士である。1986年7月14日生まれ。兵庫県尼崎市生まれ、富山県魚津市出身。中田章道七段門下。棋士番号267。
“関西若手四天王”と呼ばれたが、他の3人が豊島将之、糸谷哲郎、稲葉陽という、全員が順位戦A級昇級、タイトル獲得または全棋士参加棋戦優勝経験者という錚々たる面々であり、彼らに比べると現在もC級1組にとどまっており大きく出遅れてしまった感があるが、それでもなお勝率は高く、今後の巻き返しが期待される。
豊島「村田はまた昇級を逃したようだな……」
糸谷「奴は四天王の中でも最弱……」
稲葉「順位戦C級とは四天王の面汚しよ……」
なお、将棋界には村田智弘という棋士もいる(妹は村田智穂で、こちらは史上初の兄妹棋士として有名)が、全く血縁関係はない。
概要
兵庫県出身である一方で、富山県出身として扱われることも多く、同郷出身者としては他に師匠の中田章道、マッハで知られる田村康介がいる。棋風はオールラウンダー型で、居飛車、振り飛車問わず指しこなす。詰将棋作成も行なっており、浦野真彦の『○手詰ハンドブック』シリーズの作成にも協力している。
また、屋敷伸之も一目置くほどの棋界きってのボートレース好きとして知られ、ボート番組への出演もあり、屋敷曰くボートピア村田というあだ名もあるという。他にアニメやゲームなどインドア趣味に明るい一面も。
りゅ、りゅ、りゅう…
村田が一躍有名になってしまった一種の放送事故であり、電王戦FINAL初戦の斎藤慎太郎対Apery戦の際、Aperyが思わぬ手(竜を取った手で、プロから見れば敗着同然の悪手。もっとも、それ以前から斎藤が優勢だった)を指したことで動揺し、「竜取ったんですか!?」と答えようとした所、「りゅ、りゅ、りゅう…」とまるで山下清のような口調を連発してしまったもの。これにより、解説の木村一基も悪乗りして淡々と真顔で口調を真似、聞き手の香川愛生の腹筋を破壊してしまい、視聴者にも強烈なインパクトを残すことになった。
以来、彼の名前が出るとりゅ…とかりゅう王とかコメントされる始末である。だが、普段は決してそんな訥弁でも吃音でもなく、普通の語り口なのに、なぜこのときだけこのような風になってしまったのかは謎である(その後ニコ生の解説にも呼ばれたが、全く人見知りでもあがり症でもなかった)。だが、うっかりな性格でもあるようで、夕食時に外に買い出しに行ったことで対局中の外出規定に反し(例の騒動以後、プロ棋士は外出禁止となった)、罰金と注意を食らったこともある。
関連動画
関連項目
外部リンク
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