東方流星群〜bullet ephemeris〜とは、同人サークル「ごらんのすぽんさー」製作の同人ゲームである。
概要
※製品版はフリーソフト化しました。
1人ずつ順番にショットを打ち合い、相手に当ててダメージを与えたり足場を崩したりして戦う2Dゲーム。
「ポトリス」を知っている人はポトリスを想像すれば分かりやすいと思われる。
体験版と製品版の両方が公開されており、体験版はごらんのすぽんさーHPからダウンロード可能。
製品版はキャラクターやステージを製作して自主的に追加する事が出来、同じくごらんのすぽんさーHPにはそういった自作追加キャラ・ステージをアップロードする場所も用意されている。
用語
- ディレイ
- このゲームは全員の行動順が固定されているわけではなく、ディレイが0になった人から行動を開始する。(FFのアクティブタイムバトルのようなもの)。強力な効果を持つショットほどディレイが大きく設定されており、アイテムを同時使用するとさらにディレイは増える。やりすぎると目の前にいる対戦相手が2回続けて行動するなんて事もありえる。
なお自分のターンが回ってきた際の手持ち時間ギリギリになって行動を決定するとディレイが少し増える。 - アイテム
- ゲーム開始前の設定部屋にて、所定のルールに従って幾つかアイテムを持つ事が出来る。次の1度のみ被弾を無効化出来る「シールド」、矢印を飛ばし着弾地点に移動する「移動弾」などがある。
それぞれにコストが決められており、合計で250以下になるようにしなければならない。 - スペカ
- ゲージが満タンになった時のみ使える特殊なショット。攻撃以外の効果を持つキャラも、と言うかそもそも何も飛ばさないキャラもいる。
ゲージは基本的にHPが増減した(させた)時に溜まるが、溜まりやすさはキャラによって大きく違う。
登場キャラクター
体験版では霊夢・魔理沙・妹紅・諏訪子の4キャラをプレイ可能。
通常ショットは3種類持っているキャラと、2種類しか持っていないキャラがいる。
博麗霊夢 | 癖が無く、オールラウンダーで使いやすい。 欠点はショットが単発系ショットしかない事で、シールドを張っている相手との撃ち合いがしづらかったり、 遠距離戦になった場合に上手く狙いを定めないといつまでも当たらなかったりする。 スペカは「霊符『夢想封印』」 相手の弾を1度だけ相殺すると共に半分だけダメージを跳ね返す障害物を空中に設置する。 |
霧雨魔理沙 | 弾幕はパワーなのはスペカだけと言えなくもない魔理沙。ショットの最大威力は霊夢の方が高い。 大玉の爆風が霊夢より広く、小玉を3連打するショットがある分、霊夢よりいくらか小回りが効く。 スペカは「恋符『マスタースパーク』」 風に影響されず、崩せる地形を全て貫通する直進レーザーを放つ。 |
藤原妹紅 | 蓬莱人らしくHPが全キャラ中一番高い(微差だが)。 飛距離の半分までを単発高威力・広爆風弾として飛び、その後は炸裂して散弾になるクラスター弾ショットの使い方で 様々な動きが出来るテクニカルキャラ。ただしクラスター弾はディレイが大なので使いすぎると自分のターンが来なくなる。 スペカは「リザレクション」 使用後一定ターンの間、HPが自動回復して行く。 |
十六夜咲夜 | 単発弾・3連打弾・3WAY弾と瀟洒に揃っているが、範囲・威力共に控えめ。スペカの効果もあわせ、手数で攻めるタイプ。 スペカは「幻象『ルナクロック』」 空中に時計を設置し、規定ターンが過ぎるか時計を壊されるまで、 他の人の行動にディレイを追加して相対的に自分のターンが回ってくるのを早める。 |
洩矢諏訪子 | 変則的なショットが多い祟り神。 1回だけバウンドして再ヒットする鉄の輪、しばらくフィールドに残って触ったキャラにダメージを与え続ける煙など。 移動力が一番低く火力も高くは無いが、スペカも合わせてカバー可能なテクニカルキャラ。 スペカは「土着神『宝永四年の赤蛙』」 飛ばした蛙の着弾点に蛙の形をした足場を作り、その上に移動する。 |
古明地さとり | 威力高めの弾、ばらまき弾、連射弾と揃っているのだが、HPが一番低い上に射角がやたら狭い (真横や真上に向けて撃てない)ため、諏訪子とは違った意味で扱いに熟練を要するキャラ。 スペカは「想起『テリブルスーヴニール』」 光の弾を飛ばし、当たったキャラのスペカをコピーする。 |
西行寺幽々子 | 蝶を模した弾幕は威力や数に優れるものが揃っているが、弾道が独特でこれまた熟練を要するキャラ。 スペカは「反魂蝶-八分咲-」 自分の真上に足場を形成。ただし諏訪子と違って自分は動かないため、足場と言うより屋根。 |
四季映姫・ ヤマザナドゥ |
威力高めの単発弾の他、マスタースパーク簡易版のような直進レーザーを通常ショットに持つ。 状況を問わず使っていけて燃費も良いスペカを筆頭に癖がなく、使いやすい。 スペカは「審判『ラストジャッジメント』」 悔悟棒を投げ、着弾地点の上方から審判の特大弾が降ってくる。 ・・・が、着弾地点の頭上にある何かに当たって不発する事が多いので注意。 |
アリス・ マーガトロイド |
製品版頒布後のアップデートにより追加されたキャラクター。 ショットもスペカも人形を使ったものになっており、3連弾の割りに爆風がデカイ3連弾と、 着弾後次の自分のターンになってようやく爆発する人形の2つを筆頭に、特定の状況ではかなり強い。 スペカは「戦操『ドールズウォー』」 前方に3体の人形を展開し、広範囲に攻撃。 |
チルノ | HPが83⑨、移動力が⑨⑨。 なんと20発もの弾を発射するマシンガンのような何かや、移動禁止の特殊効果を持つ通常ショットなど独特の性能を持つキャラだが、どちらのショットを使ってもとっても火力が低いという難点があるためタイマンになると苦労する。 スペカは「凍符『パーフェクトフリーズ』」 少量のダメージのある弾を発射。 当たると移動禁止・射撃方向の角度変更禁止の2つの効果を一度に付与されてしまう。 |
プレイの手順
最大8人まで1つの部屋に入って遊ぶ事が可能。部屋1つあたりサーバーを立てる人が1人必要。
体験版でも全く同様。
- サーバーを立てる人
まず何かしらのポートを開放する。クライアント内の設定ファイル(thpsrv.ini)はデフォでは3300となっているが、これ以外のポートを開放しても良い。3300でないポートを使う場合はもちろんこの部分を書き換える必要がある。
使うポートを開放した状態で、サーバクライアント(thpsrv.exe)を起動する。
なお、自分で自分の立てた部屋に入る場合、手動でゲームクライアント(thpcli.exe)を起動し、ローカルIPアドレス(127.0.0.1)を入力してログインすればOK。
- サーバーに接続する人
ポートの開放は必要ない。接続する部屋を選んで接続するだけ。サーバーを立てている人がどのポートを開放しているかも、凸るだけの分には気にしなくてOK。
サーバのリセットやゲームの強制終了、特定の人をBANする操作はサーバを立てている人だが、ステージや対戦ルールの詳細を変更する部屋のマスター権限を持つのは部屋に最初に入った人であるため、必ずしも同じ人にならない事に注意。
なお、一人だけでプレイする事も可能。あまり意味は無いが、使ったことの無いキャラの試運転等。
一人プレイをする場合、thpcli.iniとthpsrv.iniの2つの設定ファイルにある「ONE_CLIENT=0」の部分を両方とも「ONE_CLIENT=1」に書き換える。その状態でサーバクライアントを起動し、自分で立てた部屋に入るときと同じように「127.0.0.1」にログインすればOK。ポートを開放する必要は無い。
バージョンやデータの違いによる接続可・不可
この2つの条件を満たせている場合にのみ接続可能。
非公式追加キャラを何も入れない製品版そのままでプレイする場合は、アップデートさえ忘れていなければ必ず同じ条件になるので問題ないが、追加キャラ・ステージを何か入れる場合、何を入れていて何を入れていないのかをハッキリさせないといけない。
なおこの条件を満たす限り、体験版と製品版で接続する事も可能。
体験版にあるデータは製品版に全て含まれるので、体験版側がサーバを立てればOK。
関連動画
関連項目
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