- プロ野球選手一覧 > 福盛和男
福盛和男(ふくもり かずお、1976年8月4日-)とは、宮崎県出身の元プロ野球選手(投手)である。
ネット上では「ふくもる」と呼ばれる。
概要
OB | |
---|---|
福盛和男 | |
基本情報 | |
国籍 | 日本 |
出身地 | 宮崎県北諸県郡高崎町 |
生年月日 | 1976年8月4日 |
身長 体重 |
182cm 82kg |
選手情報 | |
投球・打撃 | 右投右打 |
守備位置 | 投手 |
プロ入り | 1994年ドラフト3位 |
引退 | 2010年 |
経歴 | |
選手歴 | |
プロ野球選手テンプレート |
都城高等学校では甲子園大会出場はなかったが、九州ナンバーワン投手として言われていた。
1994年ドラフト3位で横浜ベイスターズに入団した。ちなみに、この年横浜は4位に多村仁志、5位に相川亮二を指名している。
横浜時代
入団から近鉄移籍までは先発だったがそれほどの活躍は出来なかった。2001年には登録名を「福盛一夫」としていた。
近鉄時代
2003年オフに矢野英司と共に大阪近鉄バファローズに移籍した。
2004年は中盤にクローザーに転向したが、クローザーでも不安定さが目立った。
楽天時代
2004年オフに近鉄合併による分配ドラフトで東北楽天ゴールデンイーグルスに分配された。
2005年は初代クローザーとして起用される。元々楽天は新入団のアーロン・マイエットをクローザーにする予定だったが、全くの期待はずれに終わり、代わって近鉄時代からの実績があったことからクローザーに指名された。
2006年もクローザーに指名され、前半戦で26イニング無失点を記録するが、後半戦で失速し、クローザーの座を小倉恒に譲る。
だが、最終的に防御率2.17、21セーブとクローザーに転向してからは最高の成績を残す。
2007年も引き続きクローザーを勤めたが、不安定なピッチングでリリーフ失敗を繰り返した。
シーズン途中に肘の手術のため戦線離脱した。
レンジャーズ時代
2007年オフにFA宣言し、テキサス・レンジャースに入団しメジャー移籍。ところがほとんどマイナー暮らしで、メジャーでの登板は4試合に留まった。
2009年は椎間板ヘルニアのため故障したままキャンプを迎え、同年6月に解雇された。
第2次楽天時代
2009年6月19日に入団テストを経て東北楽天ゴールデンイーグルスに復帰した。6月後半からの加入にも拘わらず35試合に登板、7勝1敗10セーブ、防御率2.18の好成績を挙げてチームの2位躍進に大きく貢献。しかし、クライマックスシリーズ第2ステージ第1戦では4点リードの9回裏に登板、ターメル・スレッジに逆転サヨナラ満塁ホームランを浴びる大炎上。「福盛の21球」として語り草となってしまった。
2010年、開幕直後に二試合連続救援失敗。3月28日、故障により登録抹消。5月に手術を受けるも回復せず、9月24日に現役引退を発表。
引退後
親戚の携帯電話販売会社勤務、その後害虫駆除会社を経営したのち、2015年から宮崎テレビでスポーツキャスターを務めている。
選手としての特徴
球種はストレート、スライダー、シュート、フォーク、ナックルカーブ。140キロ後半のストレート、高速シュート、変化量の大きいフォークが武器。一方、制球は大雑把で暴投も多かった。クローザーのイメージが強いが横浜時代は先発ローテの一角を担っていた。中継ぎ、クローザーとしての登板が増えたのは2000年以降である。
横浜時代から全体的に不安定なピッチングであるが、その原因の一つが精神的な波のはげしさと言われている。それを表すものとして、メジャー移籍前に書いていたブログでは前向きな話題が中心であったものの、打ち込まれたりするとかなり鬱なことが書き込まれていた。
エピソード
イチモツの大きさは超メジャー級で横浜時代に助っ人として来日していたメジャーリーガーのブラッグスが福盛のイチモツを見てビビったという逸話がある(ブラッグス自身も筋骨隆々の巨漢で高木豊が一緒に風呂に入るのを楽しみにするほどのビッグサイズ)
2009年8月28日の千葉ロッテ戦で登板し塀内久雄を抑えたあと、なぜか興奮して鼻血を出して試合中断させてしまった。ちなみに審判は失笑?していた。
引退会見の際、「もう、野球に関する仕事はしないと思う」と発言。しかし「(今後について)野望はあります。」とも発言した。
成績
通算投手成績
通算:16年 Year |
登板 G |
先発 GS |
完投 CG |
完封 SHO |
勝利 W |
敗戦 L |
セーブ SV |
ホールド HLD |
勝率 W-L% |
投球回 IP |
与四球 BB |
奪三振 SO |
失点 R |
自責点 ER |
防御率 ERA |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
NPB:15年 | 414 | 48 | 1 | 0 | 41 | 45 | 82 | 17 | .477 | 708.1 | 257 | 495 | 313 | 287 | 3.65 |
MLB:1年 | 4 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | .--- | 4.0 | 4 | 1 | 9 | 9 | 20.25 |
関連動画
関連項目
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