私鉄沿線97分署とは、国際放映が制作をし、テレビ朝日系列で1984年~1986年に日曜日の夜8時に放送された刑事ドラマの一つである。全90話。『西部警察』の後継番組でもある。
概要
舞台は都下西部の新興住宅地「東京都多摩川市田園プラザ」(架空)に新設された空調もないプレハブ仮庁舎の所轄警察署「97分署」(庁舎完成を待たず開署を優先させたための仮庁舎)を舞台に、刑事達が地元で起きるさまざまな事件を捜査する。最終回で新庁舎が完成する。番組開始当時に警視庁の所轄署は96箇所しかなかったために「新設されたという」設定となっている。実際には番組放送中に97番目の警察署が出来ている。
「私鉄沿線」のタイトル通り、画面では東急電鉄が背景として重要な存在となっている。
『西部警察』から一転して人情物でほのぼのとした雰囲気となる。前番組『西部警察』の出演者である渡哲也が検視官・榊俊作警視として全話に登場をし、大門圭介とは一転して穏やかなキャラクターとなる。刑事も殉職はなく、転勤で出入りをしている。車両も『西部警察』と同様に日産自動車が提供。『西部警察』で使用された白黒パトカー&覆面パトカーが使用されたが、番組中期には当時登場したばかりの五代目・B12型サニーが覆面パトカーとして起用されている。
番組自体も『西部警察』の視聴者を引き継ぎ、視聴率的にもスマッシュヒットとなった。
関連動画
関連項目
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