竜馬におまかせ!とは、日本で放映されたテレビドラマ作品である。
1996年4月10日~6月26日、毎週水曜日22:00~22:54に日本テレビ系列で放映された。
概要
坂本竜馬を主役にした、歴史パロディのコメディドラマである。
脚本は三谷幸喜を起用。多少は史実を拾いながら話が進んでいくが、コメディ性重視のためか時系列がバラバラだったり解釈が強引だったりする。時代が近いからってフランケンシュタインの怪物が登場する回もある。
そして竜馬役はなんとダウンタウンの浜田雅功。土佐藩出身のはずの竜馬が関西弁でしゃべりまくる。また、この作品は坂本龍馬が本格的に動き出す前、文久2年での話ということになっている。坂本竜馬はやりたいことが見つからず、働きもせず小千葉道場に居候し毎日遊んでいるだけという設定。
ウワサでは、坂本竜馬がダメくさい若者として描かれていることに難色を示した視聴者が数多くいたらしく、視聴率は振るわず現在もソフト化されていない。
英雄・坂本竜馬の話と思って観ようとすると受け入れがたいであろうが、何もない若造が友人たちとの交流の中でリーダー気質に目覚めていく物語としてとらえれば、見応えのある作品ではなかろうか。あと普通にコメディ面白い。
ストーリー
土佐藩を脱藩し、小千葉道場に居候する坂本竜馬は毎日遊んで暮らしていた。
偶然出会った勝海舟から、さらに色んな国の遊びなどを教わる。
金のために危ない仕事を請け負ってみたり、ブラスバンド隊が壊滅した責任を取って新しいバンドを組んだりしていくうちに、リーダー気質への目覚め、諸外国へのあこがれを抱くようになるのだった。
時は文久2年。明治まで、ほんのちょっとでございます。
登場人物
- 坂本竜馬(演:浜田雅功)
小千葉道場の居候。暇なときはだいたいいつもエロいことばっかり考えている。
若者らしくいい加減なところはあるが、仲間が困っているときには放っておけない性格。それが、ドラマ終盤のバンド活動に活きていく。
なお、土佐藩出身なのに関西弁でしゃべる。 - 近藤長次郎(演:北原雅樹)
竜馬と一緒に上京し、共に小千葉道場に居候する。あだ名は実家にちなんで饅頭屋。 - 岡田以蔵(演:反町隆史)
すでに京都で何人もの人を殺し、「人斬り以蔵」と恐れられていた剣士。
偶然に幼馴染の竜馬と出会い、同じく小千葉道場に居候を始める。
竜馬と再会したとき、これ以上人を斬らないと約束した。 - 千葉貞吉(演:伊東四朗)
小千葉道場の主。発明が好きで、珍妙な道具を見せては周りから飽きられている。
竜馬たちのことを「将来立派なことをする人だ」と感じており、そのために居候を許可している器の大きい人物である。それで言い出しにくかったが、自分たちの飯くらいは稼いで欲しかったらしい。 - 千葉重太郎(演:別所哲也)
千葉貞吉の長男。真面目で単純な性格のため、国を変えようとする意識の高い人にはすぐ付いていってします。 - 千葉さな(演:緒川たまき)
重太郎の妹。しっかり物で男勝り。岡田に気があるように見えるが…? - 清川八郎(演:西村雅彦)
ナレーションで真っ先に「ペテン師」と紹介された人。
非常に軽薄で、金のためならウソを付くし人を騙す。おかげで人望がない。
また、金のために非常に危険な仕事も請け負ったりする。劇中の事件はだいたいこいつのせい。 - 勝海舟(演:内藤剛志)
軍幹奉行並。仕事が終わったら、大抵いつも相模屋で女性遊びをしている。
基本はいい加減風な装いだが、戦うときはきちっと戦う。
関連動画
関連項目
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