紅魔城伝説とは、インディーズゲームサークルであるFrontier Ajaの製作する東方二次創作ゲームで
悪魔城ドラキュラをイメージとした2Dアクションゲームである。海外ではTouhouvaniaとして知られている。
また、本項では第一作である『紅魔城伝説 緋色の交響曲』についても説明する。
概要
東方projectのキャラクターが登場する、2Dアクションゲームである。
キャラクター、楽曲のイメージは東方projectがモチーフとなっているが、ゲーム内容やBGMは悪魔城をイメージしたオリジナルのもの。
作曲は柳英一郎氏、キャラクターのイラストレーションは晩杯あきら氏が担当している。
ゲームシステムは悪魔城ドラキュラシリーズのアクションをベースに、東方projectの飛翔を追加したもの。
なので、敵キャラの攻撃方法は必然的に弾幕中心となり、難易度は高めとなっている。
- 紅魔城伝説 緋色の交響曲
- 紅魔城伝説Ⅱ妖幻の鎮魂歌
2011年冬コミにて、上記2作のパッチプログラム修正版と設定画、ミニサントラが収録されたプレミアムパックが頒布された。
紅魔城伝説 緋色の交響曲
上記の通り、紅魔城伝説シリーズ第一作である。『緋色の交響曲』には「スカーレット・シンフォニー」とルビが振られる。
blogの開発報告では、紅魔城伝説の名がつく前までのタイトル名は「紅魔城レミリア(仮)」となっていた。
夏コミで頒布された分と一回の委託分のみがディスクで販売されていた。
2022年にリマスターされ、Nintendo Switch/Steamで発売されたが、タイトルは『紅魔城レミリア 緋色の交響曲』であり、(仮)だった頃のタイトルが思わぬ形で(仮)無しで復活した。
システム
主人公である博麗霊夢を操作し、全8ステージ+EXステージ(EXはパッチが必要)を攻略する。
各ステージにはボスがおり、ボスを撃破すると現れる球を取得するとステージクリアとなる。
- 移動
左右キーで歩行。ジャンプボタンでジャンプ。ジャンプボタンを押す長さで飛距離・高度が変わる。
ジャンプ中に再度ジャンプボタンを押すと飛翔に切り替わり、空中を移動・静止できる。再度ジャンプボタンを押すことで浮遊を解除できる。
下キー+ジャンプボタンでスライディング。スライディング中に進行方向とは逆にキーを入れジャンプボタンを押すとバク転になる。 - 攻撃
攻撃ボタンを押すと大麻(おおぬさ)を振る。しゃがみ中・ジャンプ中ともに使用でき、ジャンプ後の着地時にモーションがキャンセルされる特徴がある。そのため空中で攻撃を当てた後、すばやく第二撃を繰り出せる。
上キー+攻撃ボタンでショット(御札)を飛ばす。使用には御霊(ソウル)が必要。浮遊時の攻撃は攻撃はこれとパートナー攻撃に限定される。
パートナー攻撃ボタンで援護攻撃をしてもらえる。下キー+パートナー攻撃ボタンでパートナーの切り替えが可能。こちらも使用には御霊が必要になる。
登場人物
ネタバレ部分は[]でくくり、白文字で表記。ドラッグして閲覧されたし。
- 博麗霊夢
上記の通り、本作の主人公。突如として幻想郷を覆った紅霧の原因を探るため、紅魔城に向かう。
ユーザー間では元ネタの代表的な主人公になぞらえて、レイム・ベルモンドと呼ばれることがある。 - 霧雨魔理沙
霊夢の友人。ステージ1終盤で合流するパートナーの一人。予め霊夢が協力を依頼していたようだ。 - チルノ
1面ボス。霊夢と魔理沙にバカにされて怒り、戦うことに。
[撃破後、霊夢と魔理沙に言いくるめられて異変解決に同行する。パートナーの一人。] - 紅美鈴
2面ボス・EX2番手。紅魔城の門番を勤めている。
霊夢曰く「居眠り門番」、魔理沙曰く「漢字バカ」と散々な言われようだが、今作では昼寝はしていない。
[撃破後、名前をひらがな表記にされてしまう。ただしこれ以後の登場時はちゃんと漢字表記である。なおEXでの言動から察するに「絶対に押すなよ」ネタは幻想郷でも通じるらしい。] - 十六夜咲夜
3面ボス・7面ボス・EX3番手。紅魔城のメイド長。ナイフどころか剣が飛んでくることも。
[3面の時点では様子見で撤退し、7面にて全力での戦闘となる。実はレミリアの目論見を全く知らずに紅魔城を建て、侵入者を排除していた。] - アリス・マーガトロイド
4面ボス。レミリアにお呼ばれして紅魔城にいただけなのだが、魔理沙との口喧嘩が元で戦うことに。
[このときの行動について、紅魔城伝説Ⅱのおまけモードにて一部が語られている。] - 伊吹萃香
5面ボス。体のなまりを気にして博麗神社から場を移したのだが、結局やることは変わらず酒を飲んでいた。
チルノを酒くささだけでほろ酔いさせる程度の能力を習得している。 - パチュリー・ノーレッジ
6面ボス・EX4番手。紅魔城・蔵書庫の主。「そこまでよ!」の台詞とともに颯爽と登場。
[レミリアの目論見のヒントとして「古代書」の存在を示唆するも、実際は・・・。] - レミリア・スカーレット
8面ボス。紅魔城の城主にして今作で扱われた異変の首謀者である。
[「古代書」こと『埋蔵金は実在する!』なる埋蔵金伝説を扱った本を真に受けて埋蔵金探しをしていた、というのがこの異変の真相。「赤き城(赤城山)」という一文を紅い城(つまり紅魔城である)を建てることと勘違いし、「発掘作業は夜通し行われた」ことを受けて紅霧により日光を遮断、異変解決に来た者を人手として発掘に協力させるつもりだった。] - ルーミア
EX1番手。
[なのだが、ゲーム中では立ち絵も会話もない。ちなみに立ち絵は晩杯あきら氏がPixivで公開しているほか、サウンドトラック付属の冊子でも見ることができる。] - フランドール・スカーレット
EXボス。紅魔城の地下にいる。
[本編中ずっと霊夢たちがやってくるのを待っていたのだが、完全にハブられていたのに怒り、戦いを仕掛けてくる。これについて霊夢は寂しかったと推測している。なお、EDで霊夢に遊んでもらっていた。]
関連動画
紅魔城伝説 緋色の交響曲PV
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関連項目
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