芝野虎丸単語

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芝野虎丸（しばの・とらまる）とは、日本の囲碁棋士（九段）である。日本棋院・東京本院所属。

七大タイトル獲得数は名人3期、王座2期、十段2期（合計：7期）、2023年現在は名人・十段を保持。

史上最年少での七大タイトル獲得（名人位 19歳11ヶ月）、史上最年少での七大タイトル二冠（20歳0ヶ月）。史上最年少での七大タイトル三冠（20歳7ヶ月）などの記録を持っている。

一力遼、許家元とともに「令和三羽烏」と呼称されている。

概要

1999年11月9日生まれ、神奈川県出身。実兄の芝野龍之介も同じ囲碁棋士である。

洪清泉が主宰する「洪道場」を経て、平成27年度夏季採用として入段。

2017年：竜星戦で優勝（入段から史上最短記録：後述）。

2019年：張栩名人から4勝1敗で名人位を奪取。井山裕太王座（四冠）から3勝1敗で王座を奪取。

2020年：村川大介十段から3勝1敗で十段を奪取。井山棋聖に1勝4敗で名人を失冠。許家元八段に3勝1敗で王座を防衛、1勝3敗で十段を失冠。

2021年：井山棋聖に2勝3敗で王座を失冠、無冠になる。竜星戦で優勝。

2022年：井山名人から4勝3敗で名人を奪回。許十段から3勝1敗で十段を奪回、二冠へ復帰する。

2023年：井山王座に4勝2敗で名人を防衛。二冠を堅持。

昇段履歴

• 2014年9月1日：初段
• 2015年10月9日：二段（勝ち星対象棋戦・通算30勝）
• 2016年10月21日：三段（勝ち星対象棋戦・二段昇段後通算40勝）
• 2017年7月31日：七段（タイトル獲得…第26期竜星戦優勝、飛びつき昇段） 
• 2019年8月8日：八段（三大タイトル挑戦…第44期名人戦・挑戦手合進出）
• 2019年10月9日：九段（三大タイトル獲得1期…名人位1期）

記録

• 2017年7月31日
  • 竜星戦の最年少優勝記録（17歳8ヶ月）^[1]
  • 全員参加棋戦優勝において第2位の年少記録（17歳8ヶ月）^[2]
  • 全棋士参加棋戦において入段以降最短優勝記録（2年11ヶ月）^[3]
  • 七段昇段の史上最短記録（2年11ヶ月）^[4]
• 2017年9月4日
  • 本因坊戦リーグ入りの最年少記録（17歳9か月）
  • 本因坊戦リーグ入りの最短記録（3年0ヶ月）
  • 三大リーグ入りにおいて第2位の年少記録（17歳9か月）^[5]
  • 三大リーグ入りの最短記録（3年0ヶ月）^[6]
• 2017年11月2日
  • 名人戦リーグ入りの最年少記録（17歳11ヶ月）^[7]
• 2019年8月8日
  • 名人戦挑戦において第2位の年少記録（19歳9カ月）^[8]
  • 名人挑戦の史上最速記録（4年11ヶ月）
• 2019年10月9日
  • 名人位獲得の史上最年少記録（19歳11ヶ月）^[9]
  • 七大タイトル獲得の史上最年少記録（19歳11ヶ月）^[10]
  • 史上初の10代名人
  • 九段昇段の史上最速記録（5年1ヶ月）^[11]
• 2019年11月29日
  • 王座位獲得の史上最年少記録（20歳0ヶ月）^[12]
  • 七大タイトル二冠史上最年少記録（20歳0ヶ月）^[13]
• 2020年6月27日
  • 十段位獲得の史上最年少記録（20歳7ヶ月）^[14]
  • 七大タイトル三冠史上最年少記録（20歳7か月）^[15]

関連動画

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関連リンク

• プロフィール（日本棋院）

関連項目

• 囲碁
• 名人戦（囲碁）
• 王座戦（囲碁）
• 十段戦（囲碁）

脚注

1. *従来の記録は、第25期、一力遼七段の19歳1ヵ月
2. *1位は、第12期阿含・桐山杯における井山裕太の16歳4か月
3. *従来の記録は、第12期阿含・桐山杯における井山裕太の3年6ヵ月
4. *従来の記録は、平成17年(2015年)における坂井秀至の3年4ヵ月
5. *1位は、第39期(平成26年)棋聖戦リーグにおける一力遼の16歳9ヶ月
6. *従来の記録は、第30期（平成12年）名人戦リーグにおける坂井秀至の3年1ヶ月。
7. *従来の記録は、第33期、井山裕太の18歳5ヵ月
8. *1位は、第33期（2008年）、井山裕太の19歳3か月
9. *従来の記録は、第34期（2009年）名人戦における、井山裕太の20歳4か月
10. *従来の記録は、第34期（2009年）名人戦における、井山裕太の20歳4か月
11. *従来の記録は井山の7年6か月。
12. *従来の記録は、第24期（1976年）、趙治勲の20歳5カ月
13. *従来の記録は、井山裕太の21歳11か月
14. *従来の記録は、第53期（平成27年）の伊田篤史の21歳1か月
15. *従来の記録は、井山の23歳1か月