違法アップロード動画の枠とは、こんな感じの異様に見づらいレイアウトのことである。
YouTubeでの違法アップロードにはよく見られるがニコニコ動画ではさほど見られない。
概要
YouTubeでは、著作権侵害の可能性があるコンテンツを自動で識別する一致検出システム、『Content ID』と呼ばれる技術がある。これは、動画や音声にIDをつけ、それにどの程度類似しているかをチェックするというものである。
言うなれば、「動画や音声を丸ごとアップロードすることを防ぐ」技術なのだが、YouTubeで再生数を稼ぎ収入を得ようとする無断アップロードを行う者は、これを掻い潜るためにさまざまな工夫に腐心している。まっとうに働いて稼げばいいのに。そのひとつが、ワイプ処理であり、本来アップロードしたい動画を全体のレイアウトの半分くらいに表示し、他の部分は無関係な背景画像にする。そしてど真ん中にドラえもんや『ONE PIECE』のモンキー・D・ルフィ、『NARUTO』のうずまきナルトなどをデカデカと配置するというわけである。
これによって元のコンテンツとの類似性がないとYouTubeに誤認させるという手法というわけである。ちなみに「動画を左右反転する」「途中で音声をミュートにする」「途中の一部だけズームにする」「途中に関係ない映像を割り込ませる」などの手法もある。
『水曜日のダウンタウン』ではこれをパロディしたこともある。
なお、ニコニコ動画ではこんなレイアウトにする必要がないため、違法アップロードでこんなレイアウトになることはない。そもそも丸上げ違法アップロードするなという話ではあるが。
関連動画
関連リンク
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- YouTube著作権監視システムの7つの抜け穴とは (2019年8月14日) - エキサイトニュース
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関連項目
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