銀河艦娘伝説とは、yura氏が作成・投稿するMMD艦これ作品である。
概要
深海棲艦が跋扈し、制海権確保が困難な世界。
これに対抗すべく陸海空各軍と、「艦娘」を主体とした海軍艦娘部隊が戦っていた。
この物語は、6度に渡る南方海域での作戦失敗に対し、海軍艦娘部隊司令長官たる三笠元帥が、
統合作戦本部戦史研究課に所属する一人の大佐を呼び寄せたところから始まる。
……誰も自らの運命の赴く先は知らない。(銀河英雄伝説より)
エンディングテロップに原作として挙げられている通り、田中芳樹著「銀河英雄伝説」のストーリーを
概ねなぞりながら、艦隊これくしょんの世界観をうまくミックスさせた物語となっている。
登場人物
第14話「過去、現在、未来」公開時点での登場人物を挙げる。
尚、以後原作とは銀河英雄伝説を差し、原作相当の人物について階級等は原作最終時のものとする。
また、艦娘たちの階級については、大部分が第10話以降明らかになったので、それに従って記載する。
(以前の話数時点のものを参照したい場合は、お手数ですが編集履歴から閲覧願います)
艦娘陣営
南東管区司令部 及び 南東管区駐留艦隊司令部 (ヤン艦隊司令部)
ヤン・ウェンリー提督を司令官とする最前線司令部である。
パラオ・トラック・ラバウル・ブイン・ショートランドなどの南東方面主要泊地等を管理する。
麾下に入ったそれぞれの泊地・基地には陸海空の司令官が配されている為、各軍の派閥争いに
ヤン提督が巻き込まれることを懸念した三笠元帥や赤城中将らの配慮により、
中間補給地点だった港を新たに「イゼルローン泊地」と命名して、そこに総司令部を置いた。
麾下には、海軍第4艦隊・陸軍2個師団・空軍空挺団4つ、及び旧第13艦隊を基幹とする
再編された海軍艦娘部隊がいる。
- ヤン・ウェンリー (原作:ヤン・ウェンリー元帥相当) 後方支援艦「ひゅーべりおん」座乗
海軍艦娘部隊司令長官付作戦参謀(統合作戦本部から出向したものと思われる) 中佐 →
統合作戦本部戦史研究課 大佐 → 海軍艦娘部隊第13艦隊司令官 少将 →
海軍艦娘部隊第13艦隊司令官 中将 → 南東管区司令官兼南東管区駐留艦隊司令官 大将
この物語のメイン人物の一人。いわゆる「逆侵攻作戦」での、ミッドウェー海戦にて奮戦。
各部隊を立て直しつつ、多くの将兵・艦娘たちを帰還させることに尽力した。
海戦後、南東方面の総指揮権を得て、いわゆるヤン艦隊の指揮を執る。
- 長良型軽巡洋艦4番艦 由良 (原作:フレデリカ・G・ヤン少佐相当)
海軍艦娘部隊司令長官直率第4水雷戦隊旗艦(司令艦相当) 中尉 →
海軍艦娘部隊第13艦隊司令官秘書艦 (大尉) → 南東管区司令官秘書艦 少佐
原作準拠で考えて事務処理能力が恐らく壊滅的であろう、自宅の机の上も整頓出来ない
ヤン提督の事務処理全般を司る、ヤンにとって代えがたい艦娘の一人。
彼女自身、かつての北方海域作戦で、ヤンの活躍により妹たちとともに救われたことから、
ヤン提督をとても信頼している。
尚、唯一料理が苦手であることが11話でほっぽとの会話の中で、語られている。
- 北方棲姫 ダッチ・ハーバー (愛称:ほっぽ) (原作:ユリアン・ミンツ中尉相当)
ヤン・ウェンリー提督の被保護者 南東管区司令官付従卒(軍属)
北方戦役の際に鹵獲された深海棲艦である。三笠元帥が保護したのち、ヤン大佐の被保護者となった。
保護された2年間で家事全般をマスターし、原作準拠で紅茶党のヤン提督が満足する水準の紅茶が
淹れられるまでになっている。ヤン提督曰く「ほっぽの作ったものならなんでも旨い」とのこと。
ヤン提督の南東管区司令官就任に伴い、これに帯同している。これを機に日記をつけ始めたようで、
姉のリコリスを始め、イゼルローン泊地の面々についていろいろと記述しており、その中で幽霊騒動
にも巻き込まれている。
軍属待遇については第14話で正式に語られたが、詳しくは別の機会に譲られた模様である。
尚、第12話において本名がクリーブランドにより明かされている。
- 金剛型戦艦4番艦 霧島 (原作:エドウィン・フィッシャー中将相当)
海軍艦娘部隊第4艦隊旗艦(司令艦相当) → 海軍艦娘部隊第13艦隊副司令官 →
南東管区駐留艦隊副司令官 少将
原作準拠で言う艦隊の「生きた航路図」。第6次MO攻略作戦時の撤退戦の用兵をヤンは
高く評価している。駐留艦隊の席次は第2位で総司令官不在時には艦隊の総指揮を執る。
第4艦隊司令艦から「降格」となる第13艦隊副司令官職にも関わらず、よくヤン提督を支え、
ミッドウェー海戦後は、南東管区駐留艦隊の副司令官となった。
- 加賀型正規空母1番艦 加賀 (原作:ムライ中将相当)
海軍艦娘部隊第13艦隊主席幕僚 → 南東管区司令部主席幕僚 少将
無口・不愛想・訓練が厳しいとの評判であったが、ヤンは参謀に彼女を求めた。
緻密で正確な判断力を有し、理論的・常識的に考えることの出来る彼女をヤンは
血気に逸る艦娘の制御役として期待していたようである。
かつて、第1艦隊に主席幕僚として所属していたことがある。
- 青葉型重巡洋艦2番艦 衣笠 (原作:フョードル・パトリチェフ少将相当)
海軍艦娘部隊第2艦隊所属 → 海軍艦娘部隊第13艦隊次席幕僚 →
南東管区司令部次席幕僚 准将
性格は陽気で明るいが、ただ単に明るいだけではなく柔軟な思考を備えており、
戦闘でも数々の戦いで殿を務めるなど非常に粘り強い面がある。
ヤンは、艦隊の活性剤的な役割も期待していたようである。
- 長良型軽巡洋艦2番艦 五十鈴 (原作:アレックス・キャゼルヌ中将相当)
海軍艦娘部隊司令長官次席秘書艦 少将 → イゼルローン泊地事務総艦 少将
ヤンによるMO攻略作戦時には、装備一式の手配を一手に引き受けている後方事務の達人。
イゼルローン泊地を含む南東管区司令部の席次は第2位であり、総司令官不在時には
管区司令部の指揮を執る重職を担っている。
- 長良型軽巡洋艦1番艦 長良
海軍艦娘部隊第12艦隊司令艦秘書艦 → 南東管区駐留艦隊所属水雷戦隊旗艦(司令艦相当)
長良型姉妹の長女である。イゼルローン泊地に赴任した際(11話)、「元第12艦隊秘書艦」と
名乗っており、比叡の麾下にいたものと思われる。
姉妹揃ってイゼルローン泊地に赴任し、水雷戦隊を率いることとなった。
- 長良型軽巡洋艦3番艦 名取
海軍艦娘部隊総司令部主計課 少佐 → イゼルローン泊地事務補佐艦
由良の姉の一人。北方戦役の際、三笠大将(当時)に従って従軍している。のちに、五十鈴たちと共に
イゼルローン泊地事務補佐艦として着任した。後方支援事務に精通しているものと思われる。
- 長良型軽巡洋艦5番艦 鬼怒
海軍艦娘部隊総司令部主計課 中尉 → イゼルローン泊地事務補佐艦
由良の妹の一人。姉の名取と共に北方戦役の際、従軍している。のちにその名取たちと共に、
事務補佐艦としてイゼルローン泊地に赴任した。
- 長良型軽巡洋艦6番艦 阿武隈
海軍艦娘部隊司令長官直率第1水雷戦隊旗艦(司令艦相当) 中尉 →
南東管区駐留艦隊所属水雷戦隊旗艦(司令艦相当)
長良型姉妹の末っ子である。北方戦役の際は、水雷戦隊を率いて従軍した。のちに、姉妹揃って
イゼルローン泊地に赴任し、引き続き水雷戦隊を率いることとなった。
- 白露型駆逐艦3番艦 村雨
海軍艦娘部隊司令長官直率第4水雷戦隊第2駆逐隊司令艦 →
海軍艦娘部隊第13艦隊第2駆逐隊司令艦 → 南東管区駐留艦隊第2駆逐隊司令艦
ヤンの要望である「練度が高く、火力の高い駆逐隊」として第2駆逐隊が起用された。
北方戦役において、水雷戦隊旗艦の由良と共に第2駆逐隊はキスカ島への潜入・伝令任務にあたる。
史実では、第4水雷戦隊旗艦であった由良の麾下に第2駆逐隊は配属されていた。
- 白露型駆逐艦4番艦 夕立 ・ 同5番艦 春雨 ・ 同6番艦 五月雨
海軍艦娘部隊司令長官直率第4水雷戦隊第2駆逐隊所属 →
海軍艦娘部隊第13艦隊第2駆逐隊所属 → 南東管区駐留艦隊第2駆逐隊所属
村雨麾下の第2駆逐隊の妹たちである。史実での絡みからか、夕立は由良に大変懐いている。
尚、作者であるyura氏によると原作アニメ版での戦艦ヒューベリオン艦橋オペレーター3人組が
第2駆逐隊の彼女らに相当するとしている。但し、夕立だけは別に相当役がある、とのことだが、
まだ公開はされていない。ちなみに、yura氏の初期艦娘は五月雨だそうである。
- 飛行場姫 リコリス・ヘンダーソン (原作:ワルター・フォン・シェーンコップ中将相当)
東方深海棲艦 総旗艦 (総司令艦相当) →
海軍艦娘部隊第13艦隊深海棲艦部隊部隊長 → イゼルローン泊地防御指揮官
港湾棲姫ポート・ダーウィンの妹にして、北方棲姫ダッチ・ハーバーの姉である。
物語開始時点から2年前の北方戦役終結後の冬、深海棲艦陣営から「寝返った」という。
事実上の亡命という経緯や癖のある性格から、警戒感を持つ艦娘も多かったが、
MO破壊作戦時の潜入やミッドウェー海戦における活躍により、
艦娘たちの信頼を得ることが出来たようだ。
ヤン提督のイゼルローン泊地への赴任に伴い、同泊地の防御指揮官に就任した。
ほっぽの話によると、深海側にいた時より雰囲気が変わったという。
- 空母棲姫 ヨークタウン ・ 空母水鬼 エンタープライズ
東方深海棲艦 空母機動部隊 所属 (ヨークタウンはその部隊の旗艦(司令艦相当)) →
海軍艦娘部隊第13艦隊深海棲艦部隊所属 → 南東管区駐留艦隊深海棲艦部隊部隊所属
リコリスと共に寝返った深海棲艦。ヨークタウンは原作ではカスパー・リンツ大佐、
エンタープライズはライナー・ブルームハルト中佐に相当。二人ともリコリスの大切な腹心である。
リコリス同様、深海棲艦軍側には撃沈されたと公式では扱われている様だ。
行方不明となったウナラスカ島で艤装を放棄して、深海側捜索隊の目を誤魔化した為と思われる。
ちなみに、エンタープライズの名が初めてテロップされたのは第9話であった。
ヨークは「私たちを信じてくれた初めての人」、エンも「(ヤン提督は)面白いし、姫様の保護者
ですものね」とヤンを評価し、その力をヤンのために使うことを誓っている。(その場で、五十鈴に
「軍閥化の第一歩ね。困ったものだわ」とからかわれていた)
- 飛鷹型軽空母1番艦 飛鷹 (原作:イワン・コーネフ中佐相当)
海軍艦娘部隊第6艦隊所属 → 海軍艦娘部隊第13艦隊第2航空戦隊 →
南東管区駐留艦隊第2航空戦隊
MO攻略戦後に第13艦隊に参加した艦娘である。隼鷹の姉でもある。
妹に対してだけ毒舌家になる傾向があるが、外伝ではその隼鷹やほっぽと共に幽霊騒動に
巻き込まれている。
- 飛鷹型軽空母2番艦 隼鷹 (原作:オリビエ・ポプラン中佐相当)
海軍艦娘部隊第6艦隊所属 → 海軍艦娘部隊第13艦隊第1航空戦隊 →
南東管区駐留艦隊第1航空戦隊隊長 中佐
姉の飛鷹と同じく、MO攻略戦後に第13艦隊に参加した艦娘である。
ちなみに、泊地名募集をヤンが行ったとき「絶世の美女隼鷹と引き立て役の女たち」と
投稿した恐らく張本人。
第24駆逐隊の面々に自身が名付けた小隊名を教え、その名の由来から彼女たちを困惑させた。
結局、その小隊名案は秘書艦の由良に却下(表向きは、管区司令部主席幕僚決済待ちに)されている。
- 高雄型重巡洋艦3番艦 摩耶 (原作:マリノ少将相当)
海軍艦娘部隊第4艦隊所属 → 海軍艦娘部隊第13艦隊旗艦護衛 → 南東管区駐留艦隊旗艦護衛
MO作戦後に第13艦隊に参加した艦娘の一人。前線でのヤン司令官の乗艦である内火艇の護衛を、
防空巡洋艦として任されている。因みに、旗艦とは通常の艦娘部隊では司令艦を指す。
旧第13艦隊の場合、司令官は人間のヤン提督であることから、旗艦護衛=司令官護衛という役割の様だ。
これは南東管区駐留艦隊司令部でも変わらないものと思われる。
- 秋月型駆逐艦1番艦 秋月
海軍艦娘部隊第4艦隊所属 → 南東管区駐留艦隊旗艦護衛
第6次MO作戦で撤退した第4艦隊から南東管区駐留艦隊に異動となった一人で、摩耶とともに
ヤン提督の護衛を務めることとなった。
- 神風型駆逐艦3番艦 春風 (原作:アサドーラ・シャルチアン中佐相当か?)
南東管区駐留艦隊所属 後方支援艦ひゅーべりおん艦長 少佐
ヤン提督が座乗する後方支援艦ひゅーべりおんの艦長である。
後方支援艦は、外洋においての活動母艦となる重要拠点であり、軍事施設や備蓄施設は勿論、
兵員のリフレッシュ施設(図書室や遊戯室、大浴場、トレーニングルーム等)が備えられている。
この後方支援艦にはリンクシステムが搭載されており、基本的には艦長一名で操艦することとなる。
- 吹雪型駆逐艦5番艦 叢雲 (原作:ニコルスキー中佐相当)
海軍艦娘部隊逆侵攻作戦総司令部直率第12駆逐隊司令艦 → 南東管区駐留艦隊所属
ミッドウェー海戦前哨戦にて補給部隊護衛部隊を指揮し負傷したが、傷も癒え現役復帰した。
姉の吹雪たちと共に南東管区駐留艦隊に所属する。
- 吹雪型駆逐艦1番艦 吹雪
海軍艦娘部隊司令長官直率第3水雷戦隊第11駆逐隊司令艦 → 南東管区駐留艦隊第11駆逐隊司令艦
川内指揮下の第3水雷戦隊に所属し補給部隊の援護に向かい、その後の救護にあたった。
妹の東雲たちが撃沈する中、同じく妹である叢雲の帰還は吹雪にとって
何よりも嬉しかったことであろう。
その叢雲と共に、第11駆逐隊は南東管区駐留艦隊に所属することとなった。
幽霊騒動の時には、解決後の護送警護の任務に第11駆逐隊は当たっており、その司令艦として飛鷹に
報告を入れている姿が見られる。
- 吹雪型駆逐艦2番艦 白雪 ・ 同3番艦 初雪 ・同4番艦 深雪
海軍艦娘部隊司令長官直率第3水雷戦隊第11駆逐隊所属 → 南東管区駐留艦隊第11駆逐隊所属
三笠長官直率の3水戦、川内指揮下の精鋭部隊として知られる。逆侵攻作戦後は、南東管区駐留艦隊に
所属し、ヤン提督の指揮下に入っている。
幽霊騒動の時、護送警護の任に第11駆逐隊の4人と妹の叢雲がついていた。
- 朝潮型駆逐艦5番艦 朝雲 ・ 同6番艦 山雲
海軍艦娘部隊第3艦隊第9駆逐隊所属 → 南東管区駐留艦隊第9駆逐隊所属
MI部隊の一員として、撤退作戦に参加。至近弾の爆発で飛ばされたが、無事だった。
ミッドウェー海戦時、妹の山雲と共に一時的に第13艦隊の指揮下に移っていた。
南東管区駐留艦隊創設にあたり、正式に異動となっている。
- 翔鶴型正規空母2番艦 瑞鶴 (原作:ダスティ・アッテンボロー中将相当)
海軍艦娘部隊第10艦隊所属 → 南東管区駐留艦隊分艦隊司令艦
艦娘学校に生徒として在籍していた当時、講師であったヤンと知り合っている。
ウマが合ったらしく、様々なことをヤンは瑞鶴に話しているようだ。
軍人らしくないことを隠さないヤンに対して、それが彼らしいと思っているようだ。
旧第10艦隊の妙高型重巡洋艦2番艦那智、同3番艦足柄と共に南東管区駐留艦隊に異動した。
尚、“「秩序」が服を着て歩いている”加賀参謀長に対しては何やら苦手意識があるようだ。
また、イゼルローン泊地に到着した時もほっぽの傍らに姿があり、お世話になった“先生”である
ヤン提督の被保護者たるほっぽとも上手くやっているようである。
- 白露型駆逐艦1番艦 白露 ・ 同2番艦 時雨 (時雨について原作:戦艦ユリシーズ相当)
海軍艦娘部隊第12艦隊第27駆逐隊所属 → 南東管区駐留艦隊第27駆逐隊所属
時雨はミッドウェー海戦において、結果として不発弾だった砲撃により、身に着けていた
ある大事なものが外れてしまったとのこと。海戦後、二人は南東管区駐留艦隊に異動となった。
- 陽炎型駆逐艦1番艦 陽炎 ・ 同2番艦 不知火
海軍艦娘部隊司令長官直率第2水雷戦隊第18駆逐隊所属 → 海軍艦娘部隊第7艦隊第18駆逐隊所属 →
南東管区駐留艦隊第18駆逐隊所属
ミッドウェー海戦時、第7艦隊主席幕僚である龍驤型軽空母1番艦龍驤を援護しつつ撤退した。
その後、再編成された南東管区駐留艦隊所属となり、妹の黒潮と行動を共にしているようである。
- 龍鳳型軽空母1番艦 龍鳳 ・ 陽炎型駆逐艦3番艦 黒潮
(龍鳳は海軍艦娘部隊第4艦隊所属 → )南東管区駐留艦隊所属
第6次MO作戦の撤退部隊から南東管区駐留艦隊に異動となった。
- 白露型駆逐艦7番艦 海風 ・ 同8番艦 山風 ・ 同9番艦 江風 ・同10番艦 涼風
南東管区駐留艦隊分艦隊第24駆逐隊所属
五十鈴たちがイゼルローン泊地に着任する際に、護衛艦として帯同してきた駆逐隊。
無事、長良型姉妹を届けたのち、そのままイゼルローン泊地に着任した。
階級は司令艦である海風が中尉で、山風・江風・涼風は少尉である。
14話の冒頭、隼鷹が名付けた小隊の名について、その由来に困惑することとなる。
海軍艦娘部隊総司令部
海軍の一部門として創設されたようだが、深海棲艦との戦いの中、次第に主力勢力となる。
ミッドウェー海戦後、他の3軍と共に多大な損害を被り、逆侵攻作戦に参加した艦娘124名のうち、
大破35名、中破27名、小破16名、未帰還12名となり、損傷率は7割を超えた。
そんな中、三笠司令長官が海軍司令長官となり、代わって金剛が長官に就任することとなる。
そこで、長官直率部隊や各艦隊を一旦解隊し、作戦行動に支障のない艦娘の大部分をヤン提督の率いる
南東管区駐留艦隊に集めることとした。
尚、海軍艦娘部隊は十数名の艦娘と後方支援艦で編成されており、後方支援艦の操艦及び指揮は
神風型駆逐艦や睦月型駆逐艦の艦娘が務めている。
艦娘部隊が外洋で活動するには後方支援艦の補佐は不可欠であり、後方支援艦が入渠するといった
ことがあると、その部隊は外洋での活動が出来なくなる。
- 金剛型戦艦1番艦 金剛 (原作:アレクサンドル・ビュコック元帥相当)
海軍艦娘部隊第5艦隊旗艦(司令艦相当) 中将 → 海軍艦娘部隊司令長官 大将
逆侵攻作戦会議で、自己の作戦への批判を嫌い、本作戦への賛成を強いるフォーク准将に
強く苦言を呈していた。特にヤンに対する「利敵行為」呼ばわりは、かなり不快に感じたようである。
ミッドウェー海戦後、中将から大将へ昇進。三笠元帥の後を受け、艦娘部隊の総指揮艦となった。
一方で、ヤンを艦娘部隊総司令部主席幕僚に求めたが叶わなかった様だ。
妹の霧島の言によると、政略的な出来事についてはあまり得意ではない節がある。
- 赤城型正規空母1番艦 赤城 (原作:チュン・ウー・チェン大将相当)
海軍艦娘部隊第1艦隊旗艦(司令艦相当) 中将 → 海軍艦娘部隊総司令部主席幕僚 中将
これまで第1艦隊司令艦として情報収集・後方支援・航路安全確保等の任務に本国にて就き、
三笠元帥を補佐してきた。海軍司令長官に転出するその三笠から乞われて、艦娘部隊総司令部の
主席幕僚となり、ミッドウェー海戦後の艦娘部隊立て直しを図ることとなる。
- 金剛型戦艦3番艦 榛名 (原作:スーン・スール少佐他第5艦隊や宇宙艦隊総司令部の各幕僚相当)
海軍艦娘部隊第5艦隊主席幕僚兼秘書艦 → 海軍艦娘部隊司令長官主席秘書艦 少将
「北方戦役」時や「逆侵攻作戦」時、第5艦隊司令艦の金剛の傍らで、姉を補佐した。
この際の彼女の本務は主席幕僚で、秘書艦は兼任職と思われる。
三笠について海軍司令長官主席副官となった香取の後をうけ、艦娘部隊司令長官主席秘書艦となる。
- 川内型軽巡洋艦1番艦 川内
海軍艦娘部隊司令長官直率第3水雷戦隊旗艦(司令艦相当)
吹雪や綾波たちを率いて、補給部隊及び叢雲たちの第12駆逐隊の救援に向かった。
尚、第10話冒頭には姿があるが、吹雪たちが受けていた南東管区駐留艦隊配属辞令交付の場面に、
川内や綾波、及び第19駆逐隊の姿がない。
- 綾波型駆逐艦1番艦 綾波
海軍艦娘部隊司令長官直率第3水雷戦隊第19駆逐隊司令艦
吹雪たちと共に叢雲たちの第12駆逐隊の救援に向かった。
尚、川内同様、南東管区駐留艦隊所属辞令受領時に姿がない為、別任務の可能性がある。
- 扶桑型航空戦艦1番艦 扶桑 (原作:ルフェーブル中将相当)
海軍艦娘部隊第3艦隊旗艦(司令艦相当) → 待命中
この世界での艦娘艦隊旗艦は、司令官(司令艦)と同義であると思われる。
よって、扶桑姉様は第3艦隊司令艦に相当する。
そんな姉様だがミッドウェー海戦により負傷し、入院加療中である。海辺にある病院に居る様だ。
金剛司令長官による軍制再編により、第3艦隊でも朝雲たちが異動となる為、
扶桑は任を解かれ待命中となったようである。
ベットから起き上がっているところを見ると大事はないようだ。
病室に麾下にいた妹の山城や朝雲、山雲が見舞いに訪れていた。
- 扶桑型航空戦艦2番艦 山城
海軍艦娘部隊第3艦隊主席幕僚 → 待命中
「逆侵攻作戦」時、姉の扶桑と共に作戦に参加。パストーレ海軍大将戦死後の海軍の混乱と、
その後の潰走に憤りを覚えたが、扶桑に諭され、艦娘部隊主導の組織的撤退戦に尽力する。
現在は待命中の様で、入院加療中の姉・扶桑を見舞っていた。
- 伊勢型航空戦艦2番艦 日向 (原作:アル・サレム中将相当)
海軍艦娘部隊第9艦隊旗艦(司令艦相当) → 待命中
「逆侵攻作戦」において北部方面AL部隊所属となる。
扶桑同様、ミッドウェー海戦前哨戦により負傷し、入院加療中の様だ。
- 長門型戦艦1番艦 長門 (原作:ウランフ中将相当)
海軍艦娘部隊第10艦隊旗艦(司令艦相当) 中将 → 待命中
逆侵攻作戦に参加した艦娘の一人。艤装が修理中で、現在は待命中の様だ。
- 翔鶴型正規空母1番艦 翔鶴 (原作:チェン少将相当)
海軍艦娘部隊第10艦隊主席幕僚 少将 → 待命中
瑞鶴の姉である。西方海域より第12艦隊と共に帰還した翌日、統合作戦本部でヤンと初めて会った。
瑞鶴がヤンを気に入っていることを見抜いている。
主将たる長門の性格をよく知っており、単独で殿を務めると告げた司令艦の命令を拒否して、
制空権保持のためにも自分も残って殿を務めた。長門に約束を果たしてもらい、現在待命中。
- 阿賀野型軽巡洋艦4番艦 酒匂
海軍艦娘部隊第10艦隊司令艦秘書艦 → 待命中
「逆侵攻作戦」時、第10艦隊司令艦の長門の傍らにいた。
主将たる長門にとって、艦娘としての第10艦隊司令艦という境遇も捨てたものではない、
と思わしめる理由の一人。上艦と共に待命中の様だ。
- 金剛型戦艦2番艦 比叡 (原作:ボロディン中将相当)
海軍艦娘部隊第12艦隊旗艦(司令艦相当) 中将 → 待命中
ミッドウェー海戦にて負傷し入院加療中の様で、逆侵攻作戦での犠牲者を追悼する式において、
金剛型戦艦と扶桑型戦艦、大和型戦艦が弔砲を撃つ役を担ったが、扶桑と比叡は出席が叶わなかった。
- 陽炎型駆逐艦8番艦 雪風
海軍艦娘部隊第12艦隊司令艦秘書艦代理 → 待命中
ミッドウェー海戦時、最後まで司令艦比叡の傍らで前線に留まっていた。
現在は、上艦と共に待命中の様だ。
尚、肩書きだが、長良がイゼルローン泊地に着任した際、「元第12艦隊秘書艦」と言っている。
長良がミッドウェー海戦以前に別任務の為離任したか、何らかの理由でこのとき戦場離脱したため、
雪風は秘書艦代理になっていたものと思われる。
- 祥鳳型軽空母1番艦 祥鳳
海軍艦娘部隊第12艦隊主席幕僚 大佐 → 待命中
北方戦役の際、救援艦隊として参加している。のちにミッドウェー海戦で負傷、後送されている。
- 祥鳳型軽空母2番艦 瑞鳳
海軍艦娘部隊第12艦隊所属 中佐 → 待命中
姉と同じく、北方戦役及び逆侵攻作戦に従事。ミッドウェー海戦にも参加している。
- 伊勢型航空戦艦1番艦 伊勢 (原作:ホーウッド中将相当)
海軍艦娘部隊第7艦隊旗艦(司令艦相当)中将 → 元海軍艦娘部隊第7艦隊旗艦(司令艦相当)中将
「逆侵攻作戦」では、MI部隊に所属。第3艦隊司令艦扶桑らの撤退戦に呼応。その殿を務める。
第18駆逐隊所属の霞中尉・霰少尉の護衛の下、撤退していたのだが、被弾・負傷。
深海棲艦側の捕虜収容所で、ようやく伊勢は目を覚ました。
そこでフレッチャーたちから“客人”として遇されたが、後日トートグらから思いもよらぬ資料を見せ
られることとなる。
- 大淀型軽巡洋艦1番艦 大淀 (原作:ハムディ・アシュール少佐か)
海軍艦娘部隊第7艦隊司令艦秘書艦 少佐 → 元海軍艦娘部隊第7艦隊司令艦秘書艦 少佐
司令艦伊勢と共に、他のMI部隊各隊と連絡を取り合って撤退戦を展開していた。
のちに、リコリス搭載の艦載機により、ダーウィンの許に送られたことが判明する。
状況が状況だけにダーウィンたちを簡単には信じることは出来なかったようだが、
現在のリコリスたちの状況をダーウィンたちに伝え、これがクリーブランドをして港湾棲姫に
ある重要な提案をすることに繋がる。
- 川内型軽巡洋艦2番艦 神通
海軍艦娘部隊司令長官直率第2水雷戦隊旗艦(司令艦相当) 大尉
北方戦役の際、三笠大将(当時)率いる救援艦隊の一翼を担った。
- 天龍型軽巡洋艦2番艦 龍田
海軍艦娘部隊司令長官次席秘書艦 大佐 → 統合作戦本部へ出向
北方戦役時の三笠大将(当時)の次席秘書艦である。水雷戦隊も率いていたようで、麾下に
第6駆逐隊の姿が見える。
北方戦役後、統合作戦本部へ出向。次席秘書艦の後任は五十鈴であった。
- 北方戦役時の第2艦隊
旗艦(司令艦相当)は、高雄型重巡洋艦4番艦の鳥海。麾下に、衣笠・古鷹型重巡洋艦1番艦古鷹・
同2番艦加古・天龍型軽巡洋艦1番艦天龍・夕張型軽巡洋艦1番艦夕張、及び朝潮型駆逐艦1番艦の
朝潮や、同4番艦の荒潮がいた模様。
ホーランド海軍中将戦死後、キスカ島に退避するが、深海棲艦部隊に島を包囲されてしまった。
北方戦役後は所管海域が南方海域に変更となり、第8駆逐隊を第3艦隊へ転出させた代わりに、
統合作戦本部へ出向した龍田指揮下の第6駆逐隊を麾下に収めた。
また、天龍は北方戦役後に陸軍調整官に就任している。
- 陽炎型駆逐艦11番艦 浦風
海軍艦娘部隊第5艦隊所属
北方戦役時、金剛の指揮下にいた艦娘。司令艦である金剛から、信頼されているようだ。
尚、逆侵攻作戦時もセリフはないが、姿が見えることから、引き続き第5艦隊に所属しているものと思われる。
- 初春型駆逐艦1番艦 初春
海軍艦娘部隊司令長官直率第1水雷戦隊第21駆逐隊所属 → 海軍艦娘部隊第9艦隊第21駆逐隊所属
北方戦役時に阿武隈率いる第1水雷戦隊麾下の駆逐艦として出撃し、ヤン中佐(当時)の立てた
救出作戦に従事。無事、キスカ島の鳥海たちを救い出している。
海軍艦娘部隊第1艦隊
所属艦は、飛龍・蒼龍・利根・筑摩・青葉・阿賀野・野分・舞風・嵐・萩風・夕雲・秋雲・風雲
- 飛龍型正規空母1番艦 飛龍 (原作:アップルトン中将相当)
海軍艦娘部隊第8艦隊旗艦(司令艦相当) → 海軍艦娘部隊第1艦隊旗艦(司令艦相当) 少将
「逆侵攻作戦」において、MI部隊所属。中部方面司令官パストーレ海軍大将が戦死した後、
離島棲鬼ウェークを相手に制空権を保持しつつ、撤退作戦を実行した。
ミッドウェー海戦後、赤城の海軍艦娘部隊総司令部主席幕僚就任により空席となった、
第1艦隊司令艦に就任する。
- 蒼龍型正規空母1番艦 蒼龍
海軍艦娘部隊第8艦隊主席幕僚 → 海軍艦娘部隊第1艦隊主席幕僚 少将
MI部隊への深海棲艦急襲に即応し、離島棲鬼ウェーク相手に飛龍と共に制空権を保持した。
パストーレ海軍大将戦死後の海軍の混乱をいち早く掴んだのも彼女であった。
飛龍と共に、第1艦隊へ異動となった。
海軍艦娘部隊第14艦隊
- 大和型戦艦1番艦 大和 (原作:ライオネル・モートン中将相当)
海軍艦娘部隊第9艦隊主席幕僚 → 海軍艦娘部隊第14艦隊旗艦(司令艦相当) 少将
ミッドウェー海戦前哨戦でのMI部隊撤退作戦にて、負傷した日向の代わりに指揮を執り無事生還を果たす。
その功績により、新設された第14艦隊の司令艦への起用となった。
- 大鳳型装甲空母1番艦 大鳳
海軍艦娘部隊第6艦隊旗艦か? → 海軍艦娘部隊第14艦隊主席幕僚 准将
主席幕僚として、新任司令艦である大和を補佐する。
尚、過去編配役説明&設定集回での北方戦役時の艦隊配置の説明で「第6艦隊大鳳」とある為、
当時は司令艦相当職であったようだ。
- 阿賀野型軽巡洋艦3番艦 矢矧
海軍艦娘部隊第14艦隊司令艦秘書艦 少佐
新設された第14艦隊において、司令艦大和を支える幕僚となった。
海軍艦娘部隊第15艦隊
- 大和型戦艦2番艦 武蔵 (原作:ラルフ・カールセン中将相当)
海軍艦娘部隊第1艦隊主席幕僚 → 海軍艦娘部隊第15艦隊旗艦(司令艦相当) 少将
第1艦隊主席幕僚として情報収集や後方支援、航路保全などを手堅く行い、
その実績を鑑み、姉の大和に遅れることなく司令艦起用となった。
- 高雄型重巡洋艦1番艦 高雄
海軍艦娘部隊第15艦隊主席幕僚 准将
新設された第15艦隊で武蔵を補佐する主席幕僚となった。
- 阿賀野型軽巡洋艦2番艦 能代
海軍艦娘部隊第15艦隊司令艦秘書艦 少佐
高雄と同じく、武蔵を補佐する幕僚の一人。
海軍総司令部
この時代、統合作戦本部を中心に、陸軍・海軍・空軍、そして海軍艦娘部隊が置かれている。
元々は海軍の付属部隊扱いであったろう「“海軍”艦娘部隊」が、深海棲艦との戦いが進む中、
次第に主力戦力化した為、海軍内に反艦娘派(主戦派)を抱えることとなる。
逆侵攻作戦・ミッドウェー海戦により、半数以上の艦艇及び多くの将兵を失った。
前海軍司令長官ロボス海軍元帥が、ミッドウェー海戦での職務怠慢を問われ軍法会議に
付されることとなり、替わって前海軍艦娘部隊司令長官の三笠元帥が海軍司令長官職に
就任することとなる。
- 敷島型戦艦4番艦 三笠
(原作:シドニー・シトレ元帥、ドワイト・グリーンヒル大将、ジョアン・レベロ、
ホアン・ルイ相当)
海軍艦娘部隊司令長官 大将 → 海軍艦娘部隊司令長官 元帥 → 海軍司令長官 元帥
ヤンや艦娘たちの後見役であり、理性と感性の均衡に優れた将帥。
「逆侵攻作戦」の惨敗を受け職を辞するつもりであったが、ロボス海軍元帥の訴追を受け空席となった
海軍司令長官職に補任されることとなった。
しかし、国防委員長ヨブ・トリューニヒトを首領と仰ぐドーソン海軍大将などを指揮下に抱え、
難しい舵取りを迫られている。
因みに、海軍司令長官就任にあたり、ヤンを海軍総参謀長にと希望したが叶わなかった。
尚、MI編配役説明回にて説明されたが、MI編以降シトレ元帥の他に原作相当の役割が追加されたとの
こと。海軍司令長官就任に伴い、これまで以上に軍機に触れ得る立場となった。
2039年から始まった北方連合国家(NC)による三大陸合衆国(USE)領北海道への侵攻作戦の最中、
軍の士官であった彼女が、原始の艦娘として“誕生”した、とされている。また、作中に登場する大戦の
記録映像の中で、2042年当時の三笠の写真が映し出されていた。
- 香取型練習巡洋艦1番艦 香取 (原作:マリネスク少将相当)
海軍艦娘部隊司令長官主席秘書艦 少将 → 海軍司令長官主席副官 少将
三笠元帥の海軍司令長官就任に合わせ、長官主席副官となった。上官たる三笠元帥を良く支えている。
旧ロボス派や主戦派(艦娘無しで深海棲艦戦を戦おうと主張する者たち)との軋轢の高まりを感じ、
三笠にその旨を報告している。
- アンドリュー・フォーク (原作:アンドリュー・フォーク予備役准将相当)
海軍参謀部参謀・准将 → 予備役海軍准将
逆侵攻作戦の立案者。サンフォード主席元帥の退役後、統合作戦本部長の座を巡って、
海軍は陸軍と争っており、海軍のロボス元帥の意を受けたフォークが逆侵攻作戦を立案、成立させた。
ミッドウェー海戦前に持病悪化の上、後送され予備役編入処分となったが…。
- マリネッティ (原作:マリネッティ少将相当)
海軍トラック泊地司令官 海軍少将
南東軍管区司令部麾下のトラック泊地を預かる司令官である。実は金剛四姉妹のファン。
ヤンのイゼルローン泊地着任に伴い挨拶に訪れるとともに、陸軍のラバウル基地司令官
ザーニアル少将に対抗すべく、トラック泊地での歓迎酒宴を提案。由良の機転により、
日を改めることとなった。艦娘に偏見を持たない貴重な将官の一人である。
- ウィレム・ホーランド (原作:ウィレム・ホーランド中将相当)
海軍艦隊司令官 海軍中将
北方戦役の際、司令官として従軍。原作で言うところの「理論を無視することが奇策と思っている
ような」艦隊指揮を行い、あっという間にアリューシャン列島を制したが、行動の限界点に達した
ところをすかさず反撃され、あっけなく戦死した。
この為、NC政府は救援艦隊を北方海域に送らねばならなくなったのである。
- アーサー・リンチ (原作:アーサー・リンチ少将相当)
海軍艦隊司令官 海軍中将
ホーランドの戦死後、指揮権を引き継ぎ撤退戦を指揮していた、はずであった。
しかし、三笠大将(当時)の次席秘書艦龍田の報告によると、兵を見捨て逃亡を図った様で、
その混乱の中、死亡したようである。
北方連合国家(ノーザンコンドミニアム(NC))政府国防委員会・
統合作戦本部・陸軍・空軍(海軍や艦娘部隊以外)・その他
- ヨブ・トリューニヒト
(原作:ヨブ・トリューニヒト元自由惑星同盟最高評議会議長・新領土総督府高等参事官相当)
国防委員会委員長、政治家である。原作準拠で行けば、国防委員会とは軍政面を担当する機関である。
海軍参謀部が持ち込んだヤンによるMO破壊後の逆侵攻作戦案採決会議を主宰した。
軍令部門の長である当時の統合作戦本部長ロイヤル・サンフォード主席元帥は、海軍の責任者であった
ラザール・ロボス海軍元帥とともに、この作戦に賛成したものと思われる。
トリューニヒト本人は、実は反対票を投じており、ミッドウェー海戦後も現職である。
ロボスが職を退いた後任の海軍司令長官に、三笠を推挙したうちの一人。
- クブルスリー (原作:クブルスリー大将相当)
陸軍長官か? → 統合作戦本部本部長 主席元帥 (陸軍出身)
軍令部門の最高責任者である。逆侵攻作戦の失敗により海軍が著しく発言力を低下させ、結果として
陸軍からの統合作戦本部長就任となった。安定した人格と堅実な手腕を持つと評されている。
統合作戦本部は三軍及び艦娘部隊を統合指揮する立場となる為、歴代の陸海空軍首脳がその首座を狙い、
奪い合ったようだが、ミッドウェー海戦惨敗により冷静さを取り戻したようで手堅い人選となった模様。
因みに、彼はロボス海軍元帥の後任の海軍司令長官に、三笠を強く推挙している。
また、統合作戦本部幕僚総監にヤンを求めたが、人材不足で他に防衛ライン最前線を任せられる提督が
ヤン以外にいないことから、その希望は叶えられなかった。
艦娘に対し偏見を持たない貴重な軍首脳の一人。
- ザーニアル (原作:ザーニアル少将相当)
陸軍ラバウル基地司令官 陸軍少将
南東軍管区司令部麾下のラバウル基地を預かる司令官。加賀とは旧知の様である。
ヤンのイゼルローン泊地着任に伴い挨拶に訪れるとともに、海軍のトラック泊地司令官
マリネッティ少将に対抗すべく、ラバウル基地での歓迎酒宴を提案。由良の機転により、
日を改めることとなった。比較的言葉遣いも丁寧で、艦娘に偏見を持たない貴重な将官の一人である。
- エルネスト・メックリンガー (原作:エルネスト・メックリンガー上級大将相当)
欧州連合 芸術家提督
第14話において、ヤン提督が用意した映像資料に出演していた。
その資料には、NCとUSEとの世界戦争の歴史とその中で生まれた「艦娘」と「深海棲艦」について、
語られており、メックリンガー提督は解説役として出演しているようである。
深海棲艦側
- 駆逐棲姫 フレッチャー (原作:ウォルフガング・ミッターマイヤー元帥相当)
東方深海棲艦 水雷戦隊総旗艦(司令艦相当)
深海棲艦側の重鎮の様で、「逆侵攻作戦」への対抗作戦において主力部隊を率いている。
海軍艦娘部隊第9艦隊らAL部隊急襲時、疾風の如き速さで猛攻を見せ、日向を負傷させている。
捕虜とした伊勢たちを“客人”として遇し、ワシントンからもたらされた「リコリス健在」の
情報について聞きだそうとする。そしてその伊勢からもたらされた“真実”に、驚愕することとなった。
- 戦艦棲姫 ワシントン (原作:オスカー・フォン・ロイエンタール元帥相当)
東方深海棲艦 打撃部隊総旗艦(司令艦相当)
駆逐棲姫フレッチャーと共に双璧をなすかのように、主力部隊を率いる。
ミッドウェー会戦にて海軍艦娘部隊第5艦隊と対峙したが、ヤンが仕掛けた心理戦にはまる。
リコリスを「様」付けで呼んでおり、敬意を込めている様だが、彼女が「裏切った」理由は
詳しく知らされていなかったようで、フレッチャーともども“客人”となった伊勢から情報を
得ようとした。
- 空母ヲ級 ホーネット (原作:ハンス・エドアルド・ベルゲングリューン大将相当)
東方深海棲艦 打撃部隊総旗艦主席補佐
ミッドウェー会戦時のワシントンの補佐艦。上官ともどもヤンの奇策に嵌まるが、
指揮艦を危険に晒したことを謝した彼女に、ワシントンは自分が熱くなりすぎたことが原因だ、
として意に介さなかった。
- 潜水艦ソ級 トートグ (原作:パウル・フォン・オーベルシュタイン元帥相当)
東方深海棲艦 潜水艦隊総旗艦(司令艦相当)
MO基地の生き残りの様である。通信傍受等の結果、海軍及び艦娘部隊の大攻勢を報告した。
どうやらリコリスの覇権確立の為には手段を選ばなくなっており、それを承知でリコリスも
彼女を用いていたが、この主従には北方戦役にて一つの結末が用意されていた。
- 離島棲鬼 ウェーク (原作:エルネスト・メックリンガー上級大将相当)
空母機動部隊指揮艦
MI部隊への急襲作戦を指揮している。急襲に対する海軍の反応の鈍さを嘲った。
それに対し、艦娘部隊側の即応体制の見事さには感嘆していた。
ミッドウェー会戦において、前哨戦同様第8艦隊と対峙した。
- 重巡洋艦ネ級 インディアナポリス (原作:アウグスト・ザムエル・ワーレン上級大将相当)
護衛艦隊指揮艦
ウェークと共にMI部隊を急襲した。自軍の予想以上の被害に追撃戦を断念したが、
補給と休養を忘れずに実施。次の戦いへの準備を怠らなかった。
アイオワが伊勢からもたらされた情報に困惑し、思わず叫び騒いでしまったところに
どうやら以前から堪りかねたものがあったのか、黙るように言い返し、一触即発となる。
- 戦艦レ級 アイオワ (原作:フリッツ・ヨーゼフ・ビッテンフェルト上級大将相当)
打撃部隊指揮艦
ミッドウェー会戦にて海軍艦娘部隊第10艦隊と対峙した。
作戦会議において、後方に下げた深海棲艦Normalタイプを前線投入すべき、と進言した。
尚、補佐艦として空母ヲ級(原作:オイゲン少将相当)が帯同している。
僚友のインディアナポリスと、とあることで一触触発状態になったが、その場に居合わせた
中間棲姫 ミッドウェー(原作:エルンスト・フォン・アイゼナッハ上級大将相当)に窘められる。
- 泊地棲鬼 アリゾナ (原作:カール・グスタフ・ケンプ大将相当)
空母機動部隊指揮艦
ミッドウェー会戦において、最初に海軍艦娘部隊第13艦隊と対峙した。
練度で勝るヤン艦隊に押され、いったん戦線を下げた隙に第13艦隊には逃げられてしまった。
尚、彼女にも補佐艦として空母ヲ級(原作:フーセネガー中将相当)が帯同している。
- 戦艦タ級 ノースカロライナ (原作:コルネリアス・ルッツ上級大将相当)
打撃部隊指揮艦
ミッドウェー会戦において、海軍艦娘部隊第12艦隊と対峙した。
艦娘一人に対し複数で戦闘に持ち込むように指揮。司令艦である比叡を追い詰める。
- 港湾棲姫 ポート・ダーウィン (原作:ウィリバルト・ヨアヒム・フォン・メルカッツ上級大将相当)
飛行場姫リコリス・ヘンダーソン、北方棲姫ダッチ・ハーバー、この二人の姉である。
アリューシャン海域を巡る戦いが大詰めを迎える前、第12話から見て3年前に、隠棲したという。
大淀が助かった要因に、リコリスが関わっていることを感じ、ほっぽことダッチ・ハーバーも
生きていると知った。そして、この一連の出来事からリブより重要な提案を受けることとなる。
- 軽巡棲鬼 クリーブランド (原作:ベルンハルト・フォン・シュナイダー中佐相当)
元南方深海棲艦 水雷戦隊旗艦(司令艦相当)
ポート・ダーウィンと共に、大淀を助けた。港湾棲姫の副官的役割と思われる。
フレッチャーらが、自分たち同様にリコリスたちの生存を知るのも時間の問題であり、
そうなれば隠棲した意味はなくなる、とリブは考えており、敬愛する姫様にとある提案をする。
尚、ポート・ダーウィンからは、能力を高く評価されており、駆逐棲姫も重用するであろうに、
と言っているが、リブ自身はフレッチャーたちが嫌いな訳ではないが、自分が仕える主は、
ポート・ダーウィンただ一人と決めているようである。
- 水母棲姫 ラングレー (原作:ナイトハルト・ミュラー上級大将相当)
捕虜となった伊勢たちを監視していた深海棲艦。
伊勢の体調を巡る霞と霰の会話を聞いて、姉妹なのに似てないのね、と苦笑していた。
- 潜水カ級 タング (原作:ハイドリッヒ・ラング内務省次官兼内国安全保障局長相当)
東方深海棲艦 潜水艦隊所属
上艦であるトートグに、リコリスの覇権の確立について、いわゆる謀略の類も必要であると
説いていた様で、北方棲姫のウナラスカ島行きも事前に情報を得ていた様子が見て取れる。
- チェスター (原作:アントン・フェルナー少将相当)
東方深海棲艦 潜水艦隊総旗艦(司令艦相当)補佐
フレッチャーたちとは別のタイミングで、上艦であるトートグと共に伊勢たちの前に現れ、
とある資料を彼女たちに見せる役を担った。
また、タング指揮下の兵がダーウィンの付近に出現し、彼女を刺激している、というより、
周囲がそれを見て激発する事態をトートグが招き入れようとしているのではないか、と
本人に指摘して見せている。無論、上艦から無言の圧力を掛けられはしたが。
どうも当人は、原作準拠で上艦の踏み越えてはならないギリギリの線で発言することにスリルを
覚えている様である。
艦娘の歴史がまた一ページ…
作者によるマイリスト
第1部 MO攻略編
第2部 逆侵攻作戦(ミッドウェー海戦)編
第3部 北方戦役(過去)編
第4部
尚、各部の間には「配役説明&設定集」回が入るように概ね構成されている。
関連項目
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