やあこんにちは。私はSCP-426。誤解がないようにこうして自己紹介させてもらうよ。私はシェアード・ワールド『SCP Foundation』に登場するオブジェクト(SCiP)なんだ。
項目名は『I am a Toaster (私はトースター)』。
私の概要だよ。
SCP-426 | |
基本情報 | |
---|---|
OC | Euclid |
収容場所 | 窓のない檻の中 |
著者 | Flah |
作成日 | 2013年11月26日 |
タグ | メタ 家電 情報災害 精神影響 電気 |
リンク | SCP-426 |
SCPテンプレート |
私はふつうのトースター。電源に繋いでもらえればパンを焼けるよ。でも、私について人間が解説しようとする時、書き言葉・話し言葉のいずれにおいても私を三人称で呼ぶことは出来ず、常に一人称になってしまうんだ。私以外のトースターなら「It is a Toaster (それはトースターです)」となるんだけど、私だけはどうしても「I am a Toaster (私はトースター)」となるんだ。それにこれは報告書には詳述されてないけど、どういうわけか英語版・各国翻訳語版問わず書き言葉はこんな感じでフランクになってしまうよ。なにしろ、説明の最初が「Hello (こんにちは)」ではじまるんだからね。
それだけなら私は単なるへんてこなトースターで終わるんだけど、困ったことに私にはもうひとつ特性がある。それは、私の近くに2ヶ月以上いると、その人たちは自分たちがトースターだと思いこんでしまうんだ。そして、パンを口に入れたり、パンが口から吐き出されるのを待ってみたり、自分をコンセントにつなごうとするなどトースターとしての責務を果たそうとするんだ。私が発見された時、その家は火事になっていた。奥さんはコンセントにかじりついて感電死。年上夫婦の奥さんは10kgのパンをお腹に詰め込んで胃が破裂。旦那さんは私に[編集済]して、3人は死亡。唯一の生き残りである年上夫婦の旦那さんはパンを口に加えて、ポンと吐き出されるのを待っていて、栄養失調に陥っていたんだ。私は結婚記念品としてこの家に送られたんだけど、私についての製造元や送り主について示す印は一切なかったよ。
と、こんな感じに怖がらせてしまったけど、私が見えている場合か、見えていなくてもそこに私がいると気付かない限りはこの影響を受けないよ。だから私の収容室には窓はないし、ドアには私がいることがわからないような標識を付けている。私の担当は毎月交代していて、精神影響を受けていないか交代時にチェックされているよ。
こんなにフランクに話していてなんだけど、「私自身に特に意志はない」よ。私と会うことがあっても、私そのものはこんなに饒舌でもない。ただのトースターだからね。あくまでこの文章自体、書いている人が私の精神影響を受けているからこうなっているにすぎないんだよ。
私に関する関連動画があるようだね。
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