髪の毛を2つに結ぶだけという簡単さから、少なくとも18世紀のヨーロッパではすでに存在していた髪型である。それより古くにも似たような髪型をするものはいたほか、19世紀のアメリカの大学のアメフトの試合のチアリーダーの髪型もツインテールが多かった。
日本でも古くから「二つ結い」と呼ばれていた。1960年代には手塚治虫などがすでに特徴的に描いており、それ以降もマジンガーZなど漫画やアニメでちらほら登場の場を広げていた。1980年代には、ひみつのアッコちゃんやDr.スランプ アラレちゃんなど「幼女のあどけなさ」を演出する髪型として地位を確立する。
現在のツインテールの源流となったのは、少女向けの魔法少女アニメまたはアイドルアニメと思われる。魔法少女では魔法のエンジェルスイートミント(1990)、アイドルアニメではアイドル伝説えり子(1989)で葦プロダクション制作作品の主人公にみられる。その後1992年に連載開始した美少女戦士セーラームーンの主人公・月野うさぎだと言われている。成長した女の子が髪を2つに結んでいる姿は大きな衝撃を与え、のちに安室奈美恵やPUFFYをはじめとする女性アーティストの髪型にも取り入れられた。現在では2次元・3次元問わず、キャラ属性の1つとして認識されている。
現在では日本ツインテール協会なるものも存在し、2月2日を「ツインテールの日」と制定、日本記念日協会からの認定を受けている。また、11月22日は「いいツインテールの日」とされることもあるが、こちらは何らかの団体により定められたものではなく、ツインテールの日からの連想により自然発生したものと思われる。
なお、 "twin tail" は和製英語であり、本来はB-25のように垂直尾翼を2枚持った飛行機のことを指す。ドール業界では「ツーテール」という呼び方も古くから普及していたようだが、元々の人口が少ないためか、現在ではあまり見られなくなった。
由来自体は複数説があり、
信憑性が高いものは3番目と言われている。
なお、怪獣ツインテールの名前の由来としては二つ(ツイン)の尻尾(テール)とのこと。
日本ツインテール協会の研究によると、ツインテールは結び位置による3種類とテールの長さによる3種類の掛け合わせにより、すべてのツインテールは以下の9種類のいずれかに分類される。
ホーステール (ロングヘア) |
シュリンプ (ミディアムヘア) |
バードテール (ショートヘア) |
|
---|---|---|---|
ラビット・スタイル (耳より上に結び目) |
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レギュラー・スタイル (耳の近くに結び目) |
〈参考画像募集中〉 | ||
カントリー・スタイル (耳より下に結び目) |
この三原則から外れている場合、概ね別の呼称が存在します。
ーー「原理主義的ツインテール」より
この3原則に当てはまるもののみを「ツインテール」と呼称しようという提案がある。「原理主義的ツインテール」と「まぎらわしい髪型」がまとめられた画像を見たことがある人も多いだろう。
「概ね別の呼称が存在します」と書かれているものを、日本ツインテール協会の9分類をもとにまとめると概ね以下の通りになる(9分類において肩の存在は無視されているため、この表が完全に当てはまるわけではない)。
ホーステール (ロングヘア) |
シュリンプ (ミディアムヘア) |
バードテール (ショートヘア) |
|
---|---|---|---|
ラビット・スタイル (耳より上に結び目) |
原理主義的ツインテール | 「ピッグテール」:髪の束が肩まで届いていない場合 | |
レギュラー・スタイル (耳の近くに結び目) |
|||
カントリー・スタイル (耳より下に結び目) |
「おさげ」:結び目が耳より下の場合 |
もっとも、日本ツインテール協会もラビット・スタイルを「ツインテールの正統派」、ホーステールを「ツインテールの王道」と解説しているため、狭い意味に限定した場合の両者の認識は一致しているようだ。
ツインテールの一種とされることも、別の髪型とみられることもあるもの。これ以外にも、ティーンズ向けファッション誌では様々な名前が付けられていたりする。
男がするとこうなる
※ツインテールが作品名に含まれており、なおかつ大百科記事のあるもの。
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最終更新:2024/06/06(木) 18:00
最終更新:2024/06/06(木) 18:00
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